自信がもてない人も今日から変わる?!最高の生き方を探す自己分析の法
就活において、必ずと言っていいほど耳にする「自己分析」ですが、なぜそれが必要なのか、理解した上で取り組めていますか?
目的を持たずに取り組んだ物事はどこかで必ずと言っていいほど、やらされごとになってしまい、全く意味を成さないことが多いです。
就活をするのも、自己分析に取り組むのも、実際に行動するのは「あなた」です。だからこそ、あなたの取り組む姿勢が非常に重要になります。
この記事では、就活において、なぜ「自己分析」が必要なのか、他サイトでは語られない、僕が考えている本当の目的をお伝えしたいと思います。
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自己分析とは何か
いきなりですが、そもそも自己分析とは何なのでしょうか。
他サイトでは次のように語られています。
自己分析とは、「自分を探る」作業のことです。就活の際の自己分析とは、「どんなシゴトがしたいか」「どんなシゴトが自分に向いているか」「どんな会社に行きたいか」を認識・理解すること。
出典:コトバンク 自己分析
自己分析とは、自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析することで就活での『強み』を見いだすこと。
出典:マイナビ 新卒紹介
これは確かに間違ってはいません。
ただし、この理解のしかただと、うまくいかない就活生の方が多いです。
僕が見てきたなかでは、自分の人生に真剣で、真正面から自己分析に取り組んでいる人ほど、この定義で書いてあることを求めて自己分析をすると、ドツボにハマってしまいます。
だから、ここでは、もっと深くて、もっとやる気になって、就活でもっと圧倒的な成果を出すための、僕が考える自己分析の本当のことを伝えていきます。
しっかり付いてきてくださいね。
自己分析の本当の目的
自己分析の本当の目的とは、
・それを自分の言葉で定義して選択軸を定め、
・それを元に常に一貫した行動・選択すること。
です。
言葉にすると、なんでもないことですが、これを徹底的に実践したら、迷いがまったくなくなって、心から望むことをすべて実現できる、最高の人生を生きることができる、と僕は信じています。
それぐらい凄いことなんです。
それこそが、自己分析の本当の目的です。
これができれば、就活はまず間違いなくうまくいくようになると、経験上確信しています。あなたが心から「行きたい!」と思った会社の人たちが、あなたの言葉、態度に感動すらするようになることも不可能ではありません。
そして、これは、特別な人にしかできないのではなくて、誰にでもできることだと言いたいです。
むしろ、こうしたことをしっかりやり続けている人こそ、就活がうまくいくだけでなく、そこから先、社会に大きな貢献をして、凄い人になっているのではないでしょうか。
ちゃんと説明していきますので、ついてきてくださいね。
感情と価値観が自発的行動を引き出す
よく人には、「自燃性」「可燃性」「不燃性」の3種類がいると言います。
僕からみれば、人は誰もが「自燃性」です。ただ、自燃、つまり自発的に行動するにはポイントがあります。
それは、そもそも人は、自分が大事している「感情」や「価値観」が動いたときに、はじめて自発的に行動する、ということです。
そして、自発的に行動しているときにはじめて、人は、その人だけがもっている才能を発揮できるようになります。
たとえば、
- 「楽しそう!」だからやってみた。
- 「可愛い❤️」だからその洋服を手に取ってみた。
- 「悲しい…」だからお別れした。
これは例えばですが、何気ない行動や選択、全ての瞬間に、必ず感情や価値観が反応しています。しかもこれは、数え切れないくらいあるのです。
ただし、感情や価値観をどのように定義しているかは、人によって異なります。
「楽しい」の定義、「可愛い」の定義、「悲しい」の定義のしかたは、人の数だけ答えがあります。
たとえば「楽しい」で考えてみましょう。
とにかく笑うことが「楽しい」と感じている人は、休日に一日中お笑い番組を見続けることを選択するかもしれません。
挑戦することが「楽しい」と感じている人は、休日に旅行に行ったり、フルマラソンに挑戦する、という選択をするかもしれないわけです。
同じ「楽しい」という「感情・価値観」からくる行動でも、それをどう捉えるかで、全く違ったものになります。
だからこそ、自分がそれをどう定義しているかをハッキリさせることが重要になるのです。
感情と価値観の定義が選択軸になる
なぜ、自分の「感情・価値観」を自分の言葉で具体的に定義することが重要なのか?
それは、もし、感情、価値観が合わない環境を選択した場合、そこで働くひとたちが、お互いに才能を発揮できなくなってしまうからです。
例えば、ある就活生が「成長」という価値観を大事にしているとします。
彼は、「成長」を、「過去の自分と比べて現在の自分がより輝いていること。そのために常に何かを学び吸収しようとする姿勢でいること」と定義しているとします。
一方で、とある企業の人事の方が「私たちは常に成長し続けます!」と言ってるとします。
しかし、この企業にとっての「成長」とは「自分たちのやり方だけにこだわり、周りの意見は受け入れず、とにかく売上をあげること」を意味していたとします。
この場合、同じ「成長」という価値観を大事にしているとしても、「成長」に対する細かい定義・解釈が異なります。
そのため、表面的な言葉の一致だけで、もし一緒になってしまったとしたら、お互い不幸になってしまうわけです。
これが、価値観を共有できている場合、どちらも思う存分に才能を発揮できるような環境を得やすくなります。
先ほどの「楽しい」という価値観を元に考えてみましょう。
「とにかく笑うことが楽しい」という価値観を共有できていた場合、休日にお笑い番組を見て過ごしている時に、同じ価値観を共有する友人が、「この芸人も最高だから見てみなよ」教えてくれるかもしれません。
二人は、それによってさらに笑うことができます。
でも、「笑うことが楽しい」ではなく、「挑戦することが楽しい」、という価値観の人がそばにいた場合はどうでしょうか?
「いつまでゴロゴロしてるの?お笑い見てても何もならないよ」と一方的な批判しかされません。やがて、どちらも同じ場所にいることが辛くなっていきます。
批判し合い、お互いに、才能を無駄にしてしまうことになります。
共通の価値観があれば、お互いが「より良いものにするにはどうしたらいいか?」というスタンスで会話できるようになるのです。
二人はそれによってさらに笑うことができ、より楽しい瞬間を生み出すことができるのです。
こうやって、あなたの才能が自然と発揮できるような環境や仲間とは、どういうものか、がハッキリとわかるというのが、「選択軸を持っている」ということです。
一貫性が最高の環境と仲間を引き寄せる
このように自分の人生を最高に生きるための「選択軸を持つ」だけでも、十分に、素晴らしいことです。
でも、本当に目指して欲しいことは、もう一段上にあります。
それは、常に、この選択軸の通りに、一貫性を持った行動や言動ができるようになると、あなたにとって最高の環境と仲間が自然と引き寄せられてくる、という事です。
例えば、こんな人がいたとしたらどう思いますか?
立場や権力がある人にはへこへこしているが、部下やタクシーの運転手、コンビニの店員さんには横柄な態度をとっている人。
仮にこの人が超大手企業の部長さんだったとして、あなたは、彼に憧れるでしょうか。無理ですよね。
逆に、どんな立場になろうとも、相手が誰であれ、常に笑顔を絶やさず「ありがとう」と言える人、困っている時に人が見ていないときでも、陰ながら暖かい言葉をかけて、背中を押してくれる人。
この人がまだ部長という役職を持っていなかったとしても、あなたはきっと憧れを持ち、この人を応援したい、と思えるのではないでしょうか。
一貫性とは、性別が異なろうが、立場が異なろうが、環境が変わろうが、時代背景が変わろうが、いつ、どこで、どんな瞬間であっても、変わらない行動のことです。
何より、最高の環境と仲間を引き寄せるのは、こうした一貫性のある人だと思いませんか。
選択軸を定め、一貫した行動が伴ったとき、あなたが理想とする人生を生きるための最高の環境と仲間が向こうからやってくるようになります。
このように、自己分析の目的の本質は、あなた自身が理想とする最高の人生を生きられるようになることだと僕は言いたいです。
自己分析がどう就活に役立つのか?
それでは、この自己分析がどう就活に役立つのでしょうか。
まず、皆さんは「就活」とは何だと考えていますか?
- 働く場所を決める
- 自分に合う環境を見つける
- 企業と出会う
- 未来の自分を真剣に考える機会
- 自分探し
そうですね。
どれも間違っていません。でも、残念ながら、これらは自分目線で捉えた話です。
一度、企業の視点から考えてみましょう。
企業からしたら、就活は「採用活動」です。そして、企業の採用活動とは「投資」活動なのです。
次の記事でも少し触れていますが、お金だけで考えても、企業は、新卒採用ひとりに対して、採用から時間から教育から、すべて合わせると1千万から2千万円もの投資をしているのです。
これだけの投資をする以上、企業としては失敗できないと考えているでしょう。
・考えを共有できずにすぐ退職されたら?
・不平・不満しか言わない人だったら?
こうやってたくさんの不安があるから、それを全て解消したい、と考えて、いくつもの選考過程を通じて、あなたのことを投資対象として適正かどうか見極めようとしているのです。
こうしたことに対して、自己分析は最強の対策になります。
まず、自己分析は、企業の考えるリスクや不安を解消するための「武器」を与えてくれます。
これによって、あなたは、自分が「投資に値する人材」であることを、根拠を持って堂々と語れるようになることでしょう。
そして、あなたの能力や価値観、意志を明確に伝えられやすくなります。
さらに、自分が最高の人生を生きるために、何を求めているのか、どんな環境を必要としているのか、を具体的に伝えられやすくもなります。
次に、自己分析は、就活において、進路を決めるためにもっとも必要な「ブレない選択軸」を与えてくれます。
そして、次のようなことがハッキリと分かるようになるでしょう。
・どんな人達や働き方が理想の実現に近づくか。
・そのためにどんな環境がある企業がいいのか。
・具体的にどの企業の選考に進んだら良いのか。
自己分析は、就活においてもこんなにパワーがあるのです。
ぜひ、真剣に取り組んでみてください。
3年後、5年後、10年後に、絶対に、「やってよかった!」、または「やっておけばよかった…」と心から思えることになると思います、
誰もが可能性に満ちている
最後に、就活について考えてみましょう。
「内定取らなきゃいけない。」とか「30社以上エントリーしないといけない。」とか、果たしてこれは誰が決めたルールなのでしょうか。
いいですか?
就活は、あくまでも、あなた自身が理想とする生き方やあり方を実現するための、そして社会に出るための1つの手段、選択でしかありません。
そもそも僕自身、いわゆる世間一般の常識的なルートを歩んできていないので、大学生もやっていませんし、就活を実際にやったことがありません。
だから、日本の就活って、おかしいんじゃないかなと思う部分がたくさんあります。
そんな僕でも、みんなと一緒に就活に取り組む中で、「就活があってよかったのかな」、と思うことが1つだけあります。
それは、社会に出る前に、とことん自分と向き合える機会を強制的に与えてくれる、という点です。
この〈強制的に〉というのが非常です。
想像して欲しいのです。
もし、就活が存在していなかったら、あなたはここまで自分の過去と向き合い、自分自身が「何者なのか?」真剣に考えたでしょうか。この先「どう生きていくのか?」真剣に考えたでしょうか。
今後、この就活と同じような機会はあるのしょうか。
そう考えると、就活は、大変ですし、苦しいですが、だからこそ、あとで振り返った時に「この経験があるからこそ、今の自分があるんだ」と思えるようになるんじゃないかな、と僕なんかはそう思うのです。
「やりたいか、やりたくないか」で考えたら、やりたい人はあまりいないと思います。
ですが、この機会を逃すと、この先自分ととことん向き合う機会がほぼ0になる、と考えたらどうでしょうか?
「就活も案外捨てたもんじゃないかも」と思えるのではないでしょうか。
[自己分析]は就活で内定を取るためだけにやるものではありません。この先、あなたが理想とする人生、生き方を実現するために取り組むものであるはずです。
だからこそ「これで終わり」ではなく、この先も自己分析を通して、定期的に自分と向き合い、自分の生き方がぶれていないか、自分の心に蓋をして生きていないか、確認しながら、時に軌道修正して、理想を実現させていって欲しい、と思っています。
みながそうなること、それが、僕が目指している未来です。