リゼロ、ダンまち、劣等生…アニメ化された小説家になろう出身の人気タイトル、書籍化前から知ってましたか?
- 2017.10.04
- 作品紹介・分析
こんにちは!ナロラボです!
今回は小説家になろうのユーザーさんに「小説家になろう」に掲載されていたWeb小説が元で、アニメ化された作品について認知度調査をしてみました。
アニメ化されるほどの超人気作品を書籍化前から読んでいた人はどれくらいいるのか、それとも書籍化されてから知ったのか、はたまたアニメ化がきっかけかなのか……詳しく見ていきましょう!
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魔法科高校の劣等生
「魔法科高校の劣等生」は近未来現代異能バトル小説(ライトノベル)です。
2008年頃から「小説家になろう」にて連載がスタートし、
2011年12月に掲載が取り下げられるまでぶっちぎりの累計1位を死守していた化け物Web小説でした。当時ですらもう「異世界ファンタジー主流」の雰囲気はあったので異能力バトル小説が首位だったのは異様でした。
そんな「魔法科高校の劣等生」ですが、現在はライトノベルの王様「電撃文庫」から20巻を超える超人気シリーズとして発売されており、累計発行部数は790万部を突破! 今やライトノベル界を代表するタイトルとして知られています。
さて、本題のなろう作家さんが作品を知ったタイミングはというと、
はい、ほとんど4割近い方がアニメ化をきっかけに知ったとのこと。
Web小説連載当時から知っていたのは2割にとどまりました。
以前アンケートをとったときに45%以上の方が、なろうを使い始めたのは2015年~と言っていたこともあたので、自分的にはこんなものだろう、と予想していました。
中には「え、なろうで連載してたの!?」と驚いた方もいるんじゃないでしょうか。
※以下は該当するアンケート
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
「ダンまち」の愛称で知られる超人気ダンジョン冒険譚「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」
残念ながら管理人は連載していた時に読んだことがなく、当時の話をいっさい知らないのですが良作として一部で話題だったと友人から聞きました。(ソースが微妙ですいません!)
そんな「ダンまち」ですが、なんと第4回GA文庫大賞にて「大賞」を受賞。レーベルの目玉作品として売り出すべく超強力バックアップされた状態で売り出され、現在は累計発行部数800万部を突破する大ヒットシリーズに!劣等生に続き、今やライトノベル業界を代表するタイトルのひとつになりました。
GA文庫大賞で大賞作品が生まれたのはこの「ダンまち」だけ、というのですからすごいですよね・・・・・・
そんなダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかですが、なろう作家が知ったのは・・・・・・
はい、またも4割ほどの方がアニメ化がきっかけだという結果が出ました!Webに掲載されていたことを知っていた人の率も。ほとんど劣等生と同じですね。
ダンまちもWebに掲載されていた時代が結構前なので、連載版を知っているユーザーさんの方が稀有なのかもしれませんね。
Re:ゼロから始める異世界生活
昨年、普段ライトノベルを読まない層にまで名前が知れわたった「リゼロ」こと「Re:ゼロから始める異世界生活」。
完結が見えない壮大なスケールや、タイトルからは想像もできないほどのダークな展開が特徴のライトノベルです。
内容があまりにも昨今の流行からかけ離れており、Web上の人気にもかかわらず「書籍化不可能」とまで言われていた作品ですが、2014年よりMF文庫Jより書籍化。
2016年はアニメの大ヒットに加えて、「このライトノベルがすごい!2017」にて2位になりMF文庫Jさんの看板作品になりました! 累計発行部数は現在300万部を突破する超人気作品です。
そんなリゼロですが、どのタイミングで知られたかを調べると……
やはり、アニメ化後が4割程度でした!ダンまち、劣等生とほぼ同じ数字です。アニメの影響力ってすごいんですね。
ただ、リゼロは書籍化したのが2014年の1月と結構最近なので、書籍化前から追っていた方の数も、これまで一番多い割合でした。
この素晴らしい世界に祝福を!
「この素晴らしい世界に祝福を!」は通称「このすば」、昔Web版を読んでいた方には「祝福」という愛称で親しまれているファンタジーライトノベル。
アニメが既に第二期まで放送された超人気シリーズです。
これまで紹介した三作品よりもギャグ色の強い内容が特徴で、テンポの良い会話劇が魅力的です。キャラクター全てに個性があり、特にとても主人公とは思えない戦い方でこざかしく使う主人公や人によって推しが変わる魅力的なヒロインたちこそ、この作品の特徴です。
シリーズ累計400万部を超えるなど、これまで紹介した作品たちと並び今の時代を代表する人気ライトノベルシリーズと言えるでしょう。
そんな「この素晴らしい世界に祝福を!」を知ったタイミングで一番多かったのは
はい。当然アニメ化後、なんですけどこれまででその割合が一番最多になりました。投票数も多いですね。「このすば」も「え、あれもなろう出身だったの!」と驚かれやすいタイトルだと思います。
ログ・ホライズン
さて、ここからはハードカバーの作品に関する話題です。
まずは「ログ・ホライズン」。
現在もまだWeb連載が続いている人気シリーズ。こちらも既にアニメが第二期まで放映された超人気シリーズですよね。累計発行部数は100万部を超えています。
「まおゆう」の橙乃ままれ先生の二番目に書籍化されたWeb初の作品で「魔法科高校の劣等生」の名前が累計ランキング1位にあった頃は累計トップ10の常連作品だった思い出があります。
当時は、今よりもなろうで「VRMMO系作品(ログ・ホライズンは少し違う気がしますが)」の人気が高い印象があったのですが、ログ・ホライズンは中でも異質。
「メインは戦闘よりも知恵と知識を使ってゲーム内の社会問題を解決すること」というまさに「大人向けのVRMMO小説」と呼ぶにふさわしい作品だと思います。
そんなログ・ホライズンですが、なろうの作者さんが知ったのはというと
ほぼアニメ化以降です。比率としては「このすば」と同じくらい。
だいたいどの作品もこのバランスになっているのが面白いですね
オーバーロード
最後にアンケートをとったのは怪物的人気VRMMO小説「オーバーロード」
最初に連載されたのは「Arcadia」だったそうですが、途中からなろうでも連載をスタートしあっという間に大人気作品へと成長。
2012年からはエンターブレインにてハードカバーで小説がスタートし、現在累計発行部数400万部を越す大人気作品になりました。
「このライトノベルがすごい!2017」単行本・ノベルス部門では、なんと堂々の第1位を獲得。
今や2010年代を象徴するライトノベル作品です。
そんなオーバーロードですが、なろう作家さんが作品を認知したタイミングを調べてみると、
やはりほぼ4割の人がアニメ化以降、ほぼ20%の方が書籍化をきっかけに作品を知ったという結果になりました!
まとめ
以上でアニメ化作品に関する調査は終了になります。
分かったことはこのデータだと「ほとんどの作品は書籍化前から知っていた人は20%以下。書籍化で知ってる人が倍になり、アニメ化をきっかけに認知度は書籍化前の四倍になる」ということですね! 有名タイトルに関する調査などはこれまでしたかなかったので、また何かあれば調べてみようと思います。
番外編 「ラグナロク」
つい最近、作家の安井健太郎さんが自身の代表作品である「ラグナロク」を小説家になろうで発表されました。超絶ビッグタイトルのなろう登場に、Web小説家たちがざわつきました。まだまだなろう内では知らない方も多いみたいですが、今後に注目ですね!
ラグナロクを読んでみる!
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