米Amazon.comは9月20日(現地時間)、シアトルの本社キャンパスで開催した「Amazon Devices Event」で、音声アシスタント「Alexa」とスマートスピーカー「Echo」シリーズ関連の新製品を多数発表した。
この記事では発表された製品を簡単に紹介し、一部の製品については個別記事へのリンクを追加する。
日本でも販売している「Echo Dot」と「Echo Plus」、日本未発売のディスプレイ付き「Echo Show」の新モデルが登場した。これらはEcho Showを含め、すべて日本でも同日から予約を受け付けている(別記事)。
Echo Dot/Echo Plusは価格は据え置きの5980円/1万7980円、Echo Dotの先代モデルは「Echo Dot(第2世代)」として1000円引きの4980円で販売中だ。Echo Showの日本での販売価格は2万2480円。
「Echo Auto」は、Anker Innovationsの「ROAV VIVA」のように、車でAlexaを利用できるようにするための端末。カーチャージャーとしての機能はない。
シガーソケットに接続して専用アプリで設定することで、「Amazon Echo」などと同様にAlexaを使えるようになる。
Alexaを自動車自体に搭載する新車も増えているが、旧型の自動車でもEcho AutoによってAlexaを利用できるようになる。
8つのマイクを内蔵し、車内のノイズの中でも音声命令を聞き取れるようにした。
Echo Autoはまずは米国で招待制で販売する。販売価格は24.99ドル。
「AmazonBasics Microwave」は、Wi-Fiに接続してAlexaで命令できる電子レンジ。Alexaを搭載しているのではなく、Echoと接続して使う。
「Alexa、電子レンジで2分」とか「野菜の解凍」などと音声で命令できる。多数の調理用命令がプリセットされており、音声命令だけで調理できるという。
「Dash Replenishment」にも対応しているが、発売段階で注文できるのはポップコーンだけだ。
米国で同日予約開始で発売は11月14日。価格は59.99ドル。
「Echo Wall Clock」は、一見シンプルな壁掛けアナログ時計だが、Alexa経由でタイマーをセットできるデジタル時計だ。Alexaは搭載せず、EchoとBluetooth接続して使う。「Alexa、宿題をやる時間として40分のタイマーをセット」などと命令すると、LEDになっている目盛りを使ってカウントダウンし、セットした時間になると目盛り全体が点滅する。
米国での発売は“年内”の予定で、価格は29.99ドル。
「Amazon Smart Plug」は、スマートホーム家電の設定を簡易化する、コンセントにさすスマートプラグ。
スマートプラグは既に市場にあるが、このプラグに接続した家電のスマートホーム設定をAlexaアプリ経由で簡単にできるのが特徴としている。
米国で同日予約開始で発売は10月11日。価格は24.99ドル。
(別記事)
「Echo Input」は、米Googleの「Chromecast Audio」のように、既存のスピーカーに接続してスピーカーにAlexa機能を追加するガジェット。Echoシリーズ同様にファーフィールドのマイクを内蔵するが、スピーカーは付いていない。
スピーカーとは3.5ミリのオーディオジャックかBluetoothで接続するので、比較的古いスピーカーでも使える。直径80ミリ、厚さ12.5ミリで、重さは78グラム。
米国や英国で年内発売予定。価格は34.99ドル。
「Echo Sub」は、1台あるいは2台の「Echo」あるいは「Echo Plus」と接続できるサブウーハー。米国で同日予約開始、発売は10月11日。価格は129.99ドル。色はチャコール、ヘザーグレー、サンドトーン。
Alexa搭載のサードパーティー製スピーカーでもマルチルーム音楽再生が可能になった。
「Echo Link Amp」は60wのデュアルチャンネルアンプ内蔵のアンプで、「Echo Link」はアンプは内蔵せず、アンプに接続して使う。イーサネットと同軸ケーブル対応で、Echo経由でAlexaで操作する。
米国では“間もなく”発売。価格はEcho Link Ampが299.99ドル、Echo Linkは199.99ドル。
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