PS4『スパイダーマン』発売から3日間で世界累計330万本以上の実売達成。『ゴッド・オブ・ウォー』の記録を抜くSIE史上最速記録

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月20日、PlayStation 4向けオープンワールドアクションアドベンチャーゲーム『Marvel’s Spider-Man(スパイダーマン)』が、9月7日の発売から3日間で世界累計330万本以上の実売を達成したと発表した。これは、同社が販売したPlayStationタイトルとしては最速の記録になるという。この発表に対して、開発を担当したInsomniac Gamesや、「スパイダーマン」の権利元であるMarvelはファンへの感謝の言葉を述べている。

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『スパイダーマン』は、主人公のピーター・パーカー(スパイダーマン)のほか、メリー・ジェーンやメイおばさん、ノーマン・オズボーンといったおなじみのキャラクターが登場しながら、映画やコミックではこれまで描かれたことのなかったオリジナルのストーリーを採用。スパイダーマンとしてすでに数々の活躍を続けてきたピーターは、ひとりの青年として平凡な生活に戻ることを望むも、新たな敵の登場により、ニューヨークの街を守るため立ち上がる。ニューヨークを再現したオープンワールドのマップは、ウェブ・スイングによって自由に駆け抜けることができる。その爽快感や、コンボやガジェットを駆使した多彩な戦闘アクション、ストーリーテリングなど、本作の多くの要素が海外レビューにて高く評価された。

*アメコミを意識した多彩なオプションを備えるフォトモードも人気

本作の販売が好調であることは発売直後から伝えられており、日本では店頭にてパッケージ版の売り切れが続出したようだ。たとえばビックカメラの店舗在庫を検索してみると、本稿執筆時点でも、いまだ多くの店舗にて在庫なしとされている。またイギリスでは、発売翌日の集計で早くも週販首位を獲得(パッケージ版の売り上げ)。その売れ行きは、2018年にリリースされたタイトルの中で最速のペースで、発売から3日間で全世界累計310万本以上の実売本数を記録した『ゴッド・オブ・ウォー』の倍の勢いだったという(関連記事)。それはローンチを迎えたばかりの『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』を抑えて、依然チャート首位を維持していることからも伺える。

なお『ゴッド・オブ・ウォー』の上述の記録は、SIEワールドワイド・スタジオ制作のPS4タイトルとして過去最速の売れ行きだと当時発表されていた。Insomniac Gamesは独立したスタジオなのでこのカテゴリには当てはまらないが、いずれにせよ『スパイダーマン』はPS4のみならず、すべてのPlayStationプラットフォームを通じてSIEとして最高の記録を打ち立てた格好だ。また本作は、Marvel作品のゲーム化タイトルとしても最速の売れ行きだという(Eurogamer)。

本作の今後については、10月23日配信予定の「黒猫の獲物」を皮切りに、「王座を継ぐ者」「白銀の系譜」の3本のストーリーDLCが12月にかけて配信予定となっている。さらに開発元Insomniac Gamesは、今後「ニューゲームプラス」モードを実装する予定であることも明かしており(関連記事)、まだまだ本作の盛り上がりが止まることはなさそうだ。

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