THE ENTERTAINMENT DIARIES

はじめましてM&Oです。フリーランス。元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

森田剛の俳優としての存在感とアイドルとしての輝きは融合して無双となる

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何色にも染まらない森田剛という存在

こんばんは!M&Oです。

本屋に立ち寄ったらテレビガイド的な雑誌の表紙がV6で、その森田剛さんがカッコよすぎたので今回は森田剛さんについて書きます。自分の気持ちに正直にがモットーなので(笑)ふんわりしたオールバックな髪型の森田剛さんがカッコよすぎたせいです。

以前に森田剛さんの記事は何度か書かせて頂いていますので、書くのは初めてではないのですが、とてもまだまだ語りつくせていないので。

例えばこんな記事とか。。。

www.myprivatecomedy.net

今回は特に森田剛さんの俳優業にスポットを当てていきたいと思います。

 

皆さんもご存知のことと思いますが、森田剛さんの俳優としての評価は業界人からの評価も含めてめちゃくちゃ高いです。これはM&Oとしては至極当然のことと思っています。

テレビドラマで森田剛さんの演技を観たことある人は多々いらっしゃると思いますが、もちろんドラマでも森田剛さんは素晴らしい演技を見せてくれているのですが、そんなもんじゃない!あんなもんじゃないんです!!

ファンの方々はもちろん観たことがあるでしょう。

特筆すべきは舞台での森田剛さんです。

 

有名演出家が声を揃えて絶賛する俳優・森田剛

舞台にも精力的に出演し、蜷川幸雄いのうえひでのり、そして宮本亜門など名だたる演出家が絶賛する俳優、それが森田剛なのです。

 

藤原竜也さんを育てたことでも有名な巨匠・蜷川幸雄さんは舞台『血は立ったまま眠っている』で森田剛を起用した時に、

『森田君の武器は疎外感。世間との疎外感を体の中に持っている。現実社会の中に自分の居場所がない。あるフリをしても身体が正直に居場所がないと言ってしまっている。それはすごく得難いキャラクター。』

『評判通りいい。動きもいいけどとりわけ声がいい。馬鹿がつくほど純粋で、青くてナイーブで、愚かで、それ故の切なさがにじみ出ている』

と非常に高く評価していました。また、蜷川幸雄さんが他界された後に、イノッチ司会のあさイチに出演した際に、蜷川さんの話の時に涙をボロボロ溢していた森田剛さんの姿をM&Oは忘れられません。

 

また舞台『金閣寺』で森田剛さんを起用した巨匠・宮本亜門さんは森田剛さんの事をこう評しています。

『役者としてすごいという噂を聞いていたし舞台も観ていたけど、いい役者だよね。芯があって、何か違うと思ったら全部意見言うし、すごく楽しかった。』

『森田君の才能はすごい。絶対に世界で通用する才能だと思います。彼には人にどう見られるかとか、人にどう見せたいとかそういうものがない。それは最も必要なもので、彼は本当に舞台で存在している。』

舞台・金閣寺での森田剛さん

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『血は立ったまま眠っている』も良かったですが、個人的には『金閣寺』の方が好きです。森田剛さんのナイーブさがたまらなく愛おしく、しかし迫力も恐ろしいほどにあります。

 

そして新感線のいのうえひでのり森田剛を高く評価しています。新感線の舞台には何度か出演している森田剛さんですが、一気に開花したのは『IZO』でしょう。そして『鉈切丸』ではもう他にこの年代でこの役を演じられる役者はいなのではいかという姿を見せつけました。

いのうえひでのりは役者・森田剛をこう評しています。

『昭和の俳優の匂いがする。アウトローな、ショーケンさんとか松田優作さんとか勝新さんとかその辺のいい意味での不良性を持っていて孤独の匂いがする』

『元々役者としていいものを持っていた。けど『IZO』は森田剛の感性や佇まいを活かした芝居だったし、当時は彼もまだ勢いでやっていたところがあったと思うんです。でも彼は変わった。セリフ術とかいわゆる役者としてのスキルも身につけていた』

宮本亜門さんの金閣寺を観た時に、完全に森田剛が舞台をコントロールしていて、こんなことまでできるようになったのかと驚いた』

舞台・鉈切丸の森田剛さん

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この舞台は本当に役者森田剛ここにあり!!!っていう感じがバシバシ伝わってくる舞台で、ただたた圧倒されます。耳にした噂ではジャニーズ事務所内で、勉強のために都合のつく人は観に行くようにというジャニーズのタレントに指令が出たとか・・・。それが真実かはわかりませんが、あってもおかしくないと思わせる舞台でした。

再演しないかな~!!って心から思います。してほしい・・・。

 

M&Oの特に好きな森田剛さんの舞台を挙げましたが、他の舞台でも毎回高い評価を受け絶賛されています。

ドラマでももちろんいいんだけれども、なんとか森田剛さんの舞台での姿をもっともっと多くの人に観てもらいたいと強く思います。これは藤原竜也さんも同じですが。

 

『ヒメアノ~ル』で魅せた狂気 貴重で稀有な俳優・森田剛

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こちらは舞台よりも手軽に観れる映画という事もあり、観た方々も多々いらっしゃるのではないでしょうか。

映画『ヒメアノ~ル』

あれ?M&Oはこの映画のレビュー書いたっけかな。。書いてなかったら今度書きます!!

この映画での森田剛さんのすごさと言ったらもう・・・匹敵する言葉が見つからないほどです。

本当にすごいんです。この作品での森田剛さんって、余計な事しないんです。余計な芝居を一切していないのに、狂気がものすごく出ているんです。これを表現できる役者ってホントに少ないと思います。というかいるのかな・・・すぐには思い浮かばないです。それぐらい森田剛さんのしている演技はクオリティが高いんです。

その中にも優しさや主人公の境遇などもしっかり含まれていて・・・とにかくリアルなんです、森田剛さんの作り出す人物は。

 

アイドルとしてデビューした後も、典型的なアイドルにはなれなかった森田剛さん。結果的に新しいアイドル像を作り出したわけですが、順応しなかった、順応できなかったからこそ、今の森田剛さんがいて、これだけの類まれな俳優になっているのだとM&Oは思います。どこか居心地の悪そうな、人に媚びる事のできない、でも心から楽しければ思いっきり笑って楽しむ、正直にしか生きれない不器用さ、そういった部分が森田剛さんのカッコよさだと思うし、俳優としても、アイドルとしても、森田剛さんの魅力だと思います。

                                M&O