糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの

09月19日の「今日のダーリン」

・ぼくは18日の深夜に大阪に入りますので、
 おそらく、みなさんがこれを読んでいるころには、
 阪急うめだ本店の「生活のたのしみ展」会場にいます。
 阪急うめだ本店で「出張巡回展」をやろうと決めたのは、
 もうずいぶん前のことなんです。

 これまでも、ご縁のあった阪急うめだ本店さんから、
 大阪で「生活のたのしみ展」をやりませんか
 というご提案をいただいて、
 検討やら下見やら相談やらをくりかえして、
 やっとこの日を迎えられたというわけです。

 「ほぼ日」が、なにかお誘いいただいたときには、
 だいたい、こんなふうに考えます。
 「それは、こちらからお願いしてでもやりたいことか」
 と、いったん提案をひっくり返してみるのです。
 「阪急うめだ本店で、生活のたのしみ展をやりたい」と、
 ぼくらのほうがお願いをすることを想像します。
 「もうちょっと、よく知ってからかな」とか、
 「お相手があんまりやりたくないなら無理だな」とか、
 よく考えて、ご遠慮するか、引き受けるか、それとも、
 もうちょっと話し合うかを決めます。
 「お願いしたい」となったら、頭を下げてお願いします。
 ずいぶん生意気なように思う人もいるかもしれませんが、
 いっしょに組んでやる以上は、
 「頼まれたからしょうがない」でやるのはダメです。
 こちらからも「やりたいこと」だから、真剣になります。
 今回、「やりたいです」と決める前も決めてからも、
 大阪で東京で、ときには京都で、何人もの関係者が
 お会いして話し合って、実現に向けて歩んできました。
 阪急うめだ本店(うめはん)のチームは、ほんとに
 信頼のできる、誠実でしかもおもしろい人たちで、
 「ほぼ日」の乗組員たちも大好きになっていました。

 来てくれた人も、遠くでながめてくれてる人も、
 そしてそれぞれのお店、作家さん、アルバイトさん、
 きっとみんなによろこんでもらえるような、
 たのしい6日間にできると思います。
 ぼくも、生まれて初めて大阪に1週間、毎日います。
 東京から遊びにくるという友人なんかもいますね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
おもろいギャグとか言えなくても、カンニンしたってやー。