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6.5インチ画面の iPhone XS Maxと、6.2インチのニンテンドースイッチ。画面が広いのはどっち?縦横比と画面占有率の話

僅差でSwitch

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歴代 iPhoneでもっとも広い画面を誇る最新モデル、iPhone XS Max は9月21日発売です。

「小さいほう」しかなかった iPhone Xを仕方なく一年使ってきた隠れ大画面派はもちろん、悩んだ末あえて Plus を選んだデカスマホ好きも待望のモデルですが、縦横比が縦長になったこともあり、対角で表記した画面サイズは迫力の「6.5インチ」。

インチ数だけ聞けばややたじろぐ数字です。そこで今回は iPhone XS (5.8インチ、縦横比 19.5:9)、iPhone XS Max (6.5インチ、縦横比同じ)の実機と、iPhone 8 / 8 Plus、さらにSEなど歴代iPhoneを一堂に集め、縦横比の変更やナローベゼル化で変わってきた画面の情報量と実際の持ちやすさ、画面占有率の関係についてお伝えしたいと思います。

......思いましたが、歴代iPhone集合比較はすでに掲載済みでした。こちらの「大画面の「iPhone XS Max」にこだわるワケ」をご覧ください。



急遽予定を変更いたしまして、6.2インチ画面のニンテンドースイッチと並べてみる企画をお届けします。理由はたまたま手元にあったから。だけでもなく、対角だけでは新 iPhone より大きいのか小さいのかピンとこない6.2インチ液晶ディスプレイを採用することから。

とりあえずは写真をどうぞ。上は iPhone XS、手前が iPhone XS Maxです。



ごらんのように、対角が「6.2インチを上回る6.5インチ」だからといって、ニンテンドースイッチ本体部分より一回り大きいオバケスマホというわけではありません。

XS Maxのほうが長辺はやや長い一方、短辺は1cmほど短く(細く)、表示面積はほぼ同じ。僅差でSwithのほうが広い程度です。

(スイッチは約105平方cm、iPhone XS Maxは約103平方センチ。厳密にはノッチや角が丸いだけもう少し減ります)

もちろんピクセル数と表現できる色域などを含めた情報量では、iPhone XS Maxの画面が圧倒的ではありますが、使い方も価格も違う製品なので、画面サイズと縦横比の参考だけで並べています。

「アスペクト比」や「縦横比」の概念がある人、2:1を超える縦長スマホのトレンドにキャッチアップしている人、あるいはテレビが4:3から16:9になった頃の混乱を覚えていれば当然すぎることながら、スマホを毎年買い換えるわけではない世間的にはいまだに「iPhone 8は4.7インチ、iPhone XSは5.8インチ。iPhone 6/ 7/ 8 Plusでも5.5インチだったのに、今回の iPhone XS Maxは6.5インチに巨大化」と聞かされて、画面サイズだけでなく本体も大型化したような印象を持つ人が少なくないようです。

特に Plus 対 Maxでは、「Plusでギリギリだったのに6.5インチなんて無理!」という反応をよく見聞きします。しかし実際には、Switchとの比較の例のように縦横比が違う対角インチ数で比べても無意味。

また本体前面に占める表示領域の割合、つまり余白が広いか狭いかを示す「画面占有率」では、iPhone XS Maxが約85%であるのに対して、iPhone 6/7/8 Plusは約67.5%。

結果として、超巨大スマホのように言われる iPhone XS MaxはPlus系より2割以上画面が広い一方、本体の縦横サイズはわずかながら小さくなっています。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

iPhone 8 Plus 158.4 x 78.1mm
iPhone XS Max 157.5 x 77.4mm

昨年のiPhone X発表時には、iPhone 8から本体は少ししか大きくなっていないのに、ディスプレイ面積はずっと広くなった、と表現せざるを得ませんでした。しかしPlusとMaxではシンプルに「小さくなったのに画面はずっと広い」が成立します。

ただし、厚みはMaxのほうが0.2mmだけ厚く、重さも iPhone 8 Plusの202gを更新して208g、歴代さいおもになりました。



というわけで、縦横比やら画面占有率の急激な変化で「インチ数=画面の広さ≒端末の大きさ」はもはや成り立たないものの、少なくとも Plus 系を許容できていたユーザーならば、持ちやすさの点では安心して iPhone XS Max にアップグレードできます。

また、かつてはPlus系だけデュアルカメラなど性能差がありましたが、XS / XS Maxについてはサイズと重さとバッテリー以外の性能はほぼ同じ。純粋に画面のデカさ本体の持ちやすさだけで悩んで決められます。



今年からX系デビューを検討するかたのため蛇足。面積では圧倒的に広くなったはずの iPhone X / iPhone XS Maxで、16:9向けゲームを起動したところ。画面下の余白と横棒に注目。

細長いため左右に余白ができるのはともかく、スタートボタンがなくなったiOSのスワイプナビゲーションと「セーフエリア」の存在のため、下にも余白がありさらに狭くなってしまうアプリもあります。

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