ZOCもお披露目!大森靖子の生誕祭、LIQUIDROOMで大勢のファンが祝福

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大森靖子(Photo by Masayo)

大森靖子(Photo by Masayo)

大森靖子のライブイベント「大森靖子生誕祭」が9月18日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

毎年自身の誕生日に生誕企画を行っている大森。今回は下北沢GARDENからLIQUIDROOMへと舞台を変え、より大規模な会場での実施となった。

まず最初にライブを行ったのは、大森とは10年以上の付き合いがあるジョニー大蔵大臣(水中、それは苦しい)。休みなくギャグを飛ばすMCを挟み、夏休みの自由研究をテーマにした新曲「じゆうけんきゅうのめがみ」、アコースティックギターのソリッドなカッティングが映える「おっと!オトタケ」といったナンバーでフロアを温めた。続いてはジョニー大蔵大臣と同じく、毎年大森の生誕祭に出演しているぱいぱいでか美がステージへ。吉川友とコラボした「最高のオンナ」をソロ用にアレンジして披露したほか、2014年に大森プロデュースのもとリリースされたシングル曲「PAINPU」を、伸びやかな歌声と軽快なダンスを交えてパフォーマンスした。

3番手には大森が“共犯者”を務める新グループ、ZOCが初お披露目となった。1曲目に届けられたのは、ライブ当日にMVが公開された「ZOC実験室」。大森のライブのバックダンサーを務めてきた私。による振り付けで、7人はパワフルかつ息の合ったステージングを展開した。彼女たちは自己紹介を行ったあと、「ピンクメトセラ」では優雅なダンスを行いながらステージを闊歩。初ライブながら堂々とした佇まいを示し、大歓声に包まれながら出番を終えた。

トリを務めた大森は、バックバンドのシン・ガイアズを率いて演奏を開始。「Over The Party」「非国民的ヒーロー」など、前半からコール&レスポンスが行われる楽曲をメインに披露し、一気にファンとの一体感を高めていった。「イミテーションガール」のあと、大森は「今日、急に声が出なくなってしまって……」と本番前の様子について触れ、「でも、みんなの笑顔を見たら面白くなってきて! 声が出て本当によかった!」とフロアの温かな雰囲気のおかげで復帰できたことを明かし、穏やかな表情を浮かべていた。

大森は自身のライブにて、毎回ステージに鎮座しているクマのぬいぐるみ・ナナちゃんを紹介したのち、彼女のテーマソング「7:77」をライブで初披露した。さらに「POSITIVE STRESS」を作曲者・小室哲哉の制作した原曲に近いアレンジで演奏したりと、生誕祭ならではの特別なサプライズを次々と届けた。このほか「絶対彼女」では大森の「ダイエット!」というコールを合図に全員でジャンプしたり、ライザップのCMふうのBGMが合間に流れたりと、コミカルなアレンジが展開されるシーンもあった。

ライブが後半に差し掛かると、大森は「今日は誕生日ー!って感じの内容で、これもするしあれもするし……っていっぱい考えて、それができてるのがすっごい幸せです! ありがとうございます!」と集まったファンに感謝を述べた。その後大森たちは「流星ヘブン」「君に届くな」といったナンバーで幻想的なムードを演出。ラストナンバーとなった「死神」では大森がスタンドマイクを目一杯伸ばし、観客たちの声を拾うようフロアへと差し出してフィナーレを盛り上げた。ライブ終了後もアンコールは止まず、大森は再び舞台へ。そして記念撮影を行い、「愛してるよー!!」とオーディエンスに向かって語りかけ、ステージをあとにした。

大森靖子生誕祭
2018年9月18日 LIQUIDROOM セットリスト

ジョニー大蔵大臣

01. 仕上げはおじいさん
02. じゆうけんきゅうのめがみ
03. おっと!オトタケ
04. 芸人の墓

ぱいぱいでか美

01. タイムカプセル
02. 最高のオンナ
03. 桃色の人生!
04. PAINPU

ZOC

01. ZOC実験室
02. ピンクメトセラ

大森靖子&シン・ガイアズ

01. GIRL'S GIRL
02. Over The Party
03. 非国民的ヒーロー
04. イミテーションガール
05. 7:77
06. ミッドナイト清純異性交遊
07. POSITIVE STRESS
08. マジックミラー
09. 絶対彼女
10. 流星ヘブン
11. 君に届くな
12. 死神

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