2018年9月19日、ダウンタウンの松本人志がプロデュースの新番組、『FREEZE』がAmazonプライムビデオで配信されました。
Amazonオリジナルビデオ『ドキュメンタル』に続く第二弾『フリーズ』のルールは、「絶対に動いてはいけない」こと。
8人の参加者が「氷の塔」で様々なイベントが起こるなかで動かないように耐え抜く、そのリアクションを楽しむ企画です。
出演者や企画の情報、配信開始されたばかりの第1話を実際に見てみた感想を、「初見でも十分楽しめる程度にネタバレあり」で書きました。
(19時追記。本記事では、敬称を省略しています。)
Amazonオリジナルビデオ『FREEZE』とは?
『FREEZE』とは、ダウンタウンの松本人志が主演・企画した、Amazonプライムビデオ限定の動画です。
松本人志が繰り出す、ドキュメンタルに続く新企画。
8人の参加者が「氷の塔」へ集結。その塔の中で起こるすべての出来事に驚くことなく、戸惑うことなく、微動だにせず耐え、動かなかった者だけが、塔の頂上を目指すことを許される。
必要なスキルはなし。ただ動かなければいい。
しかし、想像を絶するナンセンスで過酷な試練が参加者を襲う!精神と肉体の限界を超え、動かずにいられるのは誰だ!?
テレビ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の「笑ってはいけないシリーズ」は、特に年末特番が大人気ですが、「~~してはいけない」という雰囲気が似ていますね。
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『FREEZE』の出演者8人とは
出演者の芸能人は、全員が芸人という訳ではないんです。
鈴木奈々、ボビー・オロゴン、岩尾望 (フットボールアワー)、藤本敏史 (FUJIWARA)、諸星和己、しずちゃん (南海キャンディーズ)、クロちゃん (安田大サーカス)、ダイアモンド✡ユカイの8人。
男女混合で、普段からリアクションが大げさな人もいれば、クールな印象の人もいます。
芸人だけではなく元アイドルからロックシンガーまで揃う、異色なメンバーで、始まる前から期待できますよね。
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『FREEZE』第1話の内容・情報
第1話 『FREEZE』のタイトルは「未知なる戦い」
何が来る!?迫る恐怖に動かず耐える8人の挑戦者。
密室に漂う煙、爆音、そして予測不能の仕掛けは頭上からも襲いかかる!
思わず悲鳴をあげる者、笑いを堪え切れない者…限界まで追い詰められていく中、想定外の強さを見せる者が現れた。
第1ステージの脱落者は2名。生き残るのは誰!?
紹介文を見る限り、初回からぶっ飛ばして面白い仕掛けをしてくれそうですね。
ここからは、実際に動画を見た感想になります。
「どの出演者がどうなった」という具体的なネタバレはありませんが、企画のルールや室内の様子、どのような仕掛けが起こるか、などのネタバレはあります。
「まったく何も知らない状態で視聴したい」という方はご注意ください。
動画が開始した直後、このような画面が表示されます。
出演者の8人は、順番に「氷の塔」とよばれる部屋に入り、半円を描くようにイスに座ります。
腕に心拍計を装着しており、リアルタイムで常に心拍数がわかるので、出演者の緊張したり驚いたりする様子が数値でもわかります。
初回なので、ルール説明がなされます。
別室でモニタリングしている松本人志が、
- 「FREEZE」と合図をしたら、全員は行動をやめて静止状態になる。
- 「RELEASE」の合図がかかるまで、静止状態をキープしなくてはならない。
フリーズ中は、腕組みをして、表情を変えず、喋ってもいけない。
始まる前から、参加者たちの動揺を隠せない様子が伝わります。
そして、「一番動かなかった人には、賞金100万円」とアナウンス。
普段はリアクションが大事な芸能人にとっては、「何もしなければ大金を得られる」という面白い状況です。
最初に登場するのは、大量の白い煙を放出する、ナゾの装置。
よく見ると、中央に小さな球があり、ゲームやアニメの爆弾のように火のついた導火線がどんどん短くなっています。
もう少しで火が中心に到達しそう……という所で、導火線の動きが急に止まり……?
悪だくみは止まらず、竹刀が高速で回転するマシン、恐ろしい模型の着いたドローンなどなど……。
『FREEZE』第1話の感想・レビュー
以下は『フリーズ』を実際に視聴した私の感想です。
企画は魅力的、出演者のチョイスもなかなかで、動画の内容としても全体的に予想を超える仕掛けが用意されており、面白かったです。
松本人志の『IPPONグランプリ』などの番組と同様、「松ちゃんが別室でツッコんだりゲラゲラ笑ったりしている」構成が好きな人は、『フリーズ』もハマるでしょう。
構成やカメラワークも考えられており、緊張感のある場面に入り込めるのも、良いポイントです。
笑える場面についてはネタバレになりますし、実際に見てもらえば分かるので、個人的に気になった点について3点ほど書きます。
アンフェアさがある
実際にはカットして面白いシーンのみを使用しているだけかもしれませんが、メインターゲットにされる回数が人によって異なります。
松本人志が「〇〇(人名)にいってみよう」と独断で指示するシーンがあり、その場の雰囲気で決定しているようにも思えます。
元々リアクションの大きい人はターゲットにされなくても反応しますし、そうではない人たちは狙われてもビクともしないので、判断としては正しいのかもしれませんが、少し不公平に感じましたね。
次に、この第1ステージでは2名の脱落者がでますが、判定基準があいまいです。
おそらく、松本人志やスタッフ達が決定したのでしょうが、個人的には「その二人なの?」と驚きました。
あくまでも賞金がかかっているゲームなので「心拍数を比較する」「一般の観覧客をまねいて投票させる」など、もっと納得できる方法を提示しても良かったのではないでしょうか。
笑えない危険なシーンがある
最初の注意書きにもあったとおり、様々な企画は専門家の監修のもとでセッティング・シミュレーションされているそうです。
コンプライアンスが重視される時代なので、この『FREEZE』も出演者の安全性には十分に配慮されているのは分かります。
ただ、一度だけ「本当にケガしちゃうんじゃないの…?」と思う場面がありました。
(ご覧いただければ、どのシーンのことを指しているか分かるでしょう。)
私たち視聴者が「怖い!」「痛そう!」くらいに思える映像は笑いにつながりますが、「これは危ないのでは…」となってしまうと、気持ちは途端に冷めてしまいます。
危険なことに挑戦することもリアクション芸の一つだとは思いますが、こちら側が引かない程度に留めてほしいですね。
心拍数の計測が活かされていない
参加者の心拍数をリアルタイムで計測していると紹介したのに、いざ企画が始まったら心拍数について全く触れられませんでした。
常に全員分を表示しなくても、せめて仕掛けのターゲットになっている時だけでも心拍数を見せてくれたら、より臨場感が伝わって面白くなるのでは、と感じました。
(『FREEZE』のゲームが始まってから字幕などは一切表示されないため、生の映像を楽しんでほしい、というメッセージなのかもしれません。)
おわりに、感想まとめ
今回は、Amazonプライムビデオ限定『FREEZE』の出演者や企画の情報と感想について書きました。
視聴する際には、参加者と同様にイスに座って腕を組み、イヤホンやヘッドホンを着けてみると、より楽しめるでしょう。
Amazonプライム会員の人で、松本人志のお笑いが好きな人は、ぜひ見てみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上、9月19日配信 松本人志のアマゾン新番組『FREEZE』が面白い!感想・レビュー (ネタバレ若干あり) でした。