https://anond.hatelabo.jp/20070826235204
これを読んで影響を受けたので書く。
俺は、父親ブルーカラー労働者、母親底辺パートの家に生まれた。
両親は子供の教育に関心がなく、子供とコミュニケーションも取らず基本ぼーっとTVを見ている人達だった。
朝食や夕食もたまに出るくらい。
家に本なんて一冊も無かったし、雑誌や漫画すらなかった。あるのはTVだけ。
俺が育った街は荒れていた。
小学生の時、俺の友達は金髪でスカジャン着ててタバコ吸ってたり、大麻を売りさばいて家の生活費を稼いでいた。
中学の時は、塾に行ってて成績がいい人もクラスに1~2人いたけど、彼らの家は裕福で、金が無い俺の家とは違う。
荒れている学校だからか先生も生徒に期待せず、淡々と棒読みで教科書を読んで終わり。みたいな授業が多かった。
学校の勉強が良く分からないまま、名前を書けば入れるような底辺高校に入学した。
高校入学後、色々あって、先生に勧められて学校の勉強をやることになった。
それまでは、
大学は東大くらいしか知らなかったし、三年じゃなくて四年あることや学部というものがあるということも知らなかった。
三周するとか、〇△×をつけて身についていない問題を集中的に解いていくとか。
書くよりも口を使って暗記したほうが効率がいいとか。
そもそも学校の勉強をすることで良い大学に行けて選択肢が広がる、年収が高くなるということすら知らなかった。
学校の勉強が何の意味があるのか、どんな価値があるのか全く知らなかった。
そもそも大学進学なんて金持ちの子供がするもので俺には関係ないと思ってた。
周りを見渡しても大学を出た大人なんていなかった。いるのはブルーカラー労働者かアウトローだ。
要は何も知らなかったし、知らないことも知らなかったのだ。
そんなこんなで、高1で中学範囲、高2高3で高校の範囲を学び、中の上くらいの大学に何とか入れた。
出来の悪い俺としては上出来だと思う。
大学は奨学金も借りたし、バイトも沢山した。大学の勉強に意味があったのかは微妙だけど、
でも、知らないことを知るのは楽しかったし、中流以上の家庭で育った人達と関わることで視野が広がったと思う。
親の学歴や持っている情報や教育意欲格差が子供の人生を決めるって記事がよくバズるけど、その通りだと思う。
でも、今はネットがあるし、子供に人気の高学歴ユーチューバーも増えてきてるから、子供の情報格差は縮まってきてるんじゃないかな。
底辺高校に入るまで、努力をすれば上の階層に行けるなんて思いつかなかった。
努力=とにかく頑張る
勉強のやり方を学び、コツコツ学んで将来の年収を高めるという発想が当時の俺にはなかった。
貧困層には努力の仕方を知らずに、劣悪な環境に置かれて無力感に苛まれている子供が多いんじゃないかと思う。
努力しても上の階層には行けないよ
似たような感じだったので親近感覚えた ヤンキー中学でガラス割ったりタバコ吸ったりしてる奴が日常茶飯事でいたり 高校では周りが塾や予備校行かせてもらってる中自分で頑張るしか...