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“金魚電話ボックス”美術家が「盗作」と大和郡山市の商店街を提訴
更新:2018/09/19 12:07
電話ボックスを金魚の水槽に見立てたアート作品の著作権をめぐり、原作者だと主張する男性がこの作品を設置した奈良県大和郡山市の商店街を相手取り裁判を起こしました。
この問題は、金魚の町で知られる大和郡山市の商店街で人気を集めていた“金魚電話ボックス”について、福島県の美術家・山本伸樹さんが「自分の作品と酷似している」と主張したことに端を発します。商店街側は「著作権は侵害していない」としながらも、トラブルを避けるため今年4月、撤去しました。
山本さんは19日、「商店街側は未だに著作権侵害を認めていない」として、著作物使用料など330万円余りの支払いを求める裁判を起こしました。
「著作権を侵害されて苦悩している美術家は私の周りにも少なくありません。多くの場合、泣き寝入り状態です」(現代美術作家 山本伸樹さん)
商店街側は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。