奈良の“金魚電話ボックス” 美術作家が提訴[2018/09/19 11:54]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000136527.html

 奈良県大和郡山市の商店街が設置した電話ボックス型の金魚の水槽を巡り、福島県の美術作家が著作権を侵害されたとして提訴しました。

 訴えを起こしたのは現代美術作家・山本伸樹さん(62)で、商店街側に330万円の損害賠償などを求めています。訴状などによりますと、大和郡山市は金魚の産地として知られ、2014年に市内の商店街が電話ボックスに金魚を泳がせたオブジェを設置しました。原告の山本さんはその16年ほど前から金魚などを入れた電話ボックス型の水槽を制作していて、著作権が侵害されたと主張。商店街側は今年4月にオブジェを撤去しています。提訴後、山本さんは「協調を模索したが、残念」と話し、商店街側は「訴状が届いていないので、コメントできない」としています。