俺にさ、向き合いたくない過去と欠点を突かれて逃げ出す奴の捨て台詞の共通点に、“最後に寛容さを見せる”ってのがあるのね。
「今村の幸せを祈っている」
「兄貴の成功を願っている」
俺は既に幸せだし、デザインで自分で十分満足いくくらいの成功を収めてるから、お前らにそんな事を言われても困惑するだけなんだわ。
お前らなぁ......そうやって本当に思ってる事を隠して、他人も自分も誤摩化して嘘吐いて生きてるから駄目なんだよ。
だから、幸せになれない。
満足のいく幸福なセックスが出来ない。
朝から晩まで他人にこき使われてる。
しょうもない女に捕まって満足してる振りをしてる。
子どもくらいしか自分を慰めるものがない。
ほんと、どうしようもないな。
自分に正直になれよ。
自分のしょうもない生活を、自分じゃない誰かや何かのせいにすんなよ。
怠けるな。
自分と向き合え。
自分自身の人生を生きるには勇気がいる。
失うと感じる事も多い。
何を言っているか分からないだろう。
お前らの抱えている悩みや不満なてこちとらとっくに経験して通過して克服済みでさぁ......馬鹿と餓鬼と畜生には言っても分からないのは仕方ないけどな。
まぁ、せいぜい頑張れ。
願わくば、家族もろともさっさと死ね。