”関西生コン支部” セメント出荷妨害などで幹部ら「16人逮捕」警察は組織的な犯行も視野に捜査へ
09/18 20:02
出荷妨害の被害は少なくとも2150万円に
トップに続き幹部ら16人を一斉逮捕です。関西生コンクリート業界の労働組合の幹部らが、運送業者のセメント出荷を妨害した疑いなどで逮捕されました。
【記者】
「七牟礼容疑者の身柄が大阪府警の捜査員に連行されます」
運送業者がセメントを出荷するのを妨害した疑いなどで逮捕されたのは、労働組合「連帯ユニオン」関西地区生コン支部の副執行委員長、七牟礼時夫容疑者(52)ら16人です。
その妨害の実態とは…これは去年12月に大阪市港区の工場の前で撮影された映像です。セメントを積んだトラックの前に、「連帯ユニオン」の組合員が立ちはだかり、出荷をさせないようにします。
妨害は3日間も続き、被害は少なくとも2150万円にのぼります。警察によると、七牟礼容疑者らは工場に出入りしていた運送会社に、特定の協同組合に加入するよう要求。捜査関係者などによると、その協同組合からはセメントを1トン運ぶにあたり、100円の金が連帯ユニオンに支払われていたということです。
連帯ユニオンはトップの武建一容疑者も滋賀県の工場建設をめぐり、特定の協同組合に加入している業者を使うよう、商社の男性を脅した疑いで逮捕されています。警察は、組織的な犯行も視野に調べを続けています。