2023年までに仮想現実(VR)システムが広く普及していることを期待しよう。SpaceXの月ミッションが計画通りに進めば、誰もが目を見張るバーチャル月旅行をしたいと皆思うだろうから。
SpaceXを創設したElon Musk氏は米国時間9月17日、SpaceXの月周回旅行に代金を払う初めての乗客として、日本の起業家で億万長者の前澤友作氏を紹介した。この発表後も、Musk氏は大興奮している。
Musk氏は18日、ツイートを投稿し、この月旅行は高解像度のVRでライブ配信されると宣言した。
詳細には触れていないが、Musk氏は次のように書いた。「光速よりも数秒遅い世界をリアルタイムで体感する感じになるだろう」
Musk氏は、SpaceXが中継衛星を利用することで、月の裏側にある通信不能な場所に対処するのかどうかを問われ、こう答えた。「その通り。それまでに『Starlink』は稼働しているはずだ」
Starlinkは、SpaceXの野心的な計画で、衛星を利用した地球規模のブロードバンドサービスを目指す。同社は2018年に入り、Starlink用の試作衛星2基を打ち上げた。
前澤氏は17日、SpaceXが月旅行に利用したいと考えている、まだ開発中の「BFR」宇宙船で売り出された座席すべてを購入したと発表した。同氏は、ミュージシャン、建築家、ライターを含むアーティスト数人を同行させるつもりだと述べている。
Musk氏は、背景に宇宙が見えるBFR宇宙船の中で、無重力状態で浮かんだ女性がバイオリンを弾く興味深い画像も投稿している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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