GT SUGO

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速報でもお伝えした通り、
菅生は3位でした。


今回、
僕たちは、
ウェイトハンディに加え、
BOPでも10kgプラスされ、
かなり重たい状態だったので、
正直、速さは足りませんでした。


まともにレースをしても勝ち目は無いので、
菅生の荒れた展開に期待して、
ミニマム作戦を早々に選んでました。

レースが始まり、
案の定、前を塞がれ、
思うようにペースを上げられない片岡を23周でピットに入れ、
残り50周を僕が担当しました。

しかも…

タイヤは左側2本だけ交換。




ドライバー交代を終え、
コースへ戻ると…
空いてる場所に入れたので、
他のチームがドライバー交代をするまでの10〜15周くらいを僕はハイペースで走り、20秒近く稼いだらしい。


みんなの裏側でコッソリ3位まで上がってました。


がしかし、
これは「とりあえず前に出る大作戦」で…

僕は50周も走らなくてはならないのに、
20周プッシュし、
まだあと30周もある。

そこからは、
タイヤも体力も元気なライバルチームが追いかけて来る。



そこから、
1周1周を大事に走り、
ライバルに追いつかれるのを、
延命してました。

終盤、他車のクラッシュによるセーフティーカーが出た事で…

後続車両が僕の後ろにビッシリ並びました。


残り6周でレースが再開。

僕のタイヤは限界が来てて、
とても逃げ切れない。

なので…

逃げるのをやめました。

抑えきってやる!


あの「谷口を先頭に2kmの渋滞大作戦」です。


僕のミラーには、
すごい列になった後続車両が写る。


あちこちでクラッシュが多発し、
あちこちでイエローコーション。


そういうのにも助けられ、
なんとか最終ラップまできました。


何がなんでも抑え切ってやると、
最終コーナーを立ち上がると…

スリップストリームを使い、
ライバル達が横へ並んでくる。



ゴール直前、
スリーワイドになり、
0.054秒差でセーフ!


僕のタイヤは完全摩耗。


終わってみれば、
セーフティーカーランで、
タイヤの摩耗も助かってた。


ゴールラインを通過した時…



本当にカツカツのカツカツ。

もう1周あったら…

5位じゃ済まなかったかも?



今回、正直3位になれる速さはありませんでした。
でも我々には強さと運があった。



ライバル勢たちが、
ほぼ点を取らなかった事もあり、
ランキングが2位タイまで上がって来ました。









ヨコハマのトークショーの時、
「俺たち以外みんなノーポイントになればいいのに…」って言ったら本当になった。のは内緒(笑)

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