グリーンインフラレンディング 事態の裏の裏を現代ビジネスが報道
細野豪志と5000万円渡した業者をつないだ「有名タニマチ」の名前(2018/7/5 現代ビジネス 伊藤博敏氏著)
細野氏への5000万円はJCサービスからJC証券に貸し付けられた2億5000万円の増資資金の一部だったが、これも目的外使用を疑うことができ、それを理由にしたGILのファンド募集停止は、JCサービスへの資金供給の中断を意味し、同社グループに経営破綻の恐れが生じている。
と不安を煽る記述も一部ありますが、JC側からの言い分も公平に掲載され
元環境相としての政治力に期待したのかも知れないが、現段階で裏ガネの要素はなく、悪質さが表面化しているわけでもない。
と現代ビジネス編集部は記しています。新たな疑惑が噴出したとの記述もありません。
現代ビジネスの記事から概要を書き出すと
フィクサー(黒幕)は旧民主党のタニマチとして知られる大樹グループを率いる矢島義也氏
矢島氏は松下政経塾一期生の鈴木康友浜松市長、野田佳彦元首相と親しく『民主党のタニマチ』と呼ばれている
この人物がJCサービスと細野豪志議員を結んでいた
JC証券役員の田村謙治氏(元民主党代議士)、和田隆志氏(民主党代議士)、松田学氏(日本維新の会元代議士)は大樹グループに在籍していた
大樹グループの母体はコンサルト業の大樹総研(前S&Y総合経済研究所)
徳川家18代当主の徳川家広氏の命名によって大樹総研(10年2月)と社名変更
※徳川将軍が江戸時代「大樹公」と呼ばれていたことから来ているのでしょう
矢島氏は徳川氏や日銀OBの池田健三郎氏、元みずほ銀行幹部の白上篤氏などを役員に迎え入れて陣容を整え、野田佳彦元首相を一時、顧問として起用、落選中の政治家や官僚OBを顧問や研究員として雇用、面倒を見ることによって人脈を広げた
となります。
このWEB全盛の時代に、それも最先端の投資であるソーシャルレンディングにおいて、前時代的な「政界のフィクサー」などが絡んできたのが残念でなりません。このようなものを絡ませるとろくな事にならないのは今回の事態が証明したといえるでしょう。
これを良い教訓として欲しいです。今年度に金融庁の命令による匿名化が規制緩和されます。
案件の透明性を高め、このような事態が二度と起こることがないように、各運営会社には心して欲しいです。
2018/7/5 昼追記
文春オンラインもJCサービスからの細野議員への資金提供についてニュースにしています。
細野豪志氏、5000万円“裏金”報道 スポンサーとのタイ旅行も(2018/7/12)
上記文春記事では
- 細野議員が矢島義也氏に借金を申し込み、矢島氏がJCサービスの中久保氏に話をつないだ。
- タイ副首相への表敬訪問は名目であり、実際には細野議員他数名の議員を引き連れたアゴアシ付きの接待旅行
信憑性は定かではありません。文春記事ではグリーンインフラレンディング、その他ソーシャルレンディングにおける投資については触れられていないのが救いです。それら借金や接待旅行の原資が投資家からの資金ではないことを祈ります。
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2018-07-05 │ グリーンインフラレンディング │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit