更新日:2017年10月23日
企画展「青梅の考古学~古代からのおくりもの展~」
「考古学」とは、人類が遺した文化の痕跡を辿り、その活動を研究する学問です。その考古学の分野のひとつに「発掘調査」が挙げられます。青梅市内には、多摩川流域や霞川流域を中心に、181か所の遺跡が存在しており、開発工事等に伴う記録保存を目的として、現在でに多くの発掘調査が行われてきました。
この企画展では、青梅市内において今まで発掘されてきた遺跡や遺物などを紹介します。
これらの展示を通して、青梅が歩んできた考古学について、少しでも知っていただくきっかけになれば幸いです。
会期や休館日について
- 会期:平成29年10月17日(火曜日)から平成30年1月14日(日曜日)まで
- 会場:青梅市郷土博物館企画展示室
- 開館時間:午前9時から午後5時まで
- 休館日:月曜日および年末年始(12月29日から1月3日まで)。ただし、1月8日は祝日のため開館し、翌9日が休館日となります。
- 入館料:無料
展示関連遺跡(予定)
下記の遺跡における遺物の紹介を予定しております。
旧石器時代(岩宿時代)
- 今井馬場遺跡(青梅市今井所在)
- 城ヶ崎遺跡(青梅市藤橋所在)
- 裏宿遺跡(青梅市裏宿町所在)
- 倭林遺跡(青梅市今井所在)
縄文時代
- 天ケ瀬遺跡(青梅市天ケ瀬町所在)
- 横尾原遺跡(青梅市御岳所在)
- 裏宿遺跡(青梅市裏宿町所在)
- 丸山遺跡(青梅市藤橋所在)
- K-5遺跡(青梅市師岡町所在)
- 大船遺跡(青梅市柚木町所在)
- 下前遺跡(青梅市塩船所在)
- 中宿遺跡(青梅市二俣尾所在)
- 上生原遺跡(青梅市二俣尾所在)
弥生時代
- K-5遺跡(青梅市師岡町所在)
- 今井馬場遺跡(青梅市今井所在)
古墳時代
- 霞台遺跡(青梅市大門・野上町・今寺・藤橋所在)
- 城の腰遺跡(青梅市今井所在)
奈良・平安時代以降
- 竹の下遺跡(青梅市今井所在)
- 新町大井戸(青梅市新町所在)
その他の見どころ
平成29年度子ども発掘体験塾の成果発表
平成29年7月~8月に実施した「子ども発掘体験塾」の成果を発表し、あわせて出土した土器等を展示します。
発掘調査の道具紹介
発掘調査で使用される道具の紹介を行います。
青梅市遺跡調査会の歩み
「青梅市遺跡調査会」についての紹介を行います。
イベント案内
企画展「青梅の考古学」解説講座
12月9日(土曜日)午後2時から釜の淵市民館研修室で企画展の解説と青梅の考古学についての講座を行います(要事前申込)。詳しくは、11月15日号広報おうめ(予定)をご覧ください。
ドキドキ!拓本体験
墨や色鉛筆などを使い、土器に付けられた文様を紙に写し取る「拓本」を体験できます。
どなたでも簡単にできますので、お気軽にお越しください。
なお、写し取った拓本はお持ち帰りいただきます。
- 会場:青梅市郷土博物館
- 期間:企画展開催期間内・午前9時~午後5時
- 費用無料
- 申込不要