JR北海道の島田修社長は18日、胆振東部地震の影響を受けて2019年3月期の鉄道収入が11億円減る見通しを示した。同日、自民党北海道支部連合会が札幌市内で開いた地震災害対策本部会議に出席し明らかにした。列車を通常より大幅に運休し乗客が減少した。JR北はこれまで地震とは別に、台風21号の影響で1億円減収する見通しを示していた。
北海道電力の節電要請をうけて実施していた間引き運転については、節電目標がなくなったことを受け、電力状況を見極めながら早期に通常通りの運行に戻していくとの考えを示した。
JR北は26日までに、地震で運休していた大半の区間で運転を再開する見通しだ。線路の修理や設備の安全点検が予定より早く進んだため前倒しする。札沼線や石勝線、根室線、釧網線、花咲線の一部が運休していたが、18日以降順次再開する。震源に近く特に被害が大きかった厚真町内を通る日高線(苫小牧―鵡川)の再開は未定。
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