Ysbryd GamesとSukeban Gamesは本日9月18日、『N1RV Ann-A(ニルヴァーナ)』を発表した。対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Nintendo Switchで、2020年に発売予定。本作は、2016年に海外で発売され、昨年2017年には弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMより国内発売された『VA-11 Hall-A』に続く、新作である。
『N1RV Ann-A』の物語が展開されるのは、Saint Aliciaと呼ばれる人工島だ。舞台となるのは、その島にある高級バーN1RV Ann-A。楽園とも呼ばれるその島には、光だけでなく影も存在している。バーのマスターは、マフィアのゆすりや人身売買、凶悪犯罪と戦っている。今作の主人公はそんなN1RV Ann-Aで働くバーテンダーであるサム。サムはパートナーである“ヤクザ”のレオンとの間に8歳の子供トニーがいるが、レオンとの関係はうまくいっていない。しかしながら、サムは息子のために働き続ける。前作とはうってかわり、高級バーにて“守るべきもの”のために働くサムを中心に物語は展開される。
システムは前作に似たものになるようで、バーに訪れる客に対してカクテルを提供する。客は、成人コミック漫画家のパーカーや銃を携えたサムのボスであるアイリスなど幅広い。レシピから彼らの気分にあったカクテルを提供し、満足させるのだ。提供した飲み物よってストーリーは変化し、彼らの人生は大きく変わっていく。ミッションクリア後、高いスコアを目指してもう一度ミッションに挑むのもいいし、会話の分岐を楽しむのも、秘密のミッションを達成するのもいいだろう。客の満足度によって得られるチップは変化し、このチップは息子の養育費になる。サムはトニーを背負いながら、毎日を生き抜くのだ。
『VA-11 Hall-A』は、グリッチシティと呼ばれる街を舞台に繰り広げられるバーテンダーアドベンチャーゲーム。プレイヤーは女性バーテンダーのジルとなり、荒廃したグリッチシティにて客とコミュニケーションをとりながら、人々や街の変化を追っていく。今作では、そのコンセプトを受け継ぎながら、グラフィックはやや雰囲気を変え、物語設定もがらっと変わっている。単なる続編ではないことは明らか。Sukeban Gamesが仕掛ける次なるサイバーパンクアドベンチャーの続報に、期待したいところ。