SpaceXのイーロン・マスクCEOが、SpaceX(スペースX)本社で会見を開き民間人で世界初の月旅行客として日本の前澤友作氏と契約を締結したことを発表しました。
ZOZOTOWNの前澤友作CEOが月へ
出典: スタートトゥデイ
前澤友作氏は、ZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイのCEOです。起業家でありアートコレクターとしても知られており、昨年は米国人画家バスキアの絵画を約1億1,050万ドル(約123億円)で落札し非常に話題になりました。
同氏は、2023年に月に一緒に向かう6名〜8名のアーティストを招待したいと語りました。アーティストは、ミュージシャンや画家だけでなく写真家、建築家、映画監督やファッションデザイナーなども含まれるとのことです。
前澤氏は、この旅行からアーティスト同氏のコラボレーションにより何かが生まれることを期待していると語り、本プロジェクト「#dearMoon」のWebサイトを公開したことも発表しました。
宇宙船BFRで月周回へ
月へは、SpaceX社の新しい巨大宇宙船BFR(Big Falcon Rocket)で向かいます。
BFRは、全長118mで、重さはフル燃料で100トン以上あります。宇宙船のみの長さは尾翼も含めて全長55m。エンジンは7機でAFTカーゴを搭載するとのことです。
旅程は、約1週間で地球から38万4,400km離れている月からの期間を含めると全行程で約11日間を想定しているんだそう。
月の裏側、ダークサイド・オブ・ザ・ムーンもしっかりと見えるプランですね。
会見時着用時計は9000万円超えのリシャール・ミル
時計好きとし気になるのは、やはり腕につけられた時計が何かということですよね。ライブ映像で手元を確認していたのですが、残念ながらイーロン・マスクCEOは何も着けていませんでした。以前SpaceXとタグ・ホイヤーのコラボモデルがあったかと思いますが基本的に腕時計をされない方のようですね。
そして気になる前澤社長の腕時計はこちらです。
キャプチャのため画質が粗いですが、黄色と赤のトノー型ケースが特徴的なモデルですね。時計好きの方はすぐに分かったかも知れませんがこちらのモデルです。
そう、『リシャール・ミル RM 27-03 トゥールビヨン ラファエル ナダル』です。これは世界50本限定のモデルで、日本国内には5本しかありません。このモデルは、スペイン人テニスプレーヤーのラファエル・ナダルとのコラボレーションモデルで2017年の新作ウォッチで超複雑機構のトゥールビヨンを搭載しています。
そのお値段は、なんと89,000,000円(税別)です。税込みだと96,120,000円となり、約1億円の時計ということになりますね。宇宙に行こうとしている方の時計としては納得の金額といったところでしょうか。
以前Twitterでもナダルモデルを全てお持ちだということも仰っていましたね。
ところで月に最初に行った時計でムーンウォッチと呼ばれる時計といえばオメガのスピードマスターが有名ですが、民間人初のムーンウォッチが何になるのかというのも気になるところですね。今後の動向に目が離せません。
SpaceX会見のYouTubeライブ動画