漫画「ルーツレポ」:自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで「もんじゃ屋形船(江戸前汽船)」の取材をレポートする
感想「屋形船 もんじゃを食って 酒を飲む」
漫画家ルーツ(おっさん)がふらりとどこかへ行き、自分のことをツインテールのかわいい女の子だと思い込んで漫画にする連載「ルーツレポ」。今回は“屋形船でもんじゃを食うやつ”こと「江戸前汽船」に乗ってきました。
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ルーツ プロフィール
北海道出身の漫画家・漫画原作者。代表作に『てーきゅう』(原作)、『ルーツビア』など。ヤングチャンピオン烈にて、『異世界のトイレで大をする。』連載中。ニコニコ静画で自分の日常を4コマ(実質3コマ)漫画にした『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』更新中。中身はビール好きのおっさんです。
編集雑記
「江戸前汽船」は新木場から乗ることのできるもんじゃ焼き食べ放題、飲み放題の屋形船。コースや時間帯にもよりますが、5000~7000円程度と比較的安価で屋形船体験ができるのが特徴です。
船内は畳張りに鉄板の付いた机が並び、もんじゃ屋さんそのままの情緒があります。ルーツはこういう座敷タイプの場所で飲むのが好きらしく、「やっぱ畳に直で座るのがいいよなあ、外で荒々しく酒を飲む時はよお」という謎理論を展開して興奮していました。要するに屋形船はテンションが上がるということです。
もんじゃの種類は定番の「ミックス」「明太子もち」のほか「タイ風カレー」といったちょっと変わり種のものも。お好み焼きやチャーハンなども用意されています。もんじゃ経験の少ないルーツはこの食べ物にいろいろ不思議さを感じているようで、「今日はもんじゃをとことん解明してみせるぜ!」と意気込んでいました。そう、この時までは……。
もんじゃを焼く鉄板の熱気、夏の暑さ、それに窓から入ってくる風の涼しさと冷たいビール。実際に乗ってみると、もんじゃ屋形船はかなり幸福度の高い乗り物だということがわかります。カラダが夏になる感じです。
船の心地よい揺れも手伝ってビールと酔いが進みます。もんじゃを解明するとか言っていたルーツもいつも以上に言語能力を失って、とうとう「あつい」「うまい」しか言えない状態に。最後はひねりゼロの一句を詠んで勝手に気持ちよくなるおっさんに成り下がりました。要するに屋形船はテンションが上がるということです。
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