Apple Watch Series 4は「人間のインフラ」レベルですごい
スペックの進化もさておき
アップルのイベントで一番ワクワクさせられたのは「Apple Watch Series 4」でした。
ベゼルレス化で30%以上大きくなった画面、2倍高速なプロセッサー、50%大音量なスピーカー... そんなスペックの進化は当然として、筆者が驚いたのは「命を救う」機能の充実です。
例えばユーザーが階段から転落した場合、進化した加速度センサーがそれを検知し、その場から1分以上動かない場合、自動で緊急通報してくれます。
さらに、シリーズ初となる心電図計を搭載。デジタルクラウンの上に指を置くと、約30秒にわたり心臓の動きを計測して、まるで病院で得られるような心電図を作成します。ここに不整脈の兆候があった場合には、早めに病院に行くことで、より重篤な症状への発展を防ぐことができます。
(※心電図機能は米国では年末ソフトウェアアップデートで提供予定。日本では未定)
Apple Watchといえば、身につけるだけで「最新テクノロジーに明るい」というメッセージを周囲に与えられるだけでなく、日々の活動量を把握したり、スマホの通知を確認することが可能。また意外に便利なのがFelicaで、筆者は日々の移動や買い物の決済でApple Watchを手放せなくなっています。
ここに「命を救う」という、そしてまだまだ発展の余地のある進化軸があることが、Apple Watchの魅力を大きく高めており、新モデルが出るたびにワクワクさせられる根源だと思います。
健康や命という人間生活の基本(=インフラ)を、人の一番身近な位置からトラッキングするApple Watchは、保険商品や医療との組み合わせも無限大。なお、アップルは将来的に血糖値を測れるApple Watchを投入すると噂されており、今後のヘルスケア機能の進化からも目が離せそうにありません。