歴史的に、基本はクマの鳴き声なんですって。
『スター・ウォーズ』シリーズの最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、銀河最高のパイロットとなるハン・ソロの若き日が描かれた作品です。そしてもちろん、最高の相方となるチューバッカとの出会いも明らかになります。
チューバッカは人語を話さないウーキー族ですが、あの鳴き声はどのように作られたの?って疑問に思った人もいるのではないでしょうか? 人間が真似るにしちゃ複雑な声色ですし、動物からサンプリングしたのならどんなものから? その答えが判明しました。
グリズリーベアとして知られるハイイログマをメインに、アシカの鳴き声も混ぜているんですね。
解説してくれたのは、スカウォーカー・サウンドの音響デザイナー、ティム・ニールセン氏。昔々の初期三部作時代に作られたチューイの声も、またクマをベースにされたとのこと。ですが本物のクマよりチューイのほうが語彙が少ないため、音響チームは改めてクマの鳴き声を録音しにでかけたのでした。
空腹のクマを前に、エサをブラ下げて鳴き声をださせる……というドSな方法で録音。ほかにはアシカなど数種類の動物の声も録ったのでした。そしてこれまでの『スター・ウォーズ』作品とは(どこかが)違う、チューバッカの雄叫びが完成しました。
いやー、音効さんの仕事ってホントに面白そうで大変そうですよねぇ。欲しい音のために、どこまでこだわって機転が利くかが勝負って感じです。
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