Google Play Pointsプログラムが開始。ゲーム内アイテムや書籍などの購入がよりおトクに
現状では日本だけでのプログラムとなります
Googleが提供するアプリや電子書籍、音楽などの配信プラットフォームといえば、Google Play。その中でのアプリや映画、音楽、電子書籍などの支払いに対してポイントが付くというキャンペーンを、Google自らが実施します。
名前はストレートに『Google Play Points』。特徴はゲーム内アイテムをはじめとする、Google Playの全ての決済に対してポイントが付与される点。ポイント付与率は会員グレードによって異なり、貯めたポイントは「特典」として利用が可能です(これらの詳細は後述)。
利用は無料。タイミングは「本日より数日かけて」(リリースより)ということで、いわゆるユーザーごとに適用タイミングが異なるタイプとなります。
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▲Google Play Pointsが使えるようになった場合、Google Playのサイドメニューに専用の項目が表示されます
また入会特典として、利用開始から最初の7日間限定で100円につき3ポイントを付与する、ポイント(付与率)アップキャンペーンを開催します。
さて、基本となるポイント付与率は、上述のように会員グレードによって異なります。事前説明会で確認できたのは『ブロンズ』『シルバー』『ゴールド』『プラチナ』『ダイヤモンド』の5段階で、ポイントを貯めることでグレードが上昇。ポイント付与率がアップし、様々な特典も付くという方式です。
実際の付与率は、基本となるブロンズが100円で1ポイント。上位のシルバー(250ポイント貯めれば適用)が100円で1.25ポイントの付与。最上位となる『ダイヤモンド』では、100円で2ポイントとなります。
▲グレードごとのポイント付与率と特典一覧。上位になると各種クレジットも付与されます(公式サイトより)
またグレード上昇の特典としては、アプリ内アイテムや映画レンタル、電子書籍購入で使えるクレジットが付与されるという形式です。
▲ポイントの使い道としてゲーム内アイテムの提供を予定しているアプリと開発メーカーの一例。アイコンを見ると、PUBGモバイルや荒野行動、アズールレーンなども対応予定のようです。右下の注釈にはファイアーエムブレムヒーローズも
そして重要なのが、貯めたポイントの使い道となる特典です。というのも、このプログラムは「ポイントを貯めるには全ての決済で有効だが、使い道は限定される」という方式。言い換えれば"ポイントが現金代わりにならない"タイプであるためです。
実際の使い道としては、「Google Play クレジットや、パズル & ドラゴンズの魔法石およびモンスターストライクのオーブといったゲーム内のアイテムなどが対象です」(Google Japan Blogの記載より)ということで、Google Playクレジットに加え、特定タイトルのアプリ内アイテムやクレジットが適用されます。
なお、ポイントの使い道となるアプリ内アイテムに関しては「セガゲームズやスクウェア・エニックス、ガンホーガンホー・オンライン・エンターテイメント、XFLAG、NetEase などの協力を得ている」とのアナウンスがありました。
合わせて対応予定を含めた代表タイトルの例も紹介されましたが、上記写真のように、かなりの人気ゲームを揃えているのが印象的です。
また、先だって行なわれた記者向け説明会では、スクウェア・エニックスのゲーム『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』でラピス(ゲーム内通貨)を購入し、続けてセガゲームズの『D×2 真・女神転生 リベレーション』でマグネタイト(ゲーム内消費アイテム)の購入に使う例が解説されています。
実際には「汎用性ではGoogle Playクレジットに変えるのが有利だが、プレイしているゲームやアプリが使い道として対応していれば、それらに変換するのが効率としては有利」というパターンに落ち着くはずです。
【更新中】