東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

「安保法廃止を」 共闘続く野党と市民団体

 安全保障関連法に反対する市民団体と野党は、廃止に向けた訴えを現在も国会内外で続けている。

 市民団体「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が十三日に東京都のJR新宿駅前で開いた街頭演説会には、立憲民主、国民民主、共産など主要野党の国会議員が参加。新執行部が発足した国民民主党からは平野博文幹事長が出席し「安保法は憲法解釈を変え集団的自衛権をできるようにした。許すことはできない」と訴えた。成立からちょうど三年となる十九日には、都内の日比谷野外音楽堂で大規模な集会を開く予定で、市民団体と野党各党が、安保法廃止を訴える。

 市民連合は安保法成立を受け、二〇一五年十二月に発足した。一六年二月には、安保法施行を翌月に控え、民進(当時)、共産、社民など野党五党が廃止法案を共同提出。同年七月の参院選では、市民連合が安保法に反対する野党の候補一本化を後押しした。

 安保法について、立憲民主の長妻昭代表代行は本紙の取材に「安倍首相が提案する九条改憲で、違憲の安保法制を追認することは許されない」と、反対していく姿勢を強調した。

 市民連合は来年夏の参院選に向け、野党各党と政策協定を結び、改選一人区での候補者を一本化する「野党共闘」を促す考えだ。 (木谷孝洋)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】