コーヒーブーム到来中の(知らないけど)上海です。
昨年末には世界で2つ目の、かつ世界一大きい、焙煎所のあるスターバックス「スターバックス・リザーブ・ロースタリー ・シャンハイ」がオープンしました。(1号店はもちろんシアトル、日本は今年末に中目黒に4号店がオープン予定)
京都のステキなコーヒー屋さん「% ARABICA(%アラビカ)」(オーナーは日本人ですが1号店は香港)も、東京発ではあの「掘口珈琲」も上海にやってきています。すごいわ。
お店前まで行ったことはあるのですが、人が多くて、ふわっとリタイヤ。いずれ人が少なそうなタイミングを狙って行ってみようと思います。
個人的な好みとしては、もうちょっとサイズの小さいところ。コーヒー豆難民になる前にと「best coffee roasters shanghai(ベスト コーヒー 焙煎 上海)」などの検索ワードを頼りに、コーヒー豆を焙煎しているお店を探し始めました。
上海在住の世界のコーヒーラバーズが選らび抜いた、自家焙煎をしているコーヒー屋さんがまとめられたサイトなどを頼りに、まずは1つめ、だいたいどのサイトにも取り上げられている「Sumerian Coffee」に行ってきました。
着いた時はすごく混んでいて、ちょっと周りを歩いてからまた戻ってこようと思いました。これがそもそも間違いで、この日は気温38度を超える暑さ、体感気温にいたっては45度。暑さの中お散歩がトラウマになり、しばらくはお散歩は控えようと、元来の出不精に拍車をかけるきっかけとなるのでした。
土地勘がなく、その土地のカラーもよくわからないのですが、落ち着いた、どことなくレトロな雰囲気の漂う、雰囲気のある通りでした。古いけどいい感じのアパートがあったり、古い建物をリノベーションして店舗にしていたり。歩道に椅子が出ていたりしたので、涼しい時間になったら近所の人が集まってわーわー言いながらトランプとかするのでしょうか。
ただ、この街並みも1年単位のスピードでごろんと変わっていくのが上海なのだとか。歩いていても、区画ごとごっそり更地になっているところがあり、次に来た時にはまったく違う雰囲気になっているのかもしれません。
そんなことを考えながらで歩いていたらすっかり暑さにやられてしまいました。お店に戻り、コーヒーだけじゃなく、ベーグルも美味しいと読んでいたので、カフェラテとハム・チーズのホットベーグルサンドをオーダー。
噂にたがわず美味しい。ベーグルは何種類かから選べました。これはプレーン。溢れんばかりのチーズ。火を入れたチーズはわたしの大好きな食べ物ののひとつ。以前は「死ぬ前に、最後に食べたいものは何」と聞かれたら「焼いたチーズ」と答えていました。今だったら何かなあ。
カフェラテもぐっと深みと濃さがあって、でも雑味とか苦味はなくて美味しい。
炭酸ものと、白ワイン以外の冷たい飲み物はあまり飲まないので、暑くて汗ダラダラの時でもあったかいカフェラテ。そして、家はエスプレッソマシンがなく、いつもドリップして飲んでいる反動か、外ではエスプレッソか、カフェラテを好みます。
1415 Shaanxi Bei Lu, Shanghai
上海市静安区陕西北路415号
お腹がいっぱいになって満足してしまったのか、暑さにやられておかしくなったのか、本来の目的だったコーヒー豆を買うのをすっかり忘れて帰って来てしまいました。いやあ、暑かった。