最近では、「退職代行」なるサービス業者があるそうです。
思い返せば私自身、20代の時に何度か転職経験を重ねて参りました。
ある会社では、退職を申し出た際、全員がイスを蹴り会議室を退室していった光景を今でも覚えています。
まぁわずか1ヵ月で退職しますと言ったのだから無理はないですけれど^^;
あの時、「退職代行」なんてものがあったら使ってたかもしれません。
それにしても、ここの管理人さんはかなりのクズですね。
あんな辞め方をしたことがあるなんて。
特に働き始めてまだ間もなく、戦力として活躍してないうちに辞めるってなると、相当な気まずさがありそうだよね。
たしかにですね。
「(え?この人何のためにきたの?)」
と思われることは間違いなさそうです・・。
良い世の中になったね~。
しかし、視点を変えて企業側やその人事の立場からしたらどうなんでしょうね・・。
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退職代行とは
「退職代行サービス」とは、どこまで何をしてくれるサービスなのでしょう。
具体的には、2017年春にサービスを開始した「EXIT(イグジット)」というサービス業者があります。
・電話やまたはLINEで依頼者の希望を伝えます。
・そして料金を振り込むだけ。
・あとは退職にあたって、その会社とのやり取り全てを任せることができるのです。
ちなみサービスを開始した「EXIT(イグジット)」さんの「退職代行費用」は、3万円~5万円と比較的リーズナブルです。
こりゃ結構需要がありそうだね。
サービスを開始した「EXIT(イグジット)」さんのHPを見てみるとこんなことが書いてあります↓↓
![]()
(出展:https://www.taishokudaikou.com/)
「問い合わせが殺到」笑!!
よくこういう事書いている企業さんあるから、本当かどうかは分かりかねるけど、でも普通に考えてほんと需要はありそうに感じるよ。
ちなみに「EXIT(イグジット)」さんの企業理念は「退職を気軽に。」とあります。
明治時代以降作り上げられた労働の形が変わっていく、そんな流れの時代に私たちはいるのかもしれません。
評判や即日退職について
まだまだ聞きなれない退職代行サービスですが、ネット界隈での評判は上々のようです。
「EXIT(イグジット)」さんの公式ツイッターを見ていると、その様子がうかがえます↓↓
ホントに順調みたいだね。
順調すぎて人手不足になって、求人募集まで出しています・・。
これはもう新進気鋭のビジネスモデルですね・・。
しかも謎にユーモアセンスを感じるのはなんだろう笑
人材が流動的な社会になっていくのでしょうか。
そして、こうした退職代行サービス会社では、うれしい事に「即日退職」が可能ということです。
個人的にはこのようなサービスが当たり前の時代になっていく先には、「第二新卒」の人たちが今まで以上に世に溢れ出しそうな予感がします。
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退職代行会社の費用を比較
同じ「退職代行」をしてもらうのであれば、やはり”出来るだけ費用を抑えて対応がスピーディー”な退職代行会社にお願いするのが一番です。
調べていくと一番費用が安く対応が早そうなところがありました。
合同会社ゼロという企業さんの『SARABA』という退職代行サービスです。
す、すごいド直球な退職代行サービスの名称だね・・
なんかあれですね、退職代行サービスの企業さんたちには、みなさん謎のユーモアセンスを感じます。
「退職代行(SARABA)」さんは、費用が「一律3万円ポッキリ!」とのことです。
![]()
(出展:「退職代行(SARABA)」HP)
退職代行については弁護士にもお願いがでます。
しかし、弁護士費用として安くても15万円前後はかかってきてしまいます。
「退職代行(SARABA)」さんであれば、「一律3万円ポッキリ」ということなので、弁護士にお願いした場合の費用のおおよそ1/5の費用で退職代行をしてもらえるのです。
先ほどの「EXIT(イグジット)」さんは、3万円~5万円という幅のある金額設定でしたが、「退職代行(SARABA)」さんはそうした設定ではなく一律3万円なので、退職代行会社の中で一番に費用を抑えられます。
しかも、「消費全込みの3万円で全てコミコミ。正社員でも即日でも休日でも深夜でも24時間対応」という大盤振る舞いです。
ほんとに働く側にとっては良い社会になったね。
気まずさを味わうことなく、退職が出来ればいいわけです!
退職を言い出せずに迷ってるくらいであれば、24時間対応で一律3万円なのですから、悩んでいる時間がもったいないです。
私、今から電話します!
えぇ!?僕と会話中なのに!!
ではメールにします!
(そういうことじゃねーよ・・)
人事の目から見る視点
人事のわたしからの視点でいくと、余計なことをしてくれるサービス業者だと思いそうですが、実はそうは感じません。
そもそも、どういった事情であれ務めている会社を辞めたいと思わせてしまった会社側にも責任があります。
しかもその中で、自分では「退職」の意思を直接伝えられずに、業者に委託するという選択肢を取らせてしまったということは、信頼関係の構築がなされていなかったことを意味します。
信頼関係が構築されていれば、退職の前に相談があったり、そうでなくとも「しっかりと自分の言葉で退職の意思を伝えたい」との気持ちから、本人から直接退職の意思を伝えてもらえると思います。
いづれでもなく、退職代行業者さんから会社に連絡がもし来たら、その時は「社員との関係性」を構築出来ていなかったという反省をすべきだと個人的には考えています。
退職代行業者を使われる側の企業にも、非があるってことかもね。
それを見越して「EXIT(イグジット)」さんはこんなサービスもしています↓↓
ぬ、抜かりないね・・
でもたしかに「会社をやめたい」とかの相談を会社内で出来る人がいない人が、こうした代行業者に相談するんだから。
そこらへんを改善していかないと、退職代行業者から頻繁に連絡がきてしまう会社になってしまうよ。
でもそうなれば良い意味で「ブラック企業」が本当に淘汰されていくかもしれません。
これも人事としての個人的な意見だけど、そうした代行業者が一般的になった社会ではあまり何もスキルがない人材が世の中に増えちゃうのかな?
そうなってくると、採る側からしてみたら、あまり魅力がないような人材ばかりで味気なくなりそうで少し不安もあるよ。
そうなってくるとまた、時代のより戻しで、「勤続年数が長い人材が転職に有利」という社会に戻ってきそうです。
結局正解なんてないんだね。
その時代時代で当たり前な文化は変化していく格好だよ。
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退職って言い出すのきまずいよね。