みなさま、こんばんは。
先日、「はてな匿名ダイアリー」で、「香水をつけている人は自己中」だとかなんとかいう記事が話題になっていましたね。
匿名で自由に人が意見を言える時代・・・本当に「いろんな人がいるなあ」という感想を持ちました。
香水をつけている人が「自己中」かどうか。
それは私には判然としません。その意見に興味もありません。
そもそも、どんな香りがいい匂いなのか、どれくらいの香りだと強すぎるのか、それは個々人の好みによって大きく変動するものでしょうから。
ただ世間で、香水のつけすぎによる匂いが「香害」なんて呼ばれていることを知ってからは、私も香水をつけて外出することをしなくなりました。
自分にとっていい香りであっても、それが誰かにとって不快であるならば、つけない方がいいのかな、と。
また、中学時代からの友人が「化学物質過敏症」にかかり、体調を崩したことも香水を遠ざけるきっかけになりました。
活発でいつも明るく、あらゆるスポーツを楽しんでいた友人が、枕から頭も上げられないほどの体調悪化に見舞われたことは、とても衝撃的な出来事でした。まだ20代で、同級の誰もかれもが青春の名残りを楽しんでいる時期でしたのに。
で、今の私にとって香水とは、「予定のない休日、誰にも会わない日に、自分の気分を上げるためだけのもの」になりました。
世間でも、「香りつき」が当たり前だった洗剤や整髪料に「無香料」パターンが多く登場し、いわゆる「無臭」タイプが世の中のトレンドなのかな、と当時は思っていました。
ところが、いつの頃からでしょう。
再びやたらと「香り」が強くなってきたものがあります。
そう。
「柔軟剤」。
柔軟剤の売り場で、香りを「試しにチェックできるように」置かれたコットンなんかの近くに行くと、香りがムンムン・・・そのあまりの強烈さにびっくりしたことを覚えています。
私自身はそれを使ってみようとは思えませんでしたが、でも、自分が使わないからと言って、全く無縁でもいられないわけで・・・なぜかと言うと、子どもが学校から持って帰ってくるから。
「給食エプロン」を。
↑
こういうやつね。
各学級で用意されていて、給食当番の週が終わると持ち帰ってきて、洗濯・アイロンがけをして、翌週の頭にまた学校に持って行くやつ。
娘の給食当番の前に当番をしているお子さんの家庭で柔軟剤を使うからでしょうか、この給食エプロンが匂う。すごく匂う。凄まじい匂いなわけです。
洗濯をして、アイロンをかける時なんて、空気が黄色く染まるんじゃないかと思うくらい。
毎回窓を全開にして、扇風機を後ろからひゅんひゅん回しながらでないと、とてもアイロンがけなんてできませんでした。
想像してみてください。
窓が大きく、気密性も低い小学校の教室で1週間、ずっと壁に掛けられて、一日に一度、週に5回、必ず広げられて着用した後、柔軟剤なしで洗濯をして、お日さまにあてて乾かした給食エプロンから、まだまだ香る強い匂い。
おかしくないですか?
通常の香水でも、洗濯後にはほとんど匂わなくなるというのに、じゃああの柔軟剤というやつは、一体全体、何製なんですか?
アイロンをかけると、鼻の奥までつんとするような、強烈な匂いでした。
とてもきつくて、不自然で、ケミカルな匂い。
今は娘も小学校を卒業して、あの苦行のような「給食エプロンのアイロンがけ」をする必要もなくなりました。
ほっとしていますが、ボランティア先で出会う小学生の中には、柔軟剤のボトルから抜け出て来たのかと思うくらいに強い匂いをまとっている子もいます。
呼吸をするたびに、あの匂いとその元になっている化学物質を吸引しているのかと思うと、大丈夫なのだろうかとつい心配になってしまいます。
学生時代、長期休暇のたびに、世界中を旅していた友人がよく、
「エジプトの満員バスに乗った時の匂いはヤバかった・・・日本人はほんと、匂いが少ないよ。」
と言っていたことを思い出します。
私もこれまで生きてきて、びっくりするほど体臭のある人には一人しか出会ったことがありません。
加齢臭だのなんだの言われてますけど、職場で私よりも年上の方と接して「臭い」と思ったことも、夫を臭いと思ったこともありません。既婚の友人はたくさんいますけれど、やはり「だんなが臭い」なんていう人にお目にかかったことはありません。(息子が臭いというお母さんはいっぱいいますが・・・部活でスポーツをしているとどうしてもね・・・)
みんな、ちょっと「気にしすぎ」なんじゃないかなあ?
必要もないのに、香りつきの柔軟剤をバシャバシャ使うのはどうなんだろう・・・。
仮に洗濯物をやわらかくしたいのであれば、クエン酸とかお酢を使うといいそうですよ。
・・・とかいう私の意見もどうぞ話半分にお聞きください。
なんといっても、私には「柔軟剤への恨み」がございます。
下記参照
↓
と、ここまでの下書きを読んだ夫が叫びました。
「まだ忘れてへんの?!もういい加減、許してぇや!」
ええ、もちろん忘れてなどいませんよ。そして、
ぜ~ったい、許しません。
ぺっぺっ。