September 17, 2018

あなたの知らなくていい中華実写ギャルゲーの世界

最近はSteamがアダルトゲームを解禁した
(正確にはガイドラインを定めてゾーニングした)…という事もあって、
改めてSteamに注目してる人も多いのではないかと思います。

早速現れた無修正ギャルゲーが日本からは買えない…と、
話題には事欠かない今日この頃なのですが、
そんなSteamを取り巻くギャルゲー事情に、
最近、新たな刺客が現れております。

それが、中国製の「実写」ギャルゲーたち!


実写ギャルゲーは1990年代後半、
CD-ROMの採用でゲームの容量が大幅に増え、
写真や動画を扱えるようになったいわゆる「第5世代」―
プレイステーション1などのハードが登場した頃にいくつか登場し、
強烈な存在感を示しつつもほぼ歴史の闇に消えたジャンル。
一応2010年に入ってから、
人気アイドルグループを題材にした実写ギャルゲーは現れたのですが、
これはアイドルのファンアイテムとしての意味合いが強く、
「ギャルゲー」としての系統樹からは外れていると個人的には思います。

その「実写ギャルゲー」というジャンルが2018年のSteamで、
どういう訳か中国発で再燃の兆しを見せています。
本記事ではそんな中華実写ギャルゲーから、2本ほど紹介してみようかと。



Play With Kizami
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『Play With Kizami』は日本でも活動しているコスプレイヤーである、
銘銘Kizami」さんに焦点を当てた実写ギャルゲーです。

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メインは彼女の際どいコスプレを堪能するノベルパート。
「女子高生」「女教師」「新妻」「天使」「忍者」「ニート」…と、
様々なシチュエーションの彼女のコスプレを楽しんだり、
また「家にやってきた2人の女の子とイチャイチャする」、
「彼女とともに日本でデートする」という少し長めのノベルパートもあり。

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日本デートの舞台は中野に秋葉原にコミケ…と、
日本のオタクカルチャーを全面的に取り上げた内容。
中国発作品にもかかわらずこういう内容になっている事に、
改めてオタクカルチャーの影響度の強さを感じました。



でも作中に堂々とガンダムやシャアが映ったり、
アイドルマスターシンデレラガールズを紹介した…と思ったら、
傷ついた悪姫…ブリュンヒルデ!!のコスプレで登場したり、
妙に『龍が如く』ネタが多くてポスターも登場したり…と、
著作権を恐れないフリーダムさはやはり中華ゲーだな…!と(笑)


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ジャンケンに丁半、ブラックジャックといったミニゲーム、
そして彼女の経歴や漫画・ゲームに関する妙に濃いクイズモードもあり。
全編中国語ではありますが、漫画・ゲームに関しては
問題と解答選択肢を見ただけでだいたい内容が伝わるものもあって、
サブカルチャーって偉大な共通語だわ…と思ってみたりも。

色々ときわどいけれど、直接的なヌード要素はない
(露出度はいわゆるイメージビデオに近い)本作ですが、
中国語がわからなくてもほぼ問題なく楽しめます
(クイズは回答番号をメモればいいし、ミニゲームはセーブ&ロードで突破可)。
ギャラリーでは一部の写真しか見る事が出来ない点は残念ですが、
それでも十分すぎるほど彼女の魅力を堪能できる、
中華実写ギャルゲー入門にはおススメの一本かと思います。




女神驾到(Happy together)
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『Play with Kizami』が入門編なら、
この『女神驾到』は中級者以上向けの中華実写ギャルゲーでございます。

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ある日、行き倒れの女の子を助けた主人公。
お礼を言って帰っていった彼女が、
次の日主人公の家に押しかけ、そのまま同居生活が始まる…という、
実に羨ましすぎて主人公爆発しろロマンのある設定でゲームは始まります。

ちなみにヒロイン役を演じておられるのは、夏美醤さん
やはりこちらも日本でコスプレイヤーとして活躍している方です。

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そしてこのゲームは様々な仕事をこなして自分の能力を高めながら、
デートなどでヒロインの好感度を上げていく…という、
『ときめきメモリアル』式の育成ギャルゲー。

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ヒロインの手伝いや仕事は項目選択後決められた時間待つ
(一部アイテムで時短もできる)…という、
近年のスマートフォンやブラウザゲームではお馴染みの形式。

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好感度を一定まで上げると、ヒロインの動画を見る事が出来ます。
(この方のスタイルが実に良く、特に抜群の胸部を強調した動画が多い…w)

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LineやFacebookのような画面が登場し、
ここで選んだ選択肢や「いいね!」ボタンを押したかどうかで、
ヒロインの好感度が変動するのも新しい要素。
「いいね!」ボタンは常に押してよいものではなく、
ヒロインの投稿内容次第では好感度が下がってしまいますが、
中国語を読めない人間にはこれはちょっと難しい…w

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メインヒロインだけでなく、他にも何人かの女性が登場。
彼女たちとは街で出会う、
または電話で連絡を取ることで好感度を上げていく事が出来ます。
(彼女たちの好感度を上げると自撮り動画が手に入る)


ここまで読むと割と面白そう…と思った方もいるかもしれませんが、
現状、Steamでのこのゲームの評価は「ほぼ不評」だったりします。
それは何故か?

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答:ガチャゲー。
ヒロインの衣装を入手するためのガチャ、
または動画・イベント写真解禁に課金石が必要なんです。

有料ゲームとして発売しておいて、
さらにこの上ガチャで搾り取るのかよ!という批判が
リリース直後にあまりにひどかったようで、
大量に詫び石が配られ、またゲーム自体の難易度も大幅に減らされた
(具体的には各種お仕事に必要な時間が数十分の一になった)上、
課金要素も月額課金プラン(いわゆるVIP制)が消滅したりと、
だいぶテコ入れは入ったのですが、
それでも衣装ガチャなどは残ったままです。

現状、課金石を使わなくてもストーリーは問題なく進められるのですが、
昔のこち亀の「どきどきメモリアル」ネタ
(ヒロインがクレジットカードの番号を要求したりと悪徳の限りを尽くす)
を思い出したりして、ちょっと興醒めする部分ではありました。
(人民元をSteamを介さず直接課金する形式?のようなので、
日本から課金できるかどうかはわかりませんが)

また、このゲームは頻繁に外部に通信に行きます。
おそらく動画や画像をダウンロードしてるだけだとは思うんですが、
中国製であることを考えるといろいろと想像が膨らんでしまうため、
ある程度覚悟完了した人でないとちょっとお勧めできません。

多くの人が期待している露出度に関しても、
おそらく直接的な露出はないようです。
(着衣巨乳を強調した動画自体はなかなか眼福なのですが)


さあSteamに刺激を求める冒険者の諸君、
君も中華実写ギャルゲーという戦場に飛び込んでみないか?
(おススメはしませんが…w)

jzunkodj4y at 01:02│Comments(2)clip!Memo 

この記事へのコメント

1. Posted by かどい   September 17, 2018 01:19
5  毎度思うんですが、ずんこさんってホンット守備範囲広いですよね。
 つかやらないゲームを探す方が難しい気がする…。
 尊敬しております。心から。
(あと文章力も尊敬中)
2. Posted by ずんこ。(jzunkodj4y)   September 17, 2018 01:48
あえて誰も注目していないモノを拾っていきたい…という思いがあります。
ダンジョンRPGについて書き出したのも、そういったの思いがきっかけです
(そのせいで、人気のある作品やメジャーなゲームには疎かったり…w)

文章力についても後から見直すと誤字や文節のおかしい部分が結構ありまして、
メジャーなゲームブロガーさんやゲームライターさんに比べるとまだまだ向上せねば…とは思ってます。

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