私には双子の娘がいます。その娘たちが3歳と8ヵ月の齢となった頃、娘たちにとって一つのステップアップとなった出来事がありました
それは、娘たちが寝かし付け無しの子どもだけで眠るようになったという事です。そのころの様子については過去にも記事にしたところです
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しかしぶっちゃけ言うとそれも長くは続きませんでした。とある時期に「夜驚症」と思われる症状が見られるようになったのです。今回はその時の状況などや原因、そしてどのように対処したのか・・・という事を記事にしていきたいと思います
【娘に夜驚症と思われる症状が出た件について】
1.夜驚症とは
そもそも夜驚症とは何なのか?簡単に説明すると
- 幼児などの子どもによくみられる睡眠障害
- 夜中に目を覚まして泣き叫ぶ
- 大汗をかいたり呼吸や動悸が激しくなるという事も
- 夜中に泣き叫んだことを、翌日覚えていることが少ない
だいたいこのような症状です。夜泣きにも似たような症状ですが、夜泣きよりも激しくパニックになったかのように泣き叫び、大人の声掛けなどが届かないものであると言われています
2.夜驚症になる原因
夜驚症の原因については、まだまだ完全には解明されておらず未知の部分があると言われていますが、子どもの睡眠中枢がまだまだ発達途中である事が原因である事が考えられているほか、日常のストレスや刺激などが夜驚症の原因にもなりうると考えられています
怖いことや嫌な事など、ストレスに感じるような事だけでなく、楽しかった刺激なども夜驚症の原因になりうるという話もあるようです
3.我が家での事例について
さて、ここからは実際に私の娘に現れた症状や状況などを綴っていきたいと思います
発症当初の話
我が家のタイムスケジュールとしては、大体夜の9時頃娘たちが寝るように促しています。症状が初めて見られたその日も、娘たち二人は夜の9時に二人で仲良く寝室に入っていきました。少しして娘たちが寝たのを確認し、私たちも大人の寝室で睡眠に入るのです
そして夜中の一時頃でしょうか?その症状は現れました
いつもと違う悲鳴にも似たような泣き声。その泣き声を聞いたときは正直心臓が止まりそうな感覚に陥ったことを今でも覚えています。ちなみにその時悲鳴にも似たような泣き声をあげていたのは双子の次女でした
すぐに娘たちの部屋に行き落ち着かせようとしましたが、再び次女が落ち着き寝てしまうまではいつもより時間を要しました。ただ、原因は「ただの夜泣き」と考えていたので、次女が寝てしまってからはまた大人の寝室に戻って布団に入りました
しかし、その日は1時間から2時間おきに次女が同じような泣き方を繰り返していたため、さすがに体調不良などを疑いましたが、翌朝には元気にケロッとした姿を見せていたので、安心し「やはりただの夜泣きか・・・」で済ませてしまいました
負の連鎖
翌日の夜も次女が泣き叫ぶような症状が出ました。しかしその日はそれだけに収まりませんでした
次女が泣き叫ぶことにより長女が目を覚まします。そして長女もそれに同調して泣き叫びます。泣き叫びの負の連鎖です。これが数時間おきにやってきます。これが続くと、私たち自身も睡眠不足となり精神的に参ってきます(反して娘たちは朝ケロッとしているのですが)
こういった症状が日々続くと、流石に「ただの夜泣き」ではないと思い、色々調べた結果「夜驚症」にたどり着いたのでした
4.我が家での原因(と思われるもの)
一つに環境の変化が原因であると思われました。ちょうど夜驚症が現れたころは、娘たちが通っていた小規模保育所を卒園して、新しい幼稚園に通い始めた頃でした。そのような環境の変化が、一つのストレスとして夜驚症に結びついていたのではないかと考えられます
そして、もう一つは娘たち二人だけで寝るという事が、まだ少しだけストレスに繋がっていたのではないかという事です
娘たち自身も二人で寝るという事に対してやる気でしたが、たまに不安見せるという事がありました。二人で寝るという事の不安感も夜驚症の一つの原因だったのかもしれません
5.我が家での対策
ストレスや不安感が原因であると考えた私たちは、それを取り除けるように動くことにしました
一つには今日幼稚園であった事についてよく耳を傾けて、みんなで共有を図るという事。何か刺激的な事があれば、夜驚症に繋がるような原因が紐解けるかもしれません
そして、親と子どもで一緒に寝るという事。やる気があるとは言えども、まだまだ不安を見せる事がある時は一緒に寝るようにしました。
正直些細な対策ではあったのですが、こうすることで少しづつ夜驚症の症状は見られなくなりました
6.おわりに
以上「夜驚症」の紹介と我が家での症例や対策でした
夜驚症が見られると、大人の睡眠不足にも繋がります(大して子どもはケロッとしていることが多い)
子ども成長とともに、その症状が自然と消えることを待つのも一つの手ですが、夜驚症が続けば親側の睡眠不足が続き、精神的に悪影響を及ぼすことにも繋がりかねません
夜驚症と思われるような症状が見られたら、考えられる対策行う事も大切ですし、睡眠障害を専門に取り扱うお医者さんもいますので、そちらで受診するのも一つの手かもしれません