歩けば世を馴らすモモンガさん   作:Seidou
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二度目の恋

 ―――気が付けば、異形の精神に飲まれそうになっていた。片方が人を何とも思わずに引きちぎればもう片方がそれを止め、逆の立場になった時には立場を入れ替えて人の心を保ったのだ。それはお互いがお互いに他人でなければ出来ないこと、自分の精神一つでは為しえない事。そうして私とサトルは人間性を保っていった。

 

 遠い昔、彼と私が()()としての心を維持するために作り上げた関係、それはとても愛おしくて、大切で、忘れがたいものだった。何せ250年経っても忘れられなかったのだ。あの頃の関係に戻れたならどれほど動くはずもない心臓が音を奏でてくれるのだろう?そんな関係もツアーが登場した頃には終わりを迎え始めた。

 別にツアーは嫌いじゃない。寧ろ好きな類の相手だ。心優しい竜に何度救われたか。彼も私の大切な存在の一つだ。ただ、サトルと一緒にいられる時間が時が経てば経つほどに少しずつ失われていったのが寂しかった。もっと一緒に居たい、すぐ傍に居て欲しい。そんなわがままな感情ばかりが自分の心を占めていった。

 気が付けばサトルの周りは賑やかだ。二人きりだった頃が懐かしいほどに一緒に居られる時間は無くなっていった。 大好きなサトルの傍に居たくて、色んな事をしてみた。―――一緒に買い物に出かけたり、二人だけしか知らない洞窟探索に出かけてみたり、…そういえば奴隷になろうとさえしたな。あれはちょっとやり過ぎだったかとも思うけれど。

 それでも大好きなサトルと一緒に居られるのならば嬉しかった。楽しかった。幸せだった。―――それだけで良かった。他に何もいらなかった。私のこの気持ちは嘘偽りじゃない。本当の”キーノ・ファスリス・インベルン”としての気持ちだ。異形でもない、ただの一人の少女としての気持ちだ。―――だからこそ、その思いが叶わないのが分かった今、少しばかり寂しい気持ちになる。

 

―――仕方がないさ。サトルはサトルだ。だからこそ好きになったんだから。だけど、もう諦めるべきなんだ。そう、もうすぐ終わりは来るのだから。あんな風に言ってしまった自分に後悔だ。突き放してしまった彼の心を思うと今もチクリと心が痛む。

 動くはずのない心臓を動かしてくれる、唯一の人だった。大切な、大切な―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「モモン、今日は少しばかり遠出しよう」

「ん?何処に行くんだ?」

 

 連絡役として毎日のように来るイビルアイに視線を落とし、モモンガは答える。「別にたいした所じゃないさ」そういいながらもモモンガの手を掴んで歩き出すイビルアイにモモンガは素直に従った。

 いつものようにまずは市場から、明るい話題の無い王都。だが、食品類の揃う市場だけは別だ。なにせ日々の食卓に並ぶ食材を少しでも安く買おうと主婦の方々が目を光らせているのだから。そんな強烈な、食物連鎖の上位に立てそうな二人でも気が引ける光景はある意味では活気、活力なのだ。

 それを拝ませてもらった後、今日行ってみたい所に足を運ぶ。ここ最近は毎日のようにこの流れだった。荷物持ちはモモンガが、品定めはイビルアイが。そうして午前中は過ぎていく。

 

「アーグランドはそんなに活気に溢れているのか」

「あぁー、なんか昔に作った俺の”営業マンノウハウ集”ってやつを使ってるようでな、なんでかかなり上手く利益が出ているらしい」

「良いことじゃないか、その”えーぎょーまんのーはー集”というのがどういうのかは知らんがモモンの”りある”での特殊技術(スキル)を用いたものってことだろう?」

「まぁ、そうなるかな?」

 

 どうやら200年以上前に作った彼の資料のおかげでアーグランドは盛況しているらしい。十三英雄時代には国家すら滅びる危機に瀕した時代に突入したから、そんなこと考える時間もなかったけれども。彼の残してくれた書物を元に国家の、主に経済面を見直したところ、現在ではかなりの利益を出せるまでになったそうだ。

 勿論すぐに上手く行ったわけではないそうだけど、ツアーがモモンガに頼んで書いてもらった書物の内容を色々採用したおかげで今は潤っているらしい。特に外交による物資の交換利益は中々のものがあるらしい。そしてなんでも”きぎょー”なるモノが国内には溢れかえっていて、しかもモモンガの理念に基づき”ほわいと”なる素晴らしい環境で過ごしているらしい。アーグランド万歳だ。是非とも王国も見習って欲しいものだが、この国の腐った貴族共では無理だろう。

 

「一度荷物を直しに行くぞ」

「いえすまむ」

 

 意味は分からないがモモンガが了解と思わしき返事をする。平和な時間が心地良い、と感じながらイビルアイは本拠地へと向かっていった。

 

 

 

 

 お昼は必要ない。なぜなら二人とも死者(アンデッド)だからである。であるからして休む必要も無く、休憩も取らずにずっと都内を回っていた。ラキュース達に必要な食料や冒険に必要な道具、そういったものを買いあさって回っていたのだ。別に毎日する必要のあることではないが、ラキュースはわざとそういった仕事を用意してくれていた。ある意味イビルアイより経験が薄いといってもいい彼女がどうしてここまで気が回るのかも気になるが、貴族出身なら色々と教え込まれているのかもな。そうイビルアイは結論付ける。

 そうして二人でぶらりと王都を周り、することも無くなって日が傾き始めた頃。王都の外へ行こうと促した。

 

 

 

「いいけど、どこへだ?」

「秘密だ…女には秘密が必要だからな」

「ん?…わかった」

 

 疑問の声を上げつつも、イビルアイの提案に付いていく。どうやら王都を出るようで、少しばかり遠い距離を二人でゆっくり歩いていく。彼女の小さな歩幅に合わせ、ゆっくりのんびりと足を動かす。歩くペースの把握はバッチリだ。長年連れ添った経験は伊達じゃない。悪くない空気に心地良さを覚えながらイビルアイの言う目的地までゆっくりと移動する。黙っていても苦じゃないけれど、日々の何気ない雑談も欠かせない。モモンガはこうして二人でゆっくり歩きながら会話をする時間を気に入っていた。

 

「近頃はトブの大森林に異変が起きているらしいぞ」

「へぇ…。あの森って亜人一杯ってツアーから聞いてはいたけど?」

「あぁ、今どんな連中がいるかは私も詳しくは知らんが」

「異変って?」

「なんでもゴブリンやオーガが森から集団で飛び出してくるんだそうだ」

「人間を狩りにきたんじゃないのか?」

 

 当然の疑問だろう。人間を食べる種族というのはこの世界には驚くほど多い。食料としか思っていない種族もいるほどだ。

 

「いいや、違うらしい。どうにも何かに脅えて飛び出してきたように見えるのだそうだ」

「何かに?」

「あの森には森の賢王と呼ばれるものが居たり、ナーガやトロールなんかの強い種族もいるからな。何かしらの力関係の変化があったんじゃないか?」

「なるほどねぇ…」

 

 一体何があったんだろう?そういえばカルネ村は大丈夫だろうか?と思ったが大丈夫だそうだ。何故か近隣の村の中ではカルネ村だけは一切の被害がないらしい。

 

「今はその飛び出したゴブリン狩りで冒険者達の仕事が賑わっているらしいぞ?何でもまるで脅えながら逃げているようで碌に武装もしていないそうだ。おかげで楽に狩りが出来るらしい」

「へぇー、一体何があっただろうな?」

「さぁ、何だろうな?私もわからん」

 

 二人して、どうしてなんだろう?という会話をしながらゆるゆると目的地へと歩いていく。のんびりとした会話を続ける。それは心地良い時間だった。

 そうして歩き続け、やがて目的地が見えてくる。そこは王都の外、振り向けば王都全体を眺められるほどの距離。小高い丘があり、そこの一番高い木の下から二人揃って王都を眺める。

 

「こうして遠距離で見れば悪くないんだけどなぁ」

「あぁ、まぁ否定はしない」

 

 王都は古臭すぎて、華が無いのだ。もっと言えば治安の悪さ、景気の悪さでウンザリする。帝国のように綺麗に建物が並び、活気があるわけではない。古いだけという値段も付かない歴史だけが増して行く。市民の暮らしは良くならないのに歴史ばかりが積み上がっていく。そんな王国の統治体制に国民は不満を持ちながらも変えられない、いや。変わろうとしないのだ。上層部の腐敗の下に慣らされすぎているのだ。国民の大半はもはや現状を変えることに力を注ごうとはしない。腐った世界だ。

 そんな王都でも離れた小高い丘から見下ろせば決して悪くはない景色に思える。思えるだけだが。それでもイビルアイはここにつれてきたかった。

 

「…懐かしいと思わないか?」

「うん?」

 

 イビルアイがポツリと呟く、それに疑問形の声を出すモモンガ。慎重派な彼の為に、自身の持つマジックアイテムを使用し、周囲に音が漏れる可能性を遮断する。

 

「…サトル、こんな風にさ、少し小高い丘の上から私の()()を眺めていたよな」

「…あぁ」

 

 そういえば、と言う感じでモモンガは相槌を打つ。

 出会ったばかりの頃を思い出す―――それは見知らぬ少女と出会ったばかりの頃、ほんとうに彼女が少女だった頃。彼女の周りには死者(アンデッド)が溢れていた。彼女の生まれながらの異能(タレント)である”転生”の力の代償によって引き起こされた事件。それは一国を代償にして、この世界の圧倒的強者を生み出すものだった。

 彼女が望まずとも、その力を利用しようとする者達がいたのだ。そして彼女がそれまで生きていた世界は崩壊した。

 

 

 

 

「あの時さ、言ってくれたよな?『なら、一緒に冒険しよう。世界を余すことなく見て周ろう』って」

「…言ったなぁ」

「後悔…してる?」

 

 ふるりふるり、と。ゆっくり首を振る。そんなモモンガの姿にイビルアイは口の端をにわかに吊り上げる。

 心地良い、本当に居心地の良い時間。大好きな、大切な時間。それを今から自分で壊すのだ。諦めにも似た、嘲笑が零れた。

 

「冒険は楽しかったな」

「あぁ、色々あったなぁ。法国と一戦交えたり、未知のマジックアイテムを手に入れたり」

「一緒に居て楽しかった…」

「俺もだぞ?ツアーと出会うまでは二人だけでずっと旅してたなぁ、今思うと静かな日々だったな」

 

 ツアーと出会った頃からはずっと二人以外の誰かが居た。というかツアーがアーグランドにモモンガを押し込んだのだ。プレイヤーの存在を無闇に広げない為にも、アーグランドを主体として活動するようモモンガに言い聞かせたのだ。まぁでも、モモンガの強さと強大な存在感を思えば仕方の無いことだったろう。

 意外と素直に従ったモモンガと一緒にしばらくアーグランドで過ごす日々が始まった。それからはアーグランド内地を探索し尽くした。もう色々やっちゃった。モモンガのレアモノ探究心は止まらないのだ。割とほとんどの洞窟を掘りつくして常闇の竜王(ディープネス・ドラゴンロード)の巣穴を掘り当てたりもした。そこから地獄の48時間が始まったりもするのだが、それすらも今ではただの懐かしい記憶だ。

 そうしてリーダー達が来るまで、そしてその後も、とんでもなく賑やかな時間を過ごしてきた。…思えばモモンガに振られてからの200年は凄く地味だったな。目立つわけにもいかず、風来坊のような暮らしをしてきた。ティアに襲われるまでの数十年は静かに森の奥で暮らしていたが、運命なのか結局は人間の住む世界へと戻ってきていた。

 結局のところイビルアイという少女は人と関わらずには居られないのだ。例えそれが破滅へ向かう道であっても。彼がいなくても、きっとそうだったろう。

蒼の薔薇の面々に向ける強者たる姿じゃない、ただの少女として向き直る。―――終わりの時は来た。

 

 

 

 

 

 

「―――サトル、私はサトルが好きだ」

「…は?」

「一緒に居てくれた、見守り続けてくれた」

「キ、キーノ?ちょ…」

「父の様でいて、頼れる男性だった」

「あ、あの…」

「一人の女として、サトルが好きだ」

「………」

 

 モモンガは黙して返さない。返せなかったのか、それすらも分からない。

 正直、すぐに答えが返ってこなくてホッとした。即否定などされたらこの想いを抱いたまま消滅を選んでしまうかもしれない。蒼の薔薇という大切な仲間が居ながらこんな事を思うなんて、結局私は色恋に振り回される唯のメスなのだな。なんてイビルアイは思っていた。

 

「…なんで今、こんな話をしたと思う?」

「………」

「我慢できなかった、というのもある…本当に好きだから」

「………」

「この間さ、何も出来なかったろ?地面に埋まってさ」

「…あぁー、うん」

 

 凄く気まずそうなモモンガの声、当然だろう。なんていったって自分が手を離したから地面に埋まったのだ。生きていただけでも不思議なぐらいの速度でメリメリ埋まりこんでいったのだ。自身に罪悪感を募らせるモモンガとしては凄く返答しづらい。

 

「最近も、サトルに八本指との戦いを任せてばかりだ」

「いや、それは…」

「私達蒼の薔薇がするべき仕事だったんだ、大体サトルは目立っちゃいけないんだろう?」

「…まぁ、確かにそうなんだけど」

 

 今まで八本指を襲撃していることを誤魔化していたというのに、言葉を濁らせる。もう「自分がやっちゃってまーす」と言ってるようなものだ。悪気は無かったんだ!とでも言いたげなその姿は嫌いじゃなくて、好きでたまらなくて困ってしまう。

 

「サトルが居るとさ、私がダメになるんだよ」

 

 この前の時みたいに、何も出来ないままの自分が嫌になる。モモンガが傍に居れば安心だが、仲間と自分だけならそれは凄く致命的な結果を生むだろう。彼に甘え、弱い女の部分を見せる自分が嫌になる。その弱さはきっと、いつか仲間の死を招くかもしれない。そう思うだけでも今の自分が許せなかった。イビルアイは恋をしながらも、恋を否定するべきだという矛盾の心を持つ、その矛盾故に心が壊れそうになるのを耐えていた。

 例え死者(アンデッド)であろうとも精神は宿る。それが破壊されそうになるのはつらいのだ。

 

「サトルが近くに居ると、私は弱くなる。甘えたくなる。」

「………」

「そんな自分が嫌になるんだ。きっと仲間に迷惑をかけてしまうだろう」

「………」

 

 そう言っても、何も語ろうとはしない骨の男に笑顔を向ける。困ったものだなと思いながらも彼らしいという気持ちが湧いてきて凄く幸せな気持ちになる。

 あぁ、そうだ。幸せに思えるんだ。250年前からずっとそうだった。この気持ちは病み付きになる。だからこそ、蒼の薔薇という仲間が居る今。頼ってはいけない。自身の能力は蒼の薔薇の中において最も強いのだ。そんな自分が弱さを見せれば皆を死なせてしまう一手に成りかねない。その考えが現実になるのが想像できてしまうのが怖い。

 だからこそ、彼女は今ここで答えを出そうとした。振られる為に答えを急いだのだ。

 

「…私の、女としての想いに応えてはくれないか?」

「………」

「サトルはさ…、一緒に居ると心がポカポカするんだ。もう我慢できなくなってしまうほどに、どんどんと気持ちが大きくなってしまうんだ。告白せずにいられないほどに」

「そ、それはタレン―――」

「タレントじゃない、そんなのある前から好きだった。」

「ウッ…―――」

 

 モモンガは言葉を詰まらせる。魔法で使う魅了(チャーム)には持続時間がある。だが自身の持つタレントは特殊なのだ。魅了の効果があるとはいえそれは、この世界基準(ユグドラシル産ではない)のスキルレベル1であり、かなり微弱な力だ。普通に過ごしている分には効果は知れている。だが何故か魅了は途切れることなく、そして()()されていくのだ。それはつまり一度好感を持てばそれ以下にはならないという事だ。

 そんな能力を持ってるからそういう想いを抱くのだ。と言おうとしても、そもそもイビルアイとの出会いはもっと昔なのだ。彼女の恋心にタレントは関係なかった。

 いつまでも答えを返さない死の支配者(オーバーロード)の姿に、「いつまでも変わらないなぁ」と思いながらも決断をする。振ってくれないのなら振るだけだ。

 

「私の気持ちに応えてくれないなら、私は蒼の薔薇を選ぶ」

「………」

「…私はさ、()()に生きてるよ」

「………」

「サトルが言ってくれたように、自由に生きてる。…恋は、新しい恋は出来なかったけれど」

「キーノ…」

 

 悲しい声を上げるモモンガ。何だよ今更と思わなくもない。けれどやっぱり「サトルが好きだ」の気持ちが強いのだ。それ以上何か言われると決断が鈍ってしまう。矢継ぎ早に言葉を紡ぐ。

 

「帰ってくれ、私は蒼の薔薇と一緒に居る。勿論今すぐとは言わない。この戦いが終わった後でもどっちでも良い」

「………」

「―――ありがとう、迎えに来てくれて。…色々折り合いが付いたら、改めて会いに行くから」

 

 嘘だ。そんな未来は絶対来ない。250年待ち続けた想いが折り合いなど付くものか。本当に女殺しだなとモモンガに笑って見せる。

 もう永久に会うことは無いだろう。そうしなければ自身がおかしくなってしまうから。サトルのタレントなんて関係ない。250年前から好きだった気持ち。それは絶対に嘘じゃないのだから。

 気が付けば、涙が出ていた。仮面の下はシトシトと湿り気を帯びて、被り心地が悪い。二度目の失恋は涙が出た。仮面で顔を隠しているおかげか、それとも彼女の心が変化したからなのかは分からない。女泣かせな酷い奴だと心の中で罵って、この密会は終わりだとばかりにマジックアイテムを仕舞う。

 

 

 

 

 そうしてイビルアイの初恋は二度目の終わりを迎える。

 彼女が蒼の薔薇を選び、恋心を自ら否定する形で終わりを迎えた。それは悲しい恋の物語。かつての英雄譚の裏側で描かれる悲劇の一幕は、こうして終わりを迎えたのだった。




いつも誤字報告してくださる方々、ありがとうございます。
コメントもいつも励みになります。

そして作中は一つの山を迎えます。やっぱメインヒロインとは山あり谷ありじゃないとね?ということでペロロンさん、たっちさん。モモンガさんをしばいてやって?
いやマジで、ボコボコにしていいですよ?美少女にこんな気持ちを抱かせる骨は間接ボッキボキに折られるといいんです。







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