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WASTE OF POPS 80s-90s

2018年09月16日

BTS(防弾少年団)新シングル内容変更、秋元康の作詞ナンバーは入らず

ものすごく触りたくないのですが、一度ネタにした以上落とし前は付けなくてはいけません。

まず、秋元康への発注はBTSのプロデューサーが直々にということのようです。「何で秋元康が関わってくるんだ」という意見も多いですが、出ている情報としては、関わらせたのは制作側から。
世界的に売れたことで、日本向け楽曲についてもビッグネームに依頼できるという、本当に純粋な気持ちで行ったことではないかと思います。

が、それが秋元康であったことで一気に噴き上がります。

前回の発表以降、BTSファンの中ではこのような動きがありました。

  • 日本国内で賛否両論巻き起こる。というか秋元康のことを好きではない人が「否」を唱えるのに対して「否」ではない人が「日本に向けて作ってくれた曲なのに」とカウンターを入れるような状況。
  • 韓国では完全に「否」が優勢。「秋元康は右翼である」「秋元康は女性蔑視者である」との言説と共にものすごい勢いで「否」の意見が拡散される。
  • 恐らくそれらを踏まえての今回の決定。

「秋元康は右翼である」なんて話は聞いたことがないのですが、ただ、特に女性にとって何だかなあと思う対象であることは否定できません。
KinKi Kidsに書いたり、過去には野猿、解散発表で自殺しちゃう女の子が出るくらいの男性歌手向けの詞も書ける人なのですが、現状のメイン業務を見る限り、女性から否定されてもそれはある程度仕方がないのかなとは思います。
特に韓国で「否」が相当に大きくなってしまった以上、選挙で選ばれたはずの大統領がデモで辞任せざるを得なくなるくらい「法」「理」以上に「情」が強いお国柄ですから、何もしないという選択肢はその時点でなくなってしまったのかもしれません。

いろいろ見てみると、日本のファンの中にも「世界的なミュージシャンになったのだから、もう敢えて日本語曲を作る必要もない」と考えている方も多く、そこらへんも制作側とファンの間での不幸な意識のアンマッチがあったのでしょう。
でも、「否」ではない日本ファンの「せっかく日本に向けて作ってくれた曲なのだから聴きたい」という意見が、自分には一番刺さります。

こういう報道が出た以上、リリースしなければ全部なかったことになるということもないわけで、それなら一度リリースしてみて、いい歌詞なら「いいね、秋元康の割には」で終了、クソみたいな歌詞なら「それ行け叩け炎上だ」という、結果での判断ではダメなのだろうかと、思うのですが。
ただそれでも女性ファンの気持ちも考えると、やむを得ないのかなあとも思ったり、いや本当こういうの難しい。