下の記事を書いたのが3年前になる。JR西の鉄道の日記念切符が、北陸の3つの3セク対応になって、その存在価値が高まってきたという話だった。
こんな記事を書いた3年後の2018年にはどうなったかというと、鉄道の日記念切符は無くなっていた!とくに何の前触れもなくしれっと消えていた!夢の3セク対応は、2015年と2016年の2年間だけだった!まさにあれは夢だったのだ!
昨年の2017年は「JR西30週年記念なんちゃら切符が出ますので、いつもの乗り放題は今年は発売しません」というアナウンスがあり、なんだか嫌な予感がなかったではない。その嫌な予感は的中。今年は何もなかった。ただただ無かった。発売しなかった。つまり2016年のが、鉄道の日記念の切符のラストイヤーだったわけだ。
18きっぷなんかも、消えるときはこんなふうに、なんとなくなく、アッサリ消滅する可能性が高いのだろうなと思った。それか、しれっと5日連続使用とかに改変されたりして。「今年も18きっぷの発売スケジュールが発表されました!」と大騒ぎしている鉄オタたちを冷ややかに見守っていた人も多いだろうが、あれには「今年も存続した!」という安堵が含まれていたのだ。何度もJRに煮え湯を飲まされたがゆえの感情だろう。
ちなみに2017年のJR西30週年なんちゃらってのは、週末だけ予約限定で格安で新幹線が乗れるという意味のない切符だった。当然のことながら予約で瞬殺されたらしい。本気でどうでもいい。
去年の今頃は「今年は出ないのか~。じゃあ富山とか北陸は来年までお預けかな?」とか呑気に構えていたが、鉄道の日記念の完全消滅という事態を真剣に受け止め、秋の乗り放題パス体制に対応していかねばならない。
幸いにして、去年は上のような事情があり、秋の乗り放題パスを使用している。その経験を活かして今年も乗り切ろうと思う。それにしても富山がな~。もう夜行バスで行くしかしょうがない土地になってしまったのかも。
去年の秋の乗り放題パスのレポートも残されている。
自分でも読み返してみると、乗り放題パスの使いにくさを呪いつつ、今年の鉄道の日記念きっぷの復活に期待していて悲しくなった。あと、北陸方面に行くのは、あまりコスパがよろしくないというのを思い出せた。完全に忘れていて、もう一度おなじことをやるところだった。備忘録って素晴らしい!
今年の自分のスケジュールが、何日間の旅行を許すのかはわからないけれど、行くとしたら関東方面か、西なら最低でも広島以西だなあと思った次第。再来年につなげるために、使ったらまたレポートしようと思う。
2018年の夏の18きっぷは5回ぶんをちょうど消費。9月10日までかかったので本当にぎりぎりだった。高松に1泊した以外は、名古屋とか滋賀県とか兵庫県とか近場に利用しているうちに終わった。そんな夏もある。災害も多くて鉄道網も寸断されてしまっていたし。猛暑もあったし、本当に嫌な年だった。
最後に「秋の乗り放題パス」の基本的なデータを一応。
販売期間
2018年9月15日(土) 〜 2018年10月21日(日)
利用期間
2018年10月6日(土) 〜 2018年10月21日(日)
(2週間で3日連続という難しさに悶えて欲しい)
価格
【おとな】7,710円
【こども】3,850円
大人用と子供用で値段が違うのが18きっぷに対する数少ない利点か。家族で旅行するなら良いんじゃない?ただし僕には一切関係ない。