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【芸能・社会】

安室奈美恵、ついに引退 沖縄でラストライブ

2018年9月17日 紙面から

15日のラストライブで熱唱する安室奈美恵

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 歌手の安室奈美恵(40)がデビューから丸26年となる16日、引退の日を迎えた。前日は沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターでラストライブを開催。この日は隣接する宜野湾トロピカルビーチで「WE ▼ NAMIE HANABI SHOW」が開催され、安室の楽曲に合わせて花火1万2000発が夜空を彩った。安室本人は登場しなかったものの、お忍びで客席から鑑賞。歌手人生最後の瞬間は地元でファンとともに迎えた。

 音楽史に数々の功績を残した安室が歌手として迎えた最後の日。関係者によると安室はこの日、沖縄の撮影を行っていたという。ドキュメンタリー番組の収録である可能性が高い。

 ラストライブから一夜が明け、那覇市内の新聞社「琉球新報」本社で開催されている企画展「My Hero」には、朝からファンが長蛇の列を作った。同紙が発行した安室のラッピング紙面の即売所も設けられ、飛ぶように売れていた。

 一方、前日にライブが開催された沖縄コンベンションセンターでは、安室のライブ映像上映会「We ▼ NAMIE 応援上映」が行われ、思い思いのコスチュームに身を包んだファンが5回にわたる上映を楽しみながら、大好きな歌姫との別れを惜しんだ。

 花火大会は午後7時30分にスタート。ビーチの特設会場はチケットを購入した1万5000人に加え、コンベンションセンター一帯にもファン約1万5000人が集結した。

 奈美恵コールが巻き起こる中、「Do It For Love」で始まり、噴水やレーザーのド派手な演出とともに夜空に大輪の花が咲いた。おびただしいほどの光に包まれながら13曲目の「Finally」でフィナーレを迎えると、6月3日、東京ドームでのツアーファイナルの音源を使って締めくくった。

 「最後は笑顔で。みんな、元気でね。バイバーイ!!」。

 花火大会終了後、安室は自身の公式サイトでコメントを発表。「引退という選択をした私に対し、ファンの皆さんも色々な感情があったかと思います… 実りある25年間をファンの皆さんと過ごせた事、応援してくださり、支えて下さった事、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。『ありがとうございました』。25年間ほんの一瞬でもファンの皆さんの心に寄り添える歌手でいられたなら嬉しく思います。応援して下さったファンの皆様、『25年間ありがとうございました』」とつづった。17日から安室はいち音楽ファンとして新たな人生を歩む。

 ▽MAXのNANA(42) (自身のブログで)「奈美恵に出会えたこと。SUPER MONKEY’Sのメンバーになれたこと。私にとっては最高の奇跡です!! たくさんの思い出とたくさんの感謝の気持ちで胸がいっぱいです。本当に本当にありがとう」

◆山Pら豪華ゲスト 小室曲などを熱唱

 【安室奈美恵ラストライブVTR】

 安室が15日に沖縄コンベンションセンター展示棟で開催したラストライブはフェス形式で、平井堅(46)やMONGOL800、BEGINも出演した。

 主役の安室は、ベストアルバム「Finally」に収録された新曲ばかり歌い、過去のヒット曲は1曲もセレクトしなかった。途中から過去にコラボ曲を発表したアーティストを招いてのステージとなり、すでに出演が発表されていた平井や台湾の歌姫ジョリン・ツァイ(38)のほか、シークレットゲストとして山下智久(33)やDOUBLEが登場した。

 コラボステージを心から楽しむように、それぞれとの共演を終えると安室は笑顔で何度もガッツポーズを繰り返した。歌手人生最後の曲は、自身と同じく引退の道を選んだ小室哲哉(59)が作詞作曲した「How do you feel now?」だった。

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