幸楽苑は1954(昭和29年)年9月22日に福島県会津若松市の神明町で創業し、2018年9月22日で創業64周年を迎える。創業から半世紀以上経っているのだから立派な老舗店だ。幸楽苑は創業64周年を記念して創業祭を2018年9月15日(土)~9月24日(月)の10日間限定で実施し、懐かしの290円(税抜)中華そばクラシックを幸楽苑全店舗にて、3年ぶりに限定復活して販売している。今回は幸楽苑と創業祭を紹介していきたい。
目次
1 幸楽苑の原点
2 幸楽苑の安売り戦略は見直されることになった
3 創業64周年の幸楽苑創業祭
4 食べ比べセットを食べた感想
5 中華そばクラシックと新極上中華そばどちらが好み?
6 まとめ
1 幸楽苑の原点
2 幸楽苑の安売り戦略は見直されることになった
3 創業64周年の幸楽苑創業祭
4 食べ比べセットを食べた感想
5 中華そばクラシックと新極上中華そばどちらが好み?
6 まとめ
幸楽苑の原点
幸楽苑は創業者の新井田司翁が開業した味よし食堂から始まった。初めはわずか6坪(1坪は約2畳なので約12畳)の雨漏りをする食堂だった。味よし食堂は現在は存在していない。1967(昭和42年)に幸楽苑として法人化し、ラーメンと餃子の専門店として人気店となり、年を重ねる毎に店舗を増やしていった。
福島県一の食堂にするという思いから始まり、現在は総店舗数530を超え、年間延べ6,000万人を超える人に利用される規模にまで成長した。全国1,000店舗になることを目標にしていたが、巨額の減損損失の発生に至ったこともあり、この2~3年は新規出店よりも既存店強化に力を入れる。既存店舗強化に力を入れた後、財務状況をみた上で新規出店の計画を進めると思われる。
幸楽苑の安売り戦略は見直されることになった
利益より売上を優先した餃子無料券等の安売り戦略は収益性を悪化させたとして、経営上の誤りとして見直す指針を出している。お店を利用する客の立場としては、餃子無料券の配布や木曜日限定で配布された食事代半額分の金券は嬉しかったが、幸楽苑の経営的には収益性を悪化させた判断の誤りとして社長や役員に責任が追及されている。
また幸楽苑で餃子無料券や金券の配布をやって欲しいなと思っている人も多いと思うが、安売り戦略は失敗だったとこれだけ言われている中で再び実施することは期待できないだろう。幸楽苑ホールディングスとしてはいきなりステーキの出店が好調、商品戦略としては10~20代の女性やシルバー向けを対象に新規顧客を開拓するため、たっぷり野菜をコンセプトにヘルシー志向で新メニューを強化する。今後は値引きではなく、コラボ企画等も実施予定だ。
創業64周年の幸楽苑創業祭
2018年9月15日(土)~9月24日(月)の10日間限定で開催される創業祭、目玉は何と言っても3年ぶりに復活する中華そばクラシックだ。創業当時の昔ながらのあっさり、さっぱりスープの中華そばが、以前販売していた金額と同様の290円で税込で313円で販売する。
年に1度の食べ比べということで、中華そばクラシック290円と新極上中華そば390円の食べ比べセットが640円(税込691円)で販売される。これは通常価格の40円引きで64周年にちなんだ金額となっている。
他にも中華そばクラシックと餃子セットが通常価格の10円引きで500円(税込540円)、中華そばクラシックと半チャーハンセットが通常価格の10円引きで590円(税込637円)と少しお得に販売される。懐かしいあのスープを味わえるのはこの創業祭10日間だけだ。
特別キャンぺーンとしてTwitter応募で抽選で合計200名様にお食事券2,000円分、他にも様々な詰め合わせセットなどの商品も当たる。ハッシュタグ「#幸楽苑#創業祭#A賞」または「#幸楽苑#創業祭#B賞」を入れて、中華そばクラシックまたは新・極上中華そば食べ比べセットの写真と感想を入れてツイッターへ投稿することで、応募完了となる。応募は何回でも可能だ。
食べ比べセットを食べた感想
食べ比べセットは中華そばクラシック290円と新極上中華そば390円のセットだ。価格は40円引きの640円になるとはいえ、普通サイズのラーメンを2つ食べるとあって、頼むかどうか迷った。ハーフラーメンを2つでもう少し金額が安ければ迷うことはなかったが、食べ比べて味の違いを確認しようと頼むことにした。
2つのラーメンを比べてみると、中華そばクラシックはチャーシューが2枚、あと海苔が付いている。新極上中華そばはチャーシューが4枚、なるとが付いて海苔がない。メンマ、ネギ、麺はどちらのラーメンにも同程度入っていた。食べると中華そばクラシックは昔ながらのあっさりしたスープ。新極上中華そばのスープを続けて飲むと中華そばクラシックよりも濃くがある味だ。
中華そばクラシックと新極上中華そばどちらが好み?
チャーシューが多い分、ボリューム感もある。好みもあるだろうが、中華そばクラシックのスープの方が昔ながらの食堂の味がして懐かしく美味しいと感じた。今は出前でラーメンを頼むというのはあまり聞かないが、昔は出前でラーメンを頼むこともあり、そのとき出前できたラーメンの味だなと思い出す。食堂やラーメン屋でよくある味といえばそうなのかもしれないが、思い出もあって余計に美味しいと感じた。
変わらない味として中華そばクラシックを続けても良かったとも思うが、290円の中華そばクラシックだけを頼んで客単価が上がらないことから、客単価を上げることを目的にメニューの見せ方を変えたり、中華そばクラシックの販売をやめた経緯があるから、同じ金額で販売を再開することはないんだろうな。この創業祭の期間のみ販売ということで、懐かしの味を楽しめるのは1年に1度の機会と割り切って考えるしかないだろう。
今回は幸楽苑の創業64周年の創業祭や中華そばクラシックと新極上中華そばの食べ比べセットを食べた感想を紹介した。懐かしの中華そばクラシックを食べることができるのは創業祭の期間限定となるので、幸楽苑へ行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
・幸楽苑は創業64周年の創業祭で290円中華そばクラシックが復刻
・幸楽苑の安売り戦略は見直されることになった
・中華そばクラシックと新極上中華そばの食べ比べセットが販売中
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