ひとり旅の続き。
山口県から関門トンネルを抜けて、福岡県へ。
中州で一泊したのち、学問の神様・菅原道真が祀られる、
太宰府天満宮に行くことにしました。
なお、太陽がまぶしすぎて、一部画像が見づらい部分がありますのでご了承ください。
通りゃんせ
この童謡をご存知の方も多いでしょう。
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
もちろん、私も知っていました。
しかし恥ずかしながら、「天神様」=「菅原道真」ということは、太宰府天満宮に行って初めて知りました。
江戸時代にできた童謡のようですが、歌詞の不気味さがあって様々な都市伝説もあるみたいですね。
菅原道真公とは
太宰府天満宮に行ってみると、菅原道真への畏敬の念が強いため、このブログでも菅原道真「公」と付けたくなってしまいますね。
ガースーとは呼べない感じです。
そんな菅原道真公について、簡単に。
西暦845年に生まれ、没903年、京都生まれ。平安時代ですね。
学問の神様として名の知れた道真公は、幼少のころからその才覚を発揮していたそうです。
特に文学畑で活躍しており、国の文学編纂などで尽力し、右大臣にまで昇りつめました。(武術も嗜んだそうですが)
しかし、藤原時平の讒言によって、京都から今の太宰府周辺に左遷となります。
この時の役職が、太宰権師(だざいごんのそつ)です。
謹慎生活を送りながらも、人々のための政治も行った菅原道真公。
最期は、人々に愛されながら59歳で人生を終えました。
死後、「遺骨を牛に運ばせ、その牛が止まった場所に供養してほしい」という遺言に従って、牛が止まったのが今の太宰府天満宮と言われています。
なお、菅原道真公と牛については、白牛が藤原時平からの刺客から守ったなどの逸話が残されており、現在の太宰府天満宮に牛も祀られているのです。
というようなことが、敷地内にある「菅公歴史館」で学ぶことができます。
太宰府駅に降り立つ
博多駅から、西日本鉄道の太宰府駅へは、
JR博多駅⇒(鹿児島本線)⇒JR二日市駅⇒(徒歩10分)⇒西日本鉄道:二日市駅⇒(1駅)⇒太宰府駅です。
高校が近いらしく、またこの日が夏休み明けだったせいか、先生方がお迎えまでしていました。
駅前には、一蘭のおみやげ処が。
まだ朝の8時頃だったのでやってませんでしたが。
駅前にはお土産屋が立ち並び、そのまま太宰府天満宮の参道へとつながっています。
参道を進む
改札を出て、右方向に太宰府天満宮があります。
古民家、または古民家「風」なお店が軒を連ねています。
8時過ぎ頃の様子ですが、空いているお店が数軒ありました。
人はそれほど歩いておらず、快適な歩行空間でした。
この日はもう、太陽がまぶしすぎて困ったものです。
なお、参道の中にはコンセプトスタバも立地しています。
一応、こちらが紹介記事です。メニューは普通。
菅原道真公の祀られる太宰府天満宮へ
歩いて10分もかからない程度で、太宰府天満宮の入り口に到着しました。
全体像がこちら。
メインの「御本殿」以外にも、太鼓橋や御神牛などの見どころがあります。
また、九州国立博物館とだざいふ遊園地といったレジャー施設も。
九州国立博物館、行きたかったのですが、月曜日(=定休日)という凡ミスをやらかしました。
こちらが御神牛(ごしんぎゅう)。
なでると、なでたところが良くなるとか。
鼻が一番なでられているため、テッカテカです。
こちらが太鼓橋。
この太鼓橋に限らず、朱色の橋って好きなんですよね。
池の上にはカエルの石像も置かれています。
橋と言いつつ、ほぼ階段ですね。
御本殿へ
太鼓橋を渡るとすぐに御本殿が見えてきます。
御本殿の手前の門。ご立派です。
こちらにも牛が。
こっちは昭和33年と書かれているので、入り口の御神牛(昭和60年?)よりもベテランです。
だいぶ痩せているようにも見受けられます。
こちらが営業時間。季節によって多少変動アリ。
本題に戻りますが、こちらが御本殿です。
平日の朝でも、何人か参拝客がいらっしゃいますね。
左右には、梅の木が植えられています。
かわいいサイズの牛も。
そして学問の神様らしく、受験合格と大きく売り出されています。
その他、敷地内の写真ダイジェスト
これは休憩室。冷房完備、授乳室なども。
キリンですかね。
こちらは鳥の「ウソ」。ポケモン感がある。
敷地内には、池が多かったですね。
太鼓橋が映える。
参道の名物は「梅ヶ枝餅」
小一時間、太宰府天満宮にいたので、時刻は午前9時30分ころ。
この頃には、多くの店が開店していました。
そして名物は梅ヶ枝餅。
あんこを薄めの餅でくるんで焼いたものです。
左遷されて傷心中の菅原道真公に、老婆が励ましの意味を込めて、梅の枝を添えてこの餅を差し出したところ、菅原道真公がいたく気に入ったそうです。
サイズはこぶし大くらいで、簡単に持ち運べるサイズ。
参道内には、軽く10軒以上は売られていました。
全てが120円だったので、何か取り決めがあるのでしょうね。
こういう焼き餅、かなり好きなんですよね。
3つほど色んな店で買って食べ歩きましたが、味の違いは分かりませんでした。
小説「君の膵臓を食べたい」でも登場していましたね。
なお、梅ヶ枝餅をお土産に買おうと思い、福岡空港を探したのですが見つかりませんでした。
買うならここで買うべきみたいですね。
そして、9時30分ころになると、一気にチャイナタウンかというほど中国系観光客の人の群れ。
すぐ近くの駐車場を見に行ったら、相当数のバスが停まっていました。
そりゃいっぱいになるわけだわね。
というわけで、行くなら朝早くの方が良さそうです。
帰りはそのまま帰る予定でしたので、「福岡空港行き」のバスが太宰府駅前から出ていて便利。
(国際線の方に行かされますが、すぐ国内線に行けます)
学問の神様に会ってきたので…
学問の神様のところに行ってきたので、何らかの学問をしなければ。
(すっかり英語学習をさぼってることはよぎりましたけどね)
というわけで、新しく勉強用の本をAmazonで発注してみました。
最近ニュース等でも見て気になった、世界遺産検定です。
受験するかは分からないけど、勉強してみると面白いかもしれません。
単に観光で太宰府天満宮に行っただけですが、少しでもやる気になれれば良かったなり。