今回は午堂登紀雄さんの『人生の「質」を上げる孤独をたのしむ力』を読んだ感想を述べたいと思います。なお、この本は日本実業出版社より献本されました。
人生の「質」を上げる
SNSやスマートフォンの普及によって、常に誰かと繋がっていなければ気持ちが落ち着かない時代となり、「孤独」や「ぼっち」という言葉に対してネガティブな印象を持っている人が多くなったと思います。
実はこれ思い込んでいるだけで、自分の固定観念に原因があるのではないでしょうか。
我慢して周囲に合わせていませんか?
人間関係に疲弊し、行き詰まっていませんか?
そんな時代だからこそ「孤独力」が大切なのではないでしょうか。
「孤独力」とは
孤独力とは、社会の中で人と関わりながら、自分の意志を主軸に置いて自己責任で生きようとする姿勢(自分との対話)、つまり内省を習慣化することです。ひとり自分の信じる道を歩く「孤高」という概念を持つことが孤独力を培うということなのです。
内省
ありのままの「自分」を知るということ
自己分析をしてみて、自分を知る努力をしましょう。
過去よりも未来に焦点をあてて自分に合うことする。
「いつも誰かと一緒にいる」のをやめる。他人のせいにするのをやめる。自分をさらけ出す勇気を持つ。
経験を振り返って、感情をそのまま受け止めて自分をごまかさない。
これらのことをもとにありのままの自分を生きましょうということです。
人間関係
友達の数を気にするのをやめよう!!
自分を中心にものごとを考えてみましょう。自分を見てくれる人、弱さをも認めてくれる人と出会いましょう。
・自分も相手も認めることができる
・自分がわかれば他人のこともわかる
・自分を表現できる
こういった環境にいることが孤独力を培うのに最適な場になるということです。
価値観
自分の本心に従って生きよう!!
自分の考えに自信を持って生きましょう。「常識」、「世間的な基準」に囚われることをやめましょう。
行動
好きなことに没頭しよう!!
目標の実現に向けて集中し、好きなことに没頭できるようになりましょう。自分の頭で考えて行動しましょう。
上を目指して努力すれば、必ず壁にぶつかる。その壁は自分の心そのもの・悩み・想像力そのものなのです。
「相談して決断する」これはやめましょう。自分の決断に自信を持って没頭すれば問題解決に繋がります、問題から逃げずに行動しましょう。
読書・家族
体験を幸せに繋げよう
読書や家族と過ごす時間は幸せに繋がります。世の中の仕組みと自分の人生とを関連付ける大切なものなのです。
まとめと所見
孤独力の最初のイメージは独りで何とかするものだと思っていたのですが、読んでみて違うんだなーと思いました。
ただ、この本でいう「孤独」は簡単なものではないのだということが、同時に解かったとも思っています。
いつも誰かといるというのはあまり良くないと思うし、価値観があまりにも違う相手とは距離を置きたいとも思います。
孤独力を活かすためには、環境も大事なんだなーと思いました。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。