海外旅行に行くと、現地での通信手段を悩みますよね。最近では現地でSIMカードを買ったり、日本からモバイルルーターを借りて行ったりと選択肢はさまざまです。今回、HISモバイルが7月からサービスを開始した「変なSIM」を購入したので、iPhoneに入れてみました。
変なSIMって?
旅行大手のHISのグループ会社、H.I.S.Mobile株式会社が運営しているSIMです。HISモバイルはもともと格安スマホの会社で、海外旅行者向けに海外用の「変なSIM」を販売しています。
利用料金
結構安いので手軽に購入できます。
- データの料金/200MBまで24時間500円(不課税)
- SIM本体価格/1,980円★2018年9月30日までにオンライン購入で990円(税別)
利用できる国と地域
ポイントは利用できる国の多さ。私はこれがメリットだと思い購入しました。毎回各国でSIMカードを手配するのが面倒なので。以下が使える国と地域だそうです。日本人が行きそうなところはだいたい入ってそうですね。
アイスランド/アイルランド/アゼルバイジャン共和国/アメリカ合衆国/アルバニア/イギリス/イスラエル/イタリア/イラン/インド/インドネシア/ウクライナ/ウズベキスタン/ウルグアイ/エストニア/オーストラリア/オーストリア/オマーン/オランダ/カザフスタン/カタール/カナダ/韓国/カンボジア/ギリシャ/グアム(アメリカ)/クロアチア/サウジアラビア/ジョージア/シンガポール/スイス/スウェーデン/スペイン/スリランカ/スロベニア/セルビア/タイ/台湾/チェコ/中国/チリ/デンマーク/ドイツ/トルコ/ニュージーランド/ノルウェー/バーレーン王国/パキスタン/ハンガリー/バングラデシュ/ハワイ(アメリカ)/フィリピン/フィンランド/プエルトリコ/フランス/ブルガリア/ベトナム/ベラルーシ/ベルギー/ポーランド/ポルトガル/香港/マカオ/マケドニア/マルタ/マレーシア/ミャンマー/メキシコ/モンテネグロ/ラトビア/リトアニア/リヒテンシュタイン/ルーマニア/ルクセンブルグ/ロシア
貼り付けるSIMです
この変なSIM、現在使っているSIMカードに貼り付けて使えるというのも助かります。買う前は、今の通信状態に不具合が起きないかちょっと心配でしたが、まあ、やってみないとわからない!ということで買ってみました。
貼り付けるのが不安な方や、貼り付けてうまくいかなかった方は、普通に差し替えるタイプのSIMカードも選べます。
注意点
変なSIMを使うときの注意点としては、SIMロックが解除されている端末か、SIMフリーの端末が必要です。
もう1点、このSIMカードは一度も使わないと3年間で無効になります。Webサイトにもこんな注意事項が。
ご購入されたSIMカードは、3年間未使用で無効化となる場合があります。予めご了承ください。
使うために買うと思いますので、ここは大丈夫でしょうけど・・。
貼り付けてみた
先日我が家に変なSIMが届いたので、早速貼り付けてみました。
貼り付け手順
ネコポスで届くので、不在でも受け取れました。
内容物は、SIMカード(貼り付けタイプ)、契約内容通知書、納品書、アンドロイド用の手順、iPhone用の手順。広告なども何もなくシンプルなものです。
私はiPhone SEを使っているので、iPhone用の手順に目を通してみます。すると、こんな表記が。
SIMピンを紛失される方、多いんですかね。私は旅先でSIMピンをよく忘れるので、代替品を使うことが多いですが・・。よければこちらもご覧くださいませ・・
では、早速SIMを貼ってみましょう。 まずはトレーを取り出して準備。
透明フィルムを持ち上げます。
フィルムを持ち上げてカラになったトレーの部分に、普段使っているSIMカードを置きます。こんなのでいいのかな?
そして、フィルムを戻します。
なんかモリっとしてるけど、大丈夫かな??ちょっと不安・・・。一体化したSIMをフィルムから外してみます。なんか、もともとのSIMの白いところがはみ出てるけど、大丈夫かな??
不安でいっぱいになりつつ、iPhoneに入れてみると、意外と普通に入りました。SIMトレーは厚みも幅も少し余裕があるんですかね。
アプリの設定
変なSIMは差すだけでは使えません。専用のアプリを入れてもろもろ設定が必要です。
iPhoneアプリは直接ダウンロードして信頼してあげる
アンドロイドはGoogle Playからダウンロードできるようですが、iPhoneはAPPストアで検索しても出てきません。同封されていた手順にQRコードがついていますので、そちらからダウンロードします。
無事ダウンロードできた!と思い立ち上げようとすると・・
残念なことに信頼されていないそうです。「設定」→「一般」→「デバイス管理」でHISを選択し、信頼してあげないといけません。
これでようやくアプリが使えるようになりました。
アプリの様子
試しにアプリがどんな感じか立ち上げてみました。起動には結構時間がかかります。初回は1分以上かかったような。2回目以降は30秒くらいで起動しますが、もうちょっとサクッと起動してほしいです。
はじめは利用規約への同意が必要です。同意するために利用規約のリンクに進んでみたところ、こんな画面になりました。
HISさん、お願いします・・。同意しないと進めませんので、同意しますけど。
データを購入する画面
データは24時間単位で購入できます。何月何日~何月何日まで、という買い方ではなく、何日間という買い方で、実際に使い始めるとカウントダウンされれていくようです。
たとえば3日間(72時間)購入して、渡航先で使用を開始すると、そこから72時間のカウントダウンが始まるイメージですかね。実際の購入画面はこんな雰囲気です。
購入にはネット環境が必要なので、渡航前に購入しておくのが良いかもしれません。
SIMの切替画面
試しに変なSIMに切り替えてみました。アプリ内で切り替えが可能です。
もちろんここは日本なので、圏外です。
日本で格安SIMを使っている方は、ひと手間かかります
私は普段LINEモバイルを使っているのですが、このように格安SIMを使われている方は、帰国時にプロファイルを再度インストールする必要があるそうです。まだ実際に変なSIM使っていないので何とも言えませんが、ここはちょっと手間ですね。
来月からあちこちお出かけする予定がありますので、各国で試してみようと思います。