東大をはじめとする難関大志望者にはやたらと模試を受けまくる人がいる。特に予備校に在籍していない受験生に顕著だ。東大実戦模試・東大即応オープン・東大プレテスト・全統記述模試・駿台全国模試・全統マーク模試・センター試験プレテストと、こんな具合に模試を受けまくるわけだ。上記の模試を全て受験すると、その数はなんと16回。交通費込みで1回7000円と仮定すると10万円はかかる。それでも予備校費用の10分の1程度ではあるが、いくらなんでも受験し過ぎだ。私立進学校の中には年間20回近く模試を強制的に受験させるところもあるらしい。こんなことをやってたら貴重な時間がガンガン吹っ飛んでいく。模試なんて、そんなにたくさん受験する必要はない。

僕が受験する予定の模試は次の3つだけ。

第1回東大実戦模試
第2回東大実戦模試
駿台センタープレテスト

これだけで十分だ。

模試は確かに場慣れには適している。しかし模試では本番の緊張感を十分には再現できない。それに何回模試を受験したところで本番にアガる人はアガる。模試を受けなければ自分の実力を把握できないなんていう人がいるが、模試なんか受験しなくても実力チェックはできる。過去問なり問題集なり自力で解いてみればいいだけだ。解ければ力がある証拠、解けなければ実力不足というわけだ。

ただでさえ時間がない受験生、模試なんぞに貴重な時間を浪費している場合ではない。それに模試がある日曜日は復習や計画の修正、1週間の疲れを癒したりとやることは色々ある。日曜日にゴロゴロしているのはふつうの高1、高2かヤル気のない受験生だけだ。