<前文略>
気鋭のイスラム学者、池内氏の批判
著作物の話に戻ります。私が「はやりそうか」と思ったのは、気鋭のイスラム研究者で、その分野の著書が多い池内恵・東大准教授がネットに投稿しているのを読んだ時です。池内氏は「あなたの本には、池上さんの本に載っているようなことが書かれている」と、指摘され、驚いたというのです。実態は逆で、池内氏の本が先で、池上氏の本が後であるはず、という疑問を持ったのでしょう。
池内氏は中東に独自の研究、取材拠点も持ち、中東問題では最先端をいっているとされます。何が自分のオリジナルな成果であるか、当然、熟知しています。池上氏が池内氏を先行することまずないとの意識でしょうか。池内氏は「池上彰本なんて、全てどこかのいろいろな本の内容をもってきている」と、酷評しました。
さらに舌鋒鋭く、池内氏は「他人の知識、情報の転用だ。なんでも知っているように見える。実際は人を使って調べさせている」と。必死になって独自の人脈、情報源を開拓し、オリジナリティのある著書を書いたのに、出典の明記もなく、第三者に使われているとすれば、怒るのも当然でしょう。
学問、研究の発展のために、他人の著作物を筆者に断わらず、自分の著書、論文に取り込むことはできます。ただし、無断引用をする場合、条件があり、「引用箇所を明示する」、「出所を明示する」、「引用部分が従で、本文が主という構成になっていなければならない」などです。主従というのは、自分の研究成果(主)を補強(従)するためなら、第三者の成果を無断で使っていいという意味です。
池上本には、引用箇所の明示も、参考文献を巻末に一括して掲載することもほとんどない。その実例を挙げましょう。「大世界史ー現代を生き抜く最強の教科書」(文春新書、15年発行)は元外務省の佐藤優氏との共著(対談形式)です。
佐藤氏の部分には、引用や出所の明示があります。「先日、イスラエルのインテリジェンス(情報活動、分析)機関の元幹部と話す機会があった」という具合です。「20世紀の歴史(河合秀和訳、三省堂)を書いたホブズボームが非常に鋭い見方をしている」など。池上氏も出所の明示は皆無とはいいません。ほとんど見当たらないというのが正確でしょうか。
複雑な話も分かりやすく説明する人物としては、池上氏は有数でしょう。惜しいですね。テレビ番組については八幡氏、著作物については池内氏に、厳しく問題点を指摘されているのですから、番組の制作方法、著作権法の引用規定に関する考え方などを説明されるといいですね。
※中村仁。全国紙で長く経済記者として、財務省、経産省、日銀などを担当、ワシントン特派員も経験。2013年の退職を契機にブログ活動を開始、経済、政治、社会問題に対する考え方を、メディア論を交えて発言する。
https://blog.goo.ne.jp/jinn-news/e/49698db760668fde1279a6d4e71adaa5
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池内 恵(いけうち さとし、1973年9月24日 - )は、日本のイスラム研究者、東京大学先端科学技術研究センター准教授。専門は、イスラム政治思想。 東京都出身。父は独文学者の池内紀、叔父は天文学者の池内了。
Wikipedia
池内 恵氏のFacebookより
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10202699819735677
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池内 恵
2015年2月23日ある程度の年代の人にしかわからない話です。
#父が食卓で語ってくれた深イイ話
「世間の人は、鈴木健二ってすごい物知りですねー何でも知っててすごいですね、なんて言うんだ。そんなわけないだろう。全部他人が研究したものを誰かが下調べして、それをさも自分が知っているかのように暗記して喋っているだけだ。」こんなことは別に私の父だけでなく学者なら誰でも言っていたことだろうが、「池上彰」について、絶対に思い出さないといけないはずの「鈴木健二」にほとんど誰も言及しないことに気づくと、父の慨嘆を思い起こす。
鈴木健二は『気くばりのすすめ』が大ベストセラーになったが、その理由は彼が「クイズ面白ゼミナール」の司会者だったからだ。いつの時代にも「クイズ面白ゼミナール」は求められていて、あの時代は鈴木健二が、今は池上彰が担っている。NHKの誰かからそれを求めるというのが、日本人の国民性と言うことなのか。しかしこういう流用に流用を重ねる番組に自説が断片的に取り上げられると、こちらが書いた本の方があたかも「鈴木健二=池上彰」から取ってきたかのように言い出す人が世間には出てくる。
まあ、世間の賞賛とは「あんなに暗記できるなんてすごい」とかいう程度だったりするのだろう。相手にはしていられないが、池上彰=鈴木健二だ、ということぐらいは年配の方は認識して欲しい。池上彰=鈴木健二個人には対象とするテーマに関するいかなる検証能力もないことを理解した上で、その上で消費するなら一向に構わない。池内 恵 これを読む限りは「鈴木健二」だなあ、という感が否めない。「私に1分間だけください・・・「イスラーム国」は国家なんです(ドヤ)」
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池上彰が読み解く「イスラム国の真の姿」 「過激テロ国家」という認識は思い込み?!
東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/56753
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池内 恵氏のFacebook投稿のコメントより
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10202699819735677
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小林 治(関東信越厚生局東京事務所)
小林 治 「センセー!お疲れ様ですう!明日の朝あいてますかぁ?池上彰がインフルエンザの話しをするんで原稿作りたいんですよぉ・・・」という民放の下請け会社の社員からの電話を覚えています。23時過ぎでしたが、明日の予定がヒマな人間が居るでしょうか?
池上彰ニュース番組MeTooシリーズ
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