巷で噂の瞑想(あるいはマインドフルネスとも呼ばれる)だが、僕もここ数年生活に取り入れてみている。
何度か挫折しながらも今現在なんとか習慣づいていて、継続するコツなどは以下の記事にまとめた。(当ブログで人気の記事で、「瞑想がなかなか習慣づかない人」の参考になると思う)
そこで本記事では、これまで僕が実感した「瞑想の効果やメリット」をご紹介する。
強調するが、ここで紹介するのは「一般的に期待されている効果」ではなく、「僕自身が確かに実感した効果」だけだ。
もちろん瞑想によって必ず僕と同じ効果が得られると保証するものではないのだけど、1つのリアルな体験談として、瞑想の効果に興味がある方々の参考にしていただけるかもしれない。
物事に落ち着いて取り組むことができるようになった
僕はかなりの「せっかち」だった(今でもある程度はそうなのだが)。
例えば仕事で仕様書を書く時、頭でまとまる前に手を先に動かしてしまうことが多々あった(こういう時はだいたい、あらかじめ構成を練ってから書いた時と比べて、推敲に大きな時間を費やすことになる)。
人と話をしている時も、結論を急ぐあまり言っていることが支離滅裂になったり、逆に相手の話し方が遅いとイライラしたり。
ご飯をよく噛まずに食べることが多かったのも、せっかちな性格の表れだったのだろう。
挙げればキリがないのだが、瞑想を継続して1ヶ月くらいだろうか。完全に無くなったわけではないが、これらの「せっかちな行動」が確かに減っていったのだ。
この心境の変化は「心に落ち着きが出てきた」としか表現ができない。「せかせか」する気持ちが湧きにくくなった。
これは間違いなく僕の人生に良い方向に働いている。ウサギと亀の童話が教えるように、この世の物事というのは落ち着いて取り組んだ方が結局は成果に結び付きやすいことが多いのだから。
これが僕の実感した効果の一つ目。
体が温かい空気で包まれるような安心感
僕が実感した効果の二つ目は、「体が温かい空気で包まれるような安心感」が出てきたこと。
この表現は伝わるだろうか?瞑想経験者なら分かってくれると信じたいが、本当に「体が温かい空気で包まれる」ような心地よい気持ちになるのだ。
これも瞑想を開始して1カ月程度経ってから体感したと記憶している。上述した「心の落ち着き」も結局はこの安心感にもとづいているのかもしれない。
「瞑想はストレス対策として有効」「リラックス効果がある」などとよく言われるが、それはこの「安心感」のお陰なのかもしれないと僕は思っている。
苦手な人の目を見て話せるようになった
社会人時代の僕は苦手な上司が何人かいて、そいつらと目を合わせてやり取りをするのが苦痛だった。そしてそういう時は頭の中もまとまりにくかったりして、自分の考えに自信が持てなくなり、余計に目が合わせにくくなる。堂々と意見を言えない自分に嫌気が差したものだ。
それが瞑想を始めて2か月程度で自覚したのだが、そいつらと目を合わせても「目をそらしたい」と思うことが無くなった。頭の中で考えもまとめやすくなり、以前の僕と比べて堂々とふるまえるようになった。
実はもっと早くにこの効果は出ていたのかもしれないけれど、その上司と顔を合わせること自体が頻繁にあることではなかったので、自覚したのは瞑想を開始して2カ月後となった。
上司と相対した時に自分の感じるプレッシャー(ストレス)が減ったという見方もできる。よってこのことも一つのストレス対策になっているのかもしれない。
これが実感した効果の3つ目。
寝付きやすくなり、中途覚醒が減った(睡眠改善)
これも大変ありがたかった。
他の記事でも書いたことがあるが、僕は寝付きがあまり良いほうではなく、特にその日のムカついたこととかを思い出すと夜中まで寝付けないこともしばしばだった。
一度寝付いたとしても、明け方の4時ごろに目が覚めてしまって、再び寝付くことができずにそのまま出勤の時間になってしまうことも多かった。
これが瞑想によって劇的に減った。瞑想を始めて2カ月くらいだったと思う。
寝付けずに夜中まで寝返りをうち続けることも、2,3時間で目が覚めてそのまま寝付けずに出勤することもほとんど無くなったのだ。
なお、「寝る前に瞑想したら寝付きやすくなる」とよく言われるが、僕が瞑想をしていたのは主に早朝だった(家に帰ってからは疲れ果てて瞑想をする気にはなれなかった)。
それでも睡眠に対して良い影響が得られるというのは大きな発見かもしれない。
これが僕が実感した効果の4つ目。
まとめ
ここで挙げた僕が実感した効果の数々は、瞑想をサボり出してから1週間程度で失われてしまったことを付け加えておく。
瞑想を続けるというのは効果を確かに実感しながらも、意外に難しいことだった。特に仕事をしながらだと。
もし瞑想に興味を持たれた方は、冒頭で述べたように瞑想を続けるコツをまとめた記事も用意しているので参考にしてみてほしい。
ちなみに最近の僕はというと、(ニートになったのを良いことに)これらの効果を取り戻すべく瞑想に取り組みなおしている途中だ。
この様子は「週刊自己啓発」と銘打って(瞑想以外のトレーニングとともに)報告している。瞑想に限らず、自己啓発全般に興味がある方にとって何か参考になる所があるかもしれない。
また、くり返しになるが本記事は瞑想による効果を保証するものではない。ただまあ瞑想にはお金がかからないので、気になったらとりあえずやってみると良いのではないでしょうか。
というわけで、おしまい。