事件の発生自体が疑わしいーまとめ

………………………………………………….追記 2018.9.15 PM13頃
………………………………………………….追記 2018.9.16 AM06頃

「事件の発生自体が疑わしい」の結論がまとまりましたのでここにまとめて、終わりにしましょ。セイヤさん、xyzさんには、以下の結論に不満かもしれませんが、当方は納得しています。なにか新しい事実がでてきたら議論しましょ。

神戸地検は「事件の発生自体が疑わしい事案であり、犯罪の嫌疑が不十分だった」

という新聞記事、ニュースがあったのは事実です。1社のみならず複数のメディアが記事にしました。
ところが疑念がわいてきました。その根拠は
1)体内時計さんが神戸検察庁に問い合わせた結果、検察側がこの件に関してプレスリリースを出したこともなく、記者会見をしたこともなく、不起訴の理由を公開したこともないとの返事を受けた(一部厳密ではないとの指摘を体内時計さんから受けましたので、そちらもご覧ください)。当方は体内時計さんの日頃の発言から信のおける方だと思うし、体内時計さんがすぐバレるような嘘をつくはずがないし、下記の検察側の不起訴事案に対する姿勢から、この体内時計さんコメントを疑う理由がない。異論のある方は、別途神戸地方検察庁にお問い合わせください。結果を教えてください。
2)検察側は不起訴になった場合、その理由は当事者以外には公開しない(不起訴理由の開示とかでネット検索すると、あちこちの弁護士の方が答えているし法務省のページもある)。
3)開示しないという原則なのに検察側がオフレコでもリークしたら処罰されるだろうから、リークなどしない。個人的なこっそりとしたリークだったら極少数に行ったのだろうからすべてのメデイアの表現が一致することはないだろう。
3)oTakeさんもおっしゃっていますが事件が発生した疑義があるので告訴状を受理したわけで、検察が事件の発生すら疑わしいなどと発言したら自己矛盾になる。官僚は決して自己矛盾的な発言はしない。
4)メデイアに不起訴理由は開示されないから、メディアは情報を不起訴理由を得た告発者の石川氏あるいは筆頭著者側の三木弁護士に求めるしかない。石川氏がこのような発言をするはずはないから、情報源は筆頭著者の弁護士に限られる。
5)どのメデイアも同じ表現「事件の発生自体が疑わしい」と伝えているから、ソースは一箇所だろう。
6)メデイアに情報源を求めても教えてくれないだろう。

したがって、報道陣が三木弁護事務所に一斉に集まり、三木弁護士が作った素晴らしいキャッチフレーズにメデイアが見事にひっかかってしまったというのが事の真相でしょう。

2018/9/14(金) 午後 11:13 [ xyz ]

もしも仮に万一「でっち上げ」で、ここまでマスコミ操作(全国ネットのTVニュース含む)できて、さらに神戸地検からの苦情も完璧に封じたのだとしたら、どんだけの凄腕弁護士なんだ!(^_^;)

というコメントの前半は上記に説明してあります。神戸地検が苦情を言わないのは三木弁護士が口頭で検察側がいったかのような表現をしただけだから、苦情を言わなかったのかと思います。「どんだけの凄腕弁護士」この件に三木弁護士以外に誰がいるの?

当方はこの結論で満足しています。
おしまい。

[ 追記 ] 2018.9.15 PM13頃
おしまいにしたいのですがまだ、セイヤさんとxyzさんが、学様のブログにコメントしているので。当方は学様にはコメントしても承認していただけないのでここに書きます
2018/9/15(土) 午前 11:57 [ セイヤ ] 「私の推量とするところのコンセンサスはため息さんとの間には当然あると思っていた」当方の頭はボケているのでセイヤさんと当方にどのようなコンセンサスがあると思っていたのか具体的に教えてください。体内時計さんが神戸検察庁に問い合わせた結果からこのような当方が納得している記事を書きました。今度はセイヤさんが新聞社等複数のメデイアに問い合わせたらいかがでしょう。新しい事実がでたら再度議論しましょ。当方は三木弁護士のキャッチコピーに引っかかったのが原因と推測しており、セイヤさんは検察が発表したと推測しているわけですよね。検察は発表していないという証言がでてきたわけですから、セイヤさんがひっくり返す証拠・証言を挙げてください。

xyzさん 当方のブログのoTakeさんのコメントをご覧ください。当方は、体内時計さん同様oTakeさんにも信を置いており、oTakeさんの日頃のコメントから、嘘等の発言ではないと思っています。検察がマスコミにクレームをしなかった理由はわかりません。クレームを付けてマスコミが訂正がしても不起訴という結果になんの変化もないからかもしれません。必要以上に騒ぎ立てる意味を見いだせなかったのではないでしょうか。xyzさんのコメントで、上記の当方の結論はひっくり返りませんでした。新しい証拠が出てきましたら議論するのにやぶさかではありません。新たな証拠を提示してください。ちなみに当方をブーメラン先生と呼ぶのはご遠慮ください。貴殿だけがなにやら決めつけていることで、当方はブーメランを投げを趣味にしているわけでもありません。

[ 追記 ] 2018.9.16 PM06頃
おしまいといっっても、反論はあるでしょう。そして、学様はこの件は学様のブログでご遠慮を(2018/9/16(日) 午前 0:25 学とみ子)とおっしゃっているので、その後の学様ブログへのコメントに対して;
2018/9/15(土) 午後 7:26 [ WAINSHUTAIN ] 「プレスリリースをして欲しい。」といえる権利はあると思います。」:検察はプレスリリースなどしないという本記事を読んだらありえないのがわかるでしょう。議論は相手の発言を理解してからお願いします。
2018/9/15(土) 午後 9:34 [ K ] 「体内時計…検察には一般論を質問しているようだが。」:いいえ。この件に関しての質問です。 議論は相手の発言を理解してからお願いします。「ため息の妄想ストーリー」:筋立てて推測を述べているのあって、どなたかの「当局へ違反報告をするとの警告」などという妄想とは違います。当方の推論のおかしな点があるのなら、おっしゃってください。
2018/9/15(土) 午後 10:11 [ 時計 ] 「体内時計に関しては弁護士に連絡しました。」:意味不明ですね。なにがいいたいのでしょうか?まとな発言をお願いします。
と、雑魚のコメントは無意味なのがおわかりかと思います。
新しい、事実、神戸検察の公式発言はあったとかメディアの情報源が明らかになったとかがでてきたら議論は再開できる可能性があるでしょう。おしまい。

「事件の発生自体が疑わしいーまとめ」への12件のフィードバック

  1. ため息先生

    秀逸なまとめをありがとうござます。
    これで、地検が被害者や原告を無視しマスコミに公式発表した、と主張する方はいないと思います。通常のリテラシーを持つ人であれば、ですが。

    『体内時計さんが神戸検察庁に問い合わせた結果、検察側がこの件に関してプレスリリースを出したこともなく、記者会見をしたこともなく、不起訴の理由を公開したこともないとの返事を受けた。』

    これについて、少し補足させてください。

    ⦅検察側がこの件に関してプレスリリースを出したこともなく⦆
    地検の方に伺ったところ、「プ、プレスリリース?なんですか?それは」と、驚かれてしまったので、とても非常識な事を聞いている気がして恥ずかしくなり、それ以上聞けませんでした。
    なので、「プレスリリースを出したことはない」というはっきりしたお返事はなかったはずです。「あった」と思われる方は、直接神戸地検に確認してください。

    ⦅記者会見をしたこともなく⦆
    この件で「記者会見をしていない」というはっきりしたお返事は聞いていません。2年前の事なので、会見があったかどうかを、(今は)正確に調べることができない、とのことでした。
    ただ、地検の方のお話では
    ・通常、不起訴で検察が会見を開くことはまずない。森友問題などは異例。
    ・不起訴の場合は、希望がなければ被告にも通知しない。
    ということだったので、私が「では、STAP事件の不起訴処分について検察の会見があったとは考えにくいですか?」と聞いたところ、「そうですね」とのことでした。

    ⦅不起訴の理由を公開したこともない⦆
    地検の方に「原告には“嫌疑不十分による不起訴”とだけ通知されたようですが、それ以上の内容を地検がマスコミに公表することはありますか?」と聞いたところ、「ありません」というお返事をいただきました。

    繰り返しになりますが、
    ————–
    不起訴処分が出た後で、マスコミからの問い合わせに答えることはあるが、その場合は「嫌疑なしによる不起訴」「嫌疑不十分による不起訴」などで、不起訴の理由を伝えることはない
    —————-
    ということです。

    私はこの「事件の発生自体が疑わしい」という報道が出た当初から、代理人がマスコミの取材に対して答えたものだと思っていました。理由は今まで述べたとおりです。
    ただ、弁護士である方が全く出鱈目を言うとは考えられないので、おそらく、それに似た言葉を検察は代理人に伝えたのだろうと推察しています(ただ、この代理人はマスコミに虚偽の発言をした実績があるので、そこは割り引いて判断してもいいかもしれません。https://www.j-cast.com/2016/02/18258961.html?p=all)。

    石川氏はフェイスブックに、CDBの杜撰な管理体制が浮き彫りになり、そのために起訴まで持っていけなかった、と書かれていましたが、管理体制が杜撰であれば、他人の細胞が誤って自分のフリーザーに混入することもないとは言えないでしょうし、窃盗の立件は難しかったのではないでしょうか。日本では起訴されると99%が有罪になると言われていますし、「嫌疑不十分による不起訴」という判断は妥当かと思います。

    この件については自分が蒔いた種なのですから、可能な限り責任を持って刈り取るつもりです(雑草は無視しますが)。
    なので、ため息先生は心配なさらず「おしまい」としてください。
    plus99%さんがおっしゃった
    『道徳的な問題としても、不起訴になった人が身内だったならと考えれば後ろ指をさしてはいけないこととは思いませんか?』
    という言葉は本当にその通りだと思いますので、表現に気を付けながら、対応したいと思います。

    1. 体内時計さん

      >ただ、弁護士である方が全く..後略

      この件で、「ES細胞が小保方氏によって移動された事実」は認めているようですから、
      CDBの管理の杜撰さと引越時の混沌状態により、移動されただけでは犯罪性があるとは言えず、故意性が立証されて初めて犯罪になるということであったならば、

      「事件の発生自体が疑わしい」
      「CDBの杜撰な管理体制が浮き彫りになり、そのために起訴まで持っていけなかった」

      のふたつの表現が検察の理由説明の後半と前半にきちんと両方とも存在していた可能性もあります。
      それであれば、どこにも不思議もなく、誰も虚偽をのべておらず、よってだれも報道に文句を言わないでしょう。
      そうしたことは技術であるといえばそうです。それが本業なんですよ。

      小保方氏サイドに有利な情報はすべて疑ってかかるという色眼鏡がかかっていないか常に振り返らないと危険です。事件という言葉の意味だって日常語と法律関係では違うんじゃないでしょうかね。

      人が構成する物事は、あるところから先は決して明らかにはならないものだ、という諦観も必要ですよ。特に弁護士が立っちゃったら。

      1. お借りします

        xyzさん

        >「揃いも揃って」完全沈黙はあくまで当方の認識だが、誤認だったら教えてくれないか。本当に理由もわからない

        わからないし興味もない。
        石川氏が報道に文句を言ってなんの意味がある?
        政治家の汚職や大量殺人じゃないんだ。そもそも部外者が不起訴のディテールを知る必要がない。

        参考までに捏造の告発が最終目的なら、業務妨害の時効は3年。2016年5月には告発できるものがなくなってたのかもとは思う。素人だから起算日もわからん。スルーしてくれ給え。

      2. plus99%さん

        ありがとうございました。
        plus99%さんのご意見を拝見していると、自分の稚拙なコメントが恥ずかしくなり、どのようにお返事していいか、とても迷うのですが・・。

        >「事件の発生自体が疑わしい」
        「CDBの杜撰な管理体制が浮き彫りになり、そのために起訴まで持っていけなかった」
        のふたつの表現が検察の理由説明の後半と前半にきちんと両方とも存在していた可能性もあります。
        それであれば、どこにも不思議もなく、誰も虚偽をのべておらず、よってだれも報道に文句を言わないでしょう。
        そうしたことは技術であるといえばそうです。それが本業なんですよ。

        仰る通りだと思います。
        oTakeさんがコメントして下さった
        「石川先生は不起訴処分が通知されてから不起訴処分の詳細理由を神戸地検に裁判所に出向き、不起訴報道に出鱈目があると直接確認されています。その確認行為があったこと、日時等も既にわかっています」
        という言葉を私は信じるので、石川氏には、私たちには知り得ない不起訴の理由が地検から説明されたのだと理解しています。
        しかし、現在、オフィシャルに報道されてる内容は「事件の発生自体が疑わしい」「嫌疑不十分による不起訴」であり、それに対して誰からも不服が出ていない以上、それを事実として受け止めるのが正しいのですよね。

        個人的には、地検が不起訴の理由を公式にマスコミに発表することがどうしても信じられなかったので、その部分が明らかになったことで、これ以上、この問題に拘る気持ちはありません。
        ありがとうございました。

        >小保方氏サイドに有利な情報はすべて疑ってかかるという色眼鏡がかかっていないか常に振り返らないと危険です。

        仰り通りですね。心がけたいと思います。
        なお、「隠れファン」などと告白してしまいましたが、不適切な発言等ありましたら、遠慮なくご指導ください。

        1. 体内時計さん

          日常語の事件と法律用語の事件とは全然違うようですよ。「事件の発生自体が疑わしい」と検察が言ったんだとしても、私たちが聞いて受け取る内容と同じとは限らない。これを日常語の用法の通りだと思わせるのが腕なんでしょう。石井調査委への不服申し立てや早稲田の博士論文調査を思い出せば良いと思いますよ。故意や悪意がどんな風に変身したか。お行儀の良い社会ではその話題の時だけその言葉を使ってあげるわけですが。
          だからといって、実際の社会はそうお行儀よく回っていないことはご存知の通り。ご苦労の甲斐は果たしてあるかどうかということですよ。
          また、代理人氏はご本人の独善的な行動内容を認めて広く知らしめてしまったわけですが、わざわざ蒸し返す方々は人々がその度にその行動を思い出して社会復帰が難しくなることなんてどうでもいいんですな。

  2. セイヤという人もみっともない人だ。
    なんで体内時計氏がプレスリリースなどないという確証をさがさにゃならんのだ?
    彼は自分の興味で問い合わせただけだろ。
    あるかのようにいいかげんなことを書いたのはセイヤとかいう野郎でへらへらすっとぼけているが自分はいい加減なことしか言わないと宣言しているわけだ。ばっちいなあ。

    フェイクの件も文字通り受け取って馬鹿じゃなかろうか。

  3. セイヤさん

    >これはため息さんへ宛てたコメントで、私の推量とするところのコンセンサスはため息さんとの間には当然あると思っていたのです。
    ため息さんが、あなたの疑問に答えるには過去資料に当たるのは当然で、そこにはたやすく新聞記事が見つかり、当然私の推量と同じ認識を持つものと思っていたのです。常識人だと思っていましたから。
    ところが、あなたの非常識なコメントに沿うような返信をしているので、「お追徴コメント」と揶揄した発言となったのです。

    申し訳ありませんが、ご自分で何を仰ってるのか分かっていらっしゃるのでしょうか。
    繰り返しになりますが、私は、検察が不起訴処分にする場合、告発人には不起訴処分を通知し、被疑者に対しては、求められた場合のみ、不起訴処分を告知するのだと理解しています。
    そのため、「事件の発生自体が疑わしい」という言葉が地検からオフィシャルに出た、という意見を疑問に思ったので、この場を借りて質問しただけの事であり、それを「非常識なコメント」と感じるのは、あなたの常識や知識が欠けているのだと思いますが。

    そして、それに対してため息先生は
    ・残っている新聞記事にも検察が記者会見を開いたという記述はない
    ・当時、検察の記者会見があったとするニュースは記憶にない
    ・法務省のページでは「不起訴記録については,これを開示すると,関係者の名誉・プライバシー等を侵害するおそれや捜査・公判に支障を生ずるおそれがあるため,刑事訴訟法第47条により,原則として,これを公にしてはならないとされています。」

    と、丁寧に説明してくださったわけですが、それのどこが「お追徴コメント」なのでしょうか?

    また、あなたは私のコメントの一部「というはっきりしたお返事はなかったはずです」「はっきりしたお返事は聞いていません」だけを切り取り、ため息先生への中傷の材料にしていますが、この様な行為をして恥ずかしいとは思わないのでしょうか。何故、正しく引用しないのですか?
    地検の方とのやり取りをできるだけ正確に残すために、地検の方とのコメントを補足したことが、何故、ため息先生の梯子を外したことになるのでしょうか?
    こういう悪質なルール違反、印象操作は絶対に許せませんので、是非、お答えください。

    お伝えするべきか迷いましたが、私はあなたが【神戸地検がプレスリリースした文書をもとに、各新聞社が一斉に書いたこと知ってるくせに!】などと書かなければ、地検に電話をすることはありませんでした。
    あなたの不用意なコメントのせいで、一部の擁護の方が葵の御紋の様に大切にしてきた「事件の発生自体が疑わしい」は地検からの公式発表である可能性が限りなく低くなったことは自覚されるべきかと思います。

  4. 些細なことですけれども私見をば。但し、私は司法における《推定無罪》の大原則にかしづく者でありますから、そういったフィルターがかかっておりますことをどうか御留意下さい。

    ■些細なこと1
    「被疑者に対しては、求められた場合のみ、不起訴処分を告知する」
    この告発では被疑者不詳で行われていますから、検察も当然そのことに準じています。
    検察は《不起訴処分を告知する》対象の被疑者を知らない体裁なわけです。(腹はどうであっても。)
    この条件下で筆頭著者の筆頭代理人はどのようにして検察に情報開示を求めたのでしょうか。告発人でも被疑者でも被疑者の代理人でもないのに、不起訴の理由の詳細をどのような手段で得たのか。私には当初よりずっと不思議でした。

    ■些細なこと2
    告発人の告発内容がどんなものであるかはわかりませんが、その告発には、《占有離脱物の横領》の可能性がはいっているべきです。これは世間が言うところの窃盗ではありませんが、ヨミとしてはいれておくべきことでしょう。
    《占有離脱物》…たとえば紛失したとか落とし物とか…これを拾得するなりなんなりして自分のために使ってしまう、あるいはその準備をしてしまえば、《占有離脱物の横領》が成立します。

    財布が落ちていた、中身を自分の財布に入れた…これはアウトですし、落ちていた財布を自宅に持ち帰りそのままタンスの上に置き忘れていただけならセーフです。

    本件の場合には、実験のアウトプットにくだんの細胞が現れていれば明確にアウトです。
    実際にはそうではなくフリーザにあっただけなので、《占有離脱物の横領》の立証は難しいですよね。

    警察はプロなので一応、《窃盗》や《占有離脱物の横領》の線で検討することでしょう。

    筆頭代理人もこの線で煙幕を張っていることでしょう。

    〔石川氏はフェイスブックに、CDBの杜撰な管理体制が浮き彫りになり、そのために起訴まで持っていけなかった〕とありますが、これだと《窃盗では難しい、占有離脱物程度》と警察にみなされ、保持しているだけならば問題がないとみなされ、その上、横領の物的証拠がみつからなかったのでしょう。

    以上は法的な観点からの私見です。

    ですが研究者倫理としては真っ黒です。
    筆頭著者はいったい何回山梨に足を運んだのでしょうか。一回くらいは、くだんの細胞を持っていくべきでしたね。
    頭来る、ほんとに。李さんのためにも。

    1. ハンニバル・フォーチュンさん

      ようこそ、いらっしゃい。
      「CDBの杜撰な管理体制」というか、研究室での冷凍庫管理は杜撰なのが普通なのではとも思います。前にも書きましたが、最近の研究室ではちがうでしょうけど、昔の経験では冷凍庫には修了した学生、転出した教員のサンプルがいつまでも残っていました。若山氏が山梨に移動のとき、各学生、職員に自分のサンプルは責任持って移動させろと言ったようですが、そうだとしたらこれは普通のシニアの発言かと思います。シニアが冷凍庫の細かい管理をするとは思えません。筆頭著者は単独でなにやら冷凍庫から持っていったらしいといわれていますが、もしそうであっても、その行為を当時はだれもとがめなかったでしょうね。
      当方で保存してあげた、冷凍庫が理研の備品で筆頭著者が受け継いだのなら残っていただけ、などの言葉がでてくるから、これを窃盗とかの犯罪行為とするのは難しいだろうなと、告発があったときには思いました。共用の鍵もかけていない金庫に様々な人の財布が、ときには現金がむき出しに、放置かもしれない状況で存在していたという状況ですからね。ですから、不起訴になったということを聞いて当然かと思いました。
      今回、被疑者不詳なので筆頭著者の弁護士さんは正確には当事者側ではなく、検察は不起訴理由を明示しないとも思います。しかし当時の雰囲気では、実質的な被疑者は特定されていたわけで、検察も不起訴理由の非公開は原則で、弁護士が強く要求したら理由を告げたのかもしれません。例外はあるようですね。
      繰り返しになりますが、メディアの表現が均一であることから情報源は1つでしょう。石川氏は当事者だから理由は告げられたでしょうけど、その不起訴理由をメデイアが伝えているように記者に話すとは思えません。
      弁護士さんへ理由は告げられた/告げられたにかかわらず、弁護士さんは不起訴になったので、集まった記者に受けが良いような言葉を創作し、口頭で伝えたという推測が成り立つと思います。メデイアの方も不起訴になる可能性は高いと思っていたと思うので、ぴったりのキャッチフレーズを疑いもなく受け入れてしまったということではないでしょうか。

  5. 改めて、このSTAP騒動及びそれを論じる人々の論争を振り返ると、主観を排した、科学的な証拠に基づく論争より、当事者や関係者の発言を各自の思いで解釈する場面が目立ちます。
    「言葉」が「証拠」より前面に出るのが、本騒動の際立った特徴。それは、当事者の中心が筆頭著者故の必然的帰結か。

  6. 地方自治体では日常的にプレスリリースが行われています。どこの施設が改修工事でこの期間使用できないとかイベント情報とか住民の生活に関わる身近な情報を知らせるわけです。これらの細かい情報得るために大手マスコミが常時役所を取材していることはありません。大抵報道各社が加入する通信社(国内は共同通信がカバーしている)の記者がプレスリリースを受けて加盟各社に記事を配信する形です。プレスリリースしたからと言って必ず全国紙に掲載されるものではなく、掲載するかどうかは各新聞社の判断で決められます。実態はほとんど全国紙に掲載されることはありません。地元紙やタウン誌、業界紙などが結構掲載してくれます。だから通信社が検察から不起訴の発表を受け、関係者のコメントを取って配信した記事であれば、各社の記事が横並びで表現まで一致していてもそれから何か言うことはできないと思いますが。

  7. アノ姐さん

    なるほど。共同通信のようなところの取材結果をどのメディアも使った可能性はありますね。しかし、この事件の世の中の注目度を見ると、全国ニュースだし、各メデイアは個々に情報を集めたのではないかとも思いますがどうでしょうかね。
    また、共同通信からの情報だと、メデイア、特に新聞は共同通信からと書くことが多いと思うので、検索してみました。もうネット上では記事は削除されていることが多いようで;
    日経:(共同)とある。
    産経:共同の文字はないが「事件の発生自体が疑わしい」という共通の表現だ。
    共同通信社がメデイアに配信したらしいことはtea*r*akt2さんのページにあります。tea*r*akt2さんが朝日と共同を並列して書いているところをみると、朝日は共同をニュースソースとしなかった可能性がある。しかし共に「事件の発生自体が疑わしい」と均一の表現だ。

    おっしゃるように、共同通信社が多くのメディアの共通のニュースソースであったため均一な表現になった可能性ありますね。しかし、検察が共同通信に不起訴の理由を公開したとは上記の理由からありそうになく、共同通信の情報源が三木弁護士さんであった可能性はありますね。

    三木弁護士のインタビューに共同通信も、朝日、産経も出たが日経は出ずに共同通信の配信情報を使ったのかもしれません。どっちにしろ検察はプレスリリースを出したという説を肯定する情報はないですね。

    というわけで「三木弁護士のキャッフレーズ説」はまだ生きていると思います。あくまで推測だから、どれが一番ありそうかと、不謹慎かもしれませんが推理するわけです。

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