ブルーリボン運動の会

「日本ブルーリボンの会」結成に際して


拉致問題は国の一大事
救出そして救国のシンボル「ブルーリボン運動」に結集を!

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平成9年、北朝鮮による拉致被害者家族会の結成を受け、
全国各地で「救う会」が立ち上がりました。
私も縁あって「救う会・兵庫」の結成にかかわり、
今日まで救出支援集会の開催や街頭署名活動など、
草の根のボランティア活動に携わってきました。
しかし、本件が解決に向けて全く前に進まない中、
私自身初心に返り、このたび新たに「日本ブルーリボンの会」を立ち上げました。
国内に限らず世界中のもっともっと多くの人々に、一人でも多くの人々に、
「ブルーリボン運動」に参加していただきたい!
と、心から念じております。


ご理解ご支援のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
世の中には、ことの軽重は別として、同情を禁じえない不条理な出来事や事件が数多くあります。
中でも、国の基本的なあり方と切っても切り離せない問題で、
個人にふりかかった深刻な国家的不条理が、
きわめて明確な形で浮き彫りにされた事例といえば、近年ではこの拉致問題に勝る事件はないと考えます。
国は自国の主権を堅持し、国民の生命と安全を守る・・・。
この子供たちにもわかるような国家の大原則が本件を通してみる限り、
残念ながら我が国において、
何十年にもわたって崩壊したままの状態にあると言わざるを得ません。
戦後半世紀以上を経た今、まさに我が国は、
危機管理から国防、外交、教育、憲法の問題に至るまで、
国の最も大事なあり方の根幹が問われている、といっても過言ではないのです。
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救出活動を始めた当初、政治家やマスコミはじめ多くの人々は、
国と国民にとって一大事であるはずの拉致事件に対し、何と冷たく無慈悲であったことか。
しかも、被害者家族にはそこに至るまで既に10年、20年にも及ぶ筆舌に尽くしがたい、
生き地獄のような辛く厳しい日々が存在していたという現実。
そのことを私たちは決して忘れてはなりません。
また「救う会」や「特定失踪者問題調査会」の調べでは、
拉致被害者はどう少なく見積もっても100人は下らない(何故か政府による認定は20人足らず)ということです。
いまだ社会的な認知を受けてはいない数多くの罪なき同胞が、
この瞬間も祖国による救出を今か今かと待ちわびているのです。
小泉元首相の最初の訪朝は本件に風穴をあけ、
日本人拉致という動かし難い事実を全世界に知らしめる結果をもたらしました。
その後、
既に一定の時間が経過したにもかかわらず、
この問題はあくまでも、まだ全容解明に向けてほんの少し扉が開いた段階でとどまったままの状態なのです。
この余りにも緩慢な拉致問題解決への歩みを想うにつけ、運動開始当初も今も、
本件がはらんでいる本質的な課題は何ら変わっていないのでは、という歯がゆい思いを禁じえません。
国外は言うに及ばず、国内にも今なお、本件の解決を快く思わない勢力が厳然として存在し続けています。
日本人の中に日本人の敵がいる。本件は国内問題でもあるのです。

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そもそも、
この種の問題でこれほどまで長きにわたり、
被害者家族を中心とする救出活動により
一般世論に訴えることを通じて政府はじめ関係当局の背中を押し続けなければならないこと自体が
きわめて異様なことです。
しかしながら、政治も世の中の風潮も、つまるところは、
国民である私たち一人ひとりの言動や振る舞いを総体的に反映したものとみなさざるを得ないわけですから、
自己への反省を欠く軽率な他者批判は、天にツバすることに等しいこととも肝に銘じるべきでしょう。
今、問われているのは、私たち一人ひとりの良識であり、勇気であり、日本国民としての質ではないでしょうか。
今こそ、真の独立をかち取るため、立ち上がるべきときです。
今後も全面解決に向けて一歩も引かず、
心ある日本人が互いに手を携え、国民運動として支援の絆を深めていくことが非常に重要と考えます。
拉致被害者の横田めぐみさんや有本恵子さんのご両親は、
「被害者の救出は、すなわち”国なおし”である」と、
よくおっしゃいます。snap-S
拉致問題が今後いかに推移するかは、
私たち一般国民にとって、国の行く末を占う最も平易なリトマス紙であると言っても差し支えないでしょう。
被害者、
家族、
支援者
が、
1日も早い拉致問題の全面解決を願い、
無言の意思表示としてつけているブルーリボンやブルーリボンバッジ。
もっともっと多くの人々に、1人でも多くの人々に、
救出そして救国のシンボル、ブルーリボンやブルーリボンバッジをつけていただきたい!
皆さまの「ブルーリボン運動」への結集を熱望します!

small日本ブルーリボンの会
東京都港区南青山2ー11ー13南青山ビル4階
代表 大矢卓志

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