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Python新試験「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」を発表、2019年夏リリース予定―Pythonエンジニア育成推進協会

 Pythonエンジニア育成推進協会は、Python新試験「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」を2019年夏から実施する。また、準備が整い次第、「Python 3 エンジニア認定データ分析ベータ試験」の実施を予定している。

 「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」は、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験で、試験問題の作成はNECマネジメントパートナーが行う。

 主教材および出題範囲は、9月19日発売予定の『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』(寺田学/辻真吾/鈴木たかのり/福島真太朗 著、翔泳社 刊)で、問題数は40問(いずれも選択問題)。合格ラインは正答率70%。出題範囲は次表のとおり。

出題範囲:主教材である翔泳社刊『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』より以下の範囲と割合で出題する予定
  問題数 問題割合
1   データエンジニアの役割 2 5.0%
2   Pythonと環境    
  1 実行環境構築 1 2.5%
  2 Pythonの基礎 3 7.5%
  3 Jupyter Notebook 1 2.5%
3   数学の基礎    
  1 数式を読むための基礎知識 1 2.5%
  2 線形代数 2 5.0%
  3 基礎解析 1 2.5%
  4 確率と統計 2 5.0%
4   ライブラリによる分析実践    
  1 NumPy 6 15.0%
  2 pandas 7 17.5%
  3 Matplotlib 6 15.0%
  4 scikit-learn 8 20.0%
5   応用: データ収集と加工 0 0.0%

 受験料金は1万円(税別)で、学生および教員は5000円で受験できる。試験会場は全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター。

 同試験の実施にあたって、試験問題作成の中心的な役割を担うPythonエンジニア育成推進協会の顧問理事 寺田学氏は「当協会の2つ目の試験である、『Python 3 エンジニア認定データ分析試験』により、業界にPythonicを理解したエンジニアが増えること、また、新たにデータ分析の業務に携わるエンジニアが増える中、当試験を学習過程での目標として理解度向上の指標になることを期待しています」と述べている。

 また、「Python 3 エンジニア認定データ分析ベータ試験」は、本試験「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の品質向上を目的として実施するもので、詳細については公式サイトやFacebook、Twitter、公式Connpassページで今後告知する。

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