9月13日未明、Appleは「iPhone XS/XS Max/XR」の3機種を発表しました。3機種の特徴、価格、ファーストインプレッション、キャリアでの取り扱いなど、発表直後からお祭りのようにたくさんの記事が出ています。
本記事では、これまでの新型iPhone関連記事を簡潔にまとめていきます。
米カリフォルニア州クパチーノで行われたイベントでは、「Apple Watch Series 4」を発表した後にハイエンドモデルの2機種「iPhone XS/XS Max」を発表。さらに「one more iPhone」として6色展開の「iPhone XR」を発表しました。
iPhone XS/XS Maxは、背面に広角1200万画素+望遠1200万画素のデュアルカメラを搭載するハイエンドモデル。ディスプレイには有機ELを採用しています。一方、iPhone XRは背面に1200万画素のシングルカメラと、ディスプレイにIPS液晶を採用としているのが、ハイエンド2機種との大きな違い。プロセッサは3機種とも「A12 Bionic」と横並びのため、カメラやディスプレイにこだわりがないのであれば、3機種中最も安いiPhone XRが良い選択肢になるでしょう。
現地でイベントを取材した石野純也氏の、3機種ファーストインプレッションを掲載しています。
石野氏は、XS/XS Maxについて「サイズ以外は同じ。XSはXのサイズやデザインをほぼ踏襲しているが、アンテナ用のスリットが追加されていたり細かな違いはある。XS/XS Maxに追加されたゴールドは金ぴかというよりベージュに近い色合い」とし、XRについては「iPhone 8の機能をアップグレードしてデザインをiPhone X系統に近づけた端末といえるかもしれない。XSよりやや厚く、ベゼルも太い。シングルカメラでもポートレートモードを利用できるが、デュアルカメラのものとは機能に差があるため注意が必要」としています。
新たに姿を現す機種があれば、消えゆく機種もあり。今回の発表後、「iPhone SE」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」「iPhone X」の4機種が公式オンラインストアのラインアップから削除されました。
また、ラインアップに残った旧機種「iPhone 8/8 Plus/7/7 Plus」はそれぞれ1万円程度値下がりしました。
例年同様、NTTドコモ、au、ソフトバンクはiPhone 3機種とApple Watch Series 4を取り扱うと発表しました。
価格はどのキャリアでもほぼ同様。14日に予約受け付けを開始しました。
また、ソフトバンクは新iPhoneの目玉機能の一つである、「DSDS」(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)に対応する予定だと明言しています。
2017年の「iPhone X」発表時、「Xをなんと読むか」が話題になりました。今回は読み方については「テン・エス」とすぐに決着しましたが、「エス」が大文字の「S」なのか、小文字の「s」なのかで一時混乱が起きる事態に。
Appleの公式サイトに「XS」と「Xs」のどちらも表記があったのが原因でした。「四角に囲われたエス」の大文字小文字問題は実は今回に始まった問題ではなく、そうした歴史が混乱を引き起こしてしまったのかもしれません。
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