Appleは現地時間の12日、新製品発表イベントにて2018年の新作iPhone3モデル、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRを発表しました。今年のiPhoneからUSB-Cポートが採用されるのではないかと噂されていましたが、いずれの新作モデルもLightningポートのままとなっており、ポート規格の変更は行われませんでした。
USB-Cポートがいまだに標準ポートとして認められていないから?
今年発売されたBluetoothスピーカー「UE Boom 3」など、新製品でもMicro USBプラグが広く採用されています。
USB-Cがいまだ標準ポートとして認知されていないことが、Appleが新作iPhoneにUSB-Cを搭載しなかった理由の一つではないかといわれています。
充電ケーブルの統一で電子ごみの削減に
Androidフラッグシップ機で広く使用されているUSB-CをAppleが採用した場合、充電ケーブルの無駄削減につながるといわれています。
欧州委員会によれば、破棄された充電ケーブルは毎年51,000トンの電子ごみとなっているとのことで、同委員会はAppleにLightning端子をUSB-Cへと切り替えるよう要求しています。
USB-Cは唯一の急速充電方法
USB-Cポートは、iPhone8、8 Plus、X、XS、XS Max、XRに急速充電をもたらす唯一の方法だといわれており、iPhoneで急速充電を利用したいユーザーはUSB-C – Lightningケーブルを購入する必要があります。
Appleはサードパーティ企業にUSB-C – Lightningケーブルの製造、販売を許可していないため、ユーザーはAppleオンラインショップまたは、Apple ストアで純正ケーブルを購入する必要があります。
ドングルはAppleの大きな収入源に
Apple製品の中でも最も売れているのはドングル(変換アダプタ)であることがわかっており、中にはドングルの販売が1兆ドル企業の鍵になったとの意見も存在します。
リアルタイムのデジタルキャンパスサービスを提供するCerosの調査によれば、2018年8月14日時点で最も売れているApple製品のトップ10のうち、半数以上をドングルが占めており、Appleにとって大きな収入源となっていることを示しています。
Source:The Verge
(lexi)