横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから15日で40年が経つそうです。横田さん夫婦が川崎市内で記者会見し、「1時間でもいいから会いたい」と訴えたという報道がありました。

 内容はいつも同じの会いたいと泣いてあとは北朝鮮非難に終始するもので、なんで同じことしか言わないに決まっている人に記者会見を開かせて、そのいつも同じ内容を報道するのか。横田めぐみさんの写真展もやっていたようですが、親が望めば中学生でいじめで自殺した人の写真展をやってもらえるのだろうか、相手が北朝鮮だとどうしてここまで優遇されなければならないのか。

 本人たちにしてみれば、ひとつ覚えの返して欲しいから1時間と、時間を区切ったのが、反北朝鮮芸人としての新ネタであったかも知れません。

 私は23年前に長男を亡くしました。1時間どころか1分でもこの世では会えません、あの世へ行かなければ会うことができないのです。北朝鮮は横田めぐみさんは亡くなったと言っています。死んだ人とどうやってこの世で会うのか。1時間でも会いたいという話そのものが、理屈にあっていないネタなのです。

 私の死んだ長男の思い出話など世間の誰も聞いてくれません、こんな良い子だったといっぱい語りたいことがあっても、他人の死んだ子の話など誰も耳を傾けてくれません。他人どころか身内でも、次男などは、死んだ兄の話など聞きたくないといった態度です。

 ところが横田夫妻はどうでしょう。毎回同じ内容の老人の繰り言に過ぎないような亡くなった娘の思い出話を、右翼勢力の広告塔として、アゴアシ付きで何千回でも大勢の人に聞いてもらうことができで、繰り言を語るだけで記者会見を開かせてもらえて、その内容を報道してもらえます。

 世の中には、事故や病気やいじめなどで子を亡くした人は大勢います、
「あなたたちは、子を亡くした他の親に比べて恵まれすぎている」と横田夫妻に対して言ってやりたいとずっと思っています。

 ずっとそう思っていたら、逆に、「拉致ばかり言っていないで、北朝鮮と経済を軸にした対話を行いそこから友好関係を作っていくべきだ」と言ったら、「その意見を横田滋さんの前で言ってこい、横田さんが良いと言ったら言え」とネトウヨに言われてしまいました。北朝鮮に関する意見の是非さえも横田さんが判定できるような状態になってしまっているのです。

 子を亡くした他の親よりも恵まれているどころか、この老夫婦は、右翼勢力によってとんでもなく偉い存在に祭り上げられてしまっています。

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