ぼく勉 問79 感想「癒しの新天地にて彼は再び[x]が為奮闘する」
『ぼくたちは勉強ができない』 最新話 感想 ネタバレ
ふぅ........。(しゅごい)
今週の『ぼく勉』は全員回です。えぇ....、凄い絵面ですね。この子たちは一体なにをやってるんだ(もっとやれ)感が満載であります。「ビク ビク くたぁ...。」って...。理珠ちん完全に昇天しちゃってるじゃん!まったく...、そんなわかりやすいエサに僕らが釣られると思ったらさぁ...大正解ですよ!実に胸が熱くなる展開でした。
そもそも「モミィ・マ・シュール」とかいう強烈な店名が凄い。一発であぁ、今週はそういう回なんだなってわかるインパクトがある。しかもサブタイの時点で問28の下着回との連動を匂わせてきてますし、それを決定付けるかのように着ぐるみ付きですからね。
こんな役満レベルに条件が整ってしまえば、事件が起きるのは当然です。むしろ起きなきゃそれは詐欺っちゅーもんですよ。
...とはいえ、まさかここまで終始「ビクンビクン」しまくりなストーリーが『ぼく勉』で描かれることになろうとは...という驚きもあったりで。「エッチなことに興味のない少年なんていません!」と言わんばかりの、筒井先生の遊び心が全力で解放されていたサービス回。凄まじい破壊力がありましたわ....。
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ぼく勉 79話:コメディの全てをそこに置いてきた!なマッサージ回開幕!
なんでいるんだ...真冬先生は...!
というわけで、今回は成幸くんがお母さんの仕事のヘルプでマッサージショップのビラ配りをすることになる(はずだった...)回なわけですが、なんやかんやあって、気付いたら真冬先生のマッサージを担当することになっておりました。
うん、もはや清々しいまでのパワー勝負ですね。開幕から色々ツッコミどころしかありません。筒井先生があまりにもアクセル全開でガンガン駆け抜けていくもんだから、読者のツッコミ処理が追いつかない!ホントに「待って~待って~!」状態でありましょう。
でも、やっぱりこういう展開こそが「コメディ」の面白さを成立させるキモでもあると個人的には思ってます。
シチュエーションが必要な時、強引にでも状況を作るという手法。それは、もうその状況自体がツッコミどころになってドタバタコメディ感が出せる。むしろ、ネタに振り切るときはこれくらい緩い方が良いと思うくらいです。『ぼく勉』は「ラブコメ漫画」なわけですし。
とまぁ、その辺の前口上はさておき.....、
凄まじい様式美だ・・・
今週の真冬先生が凄い。「私が少々もみほぐしにうるさいのは...」云々からの「ふわぁあんっっっ♡」であります。もはや、ハートマーク出ちゃってるよ!筒井先生は本当にお約束の味というものをわかっていらっしゃるな....。
ふぅ......。もうね、あそこまでわかりやすい前フリをされると、後はどんな反応で真冬先生が感じてくれるのか待ちになるのが王道の流れというものですが、強がったりするでもなく、瞬殺で「あっ いや ダメえっ...」っていう最弱っぷり。もみほぐしにうるさいとか大爆笑もいいところである。(※ここまで様式美です)
まぁ、41話のデート回でも「はひゃぁんっ!!」とか言ってたしね!成幸くんがゴッドハンドというのを差し引いても、きっと真冬先生は感じやすいのでしょう(真顔)。薄い本がとても厚くなりそうで、とてもいいと思います....。
今週のあしゅみー先輩がヤバい
アカン・・・・・
で、更に問題なのがあしゅみー先輩ですよ。これはさすがにヤバ過ぎるでしょ...と。どう見ても青年漫画です。本当にありがとうございました.......!
もちろん、最近はあしゅみー先輩の防御力の低さに踏み込んでいくお話が多くなってきていたので、今週のお話であしゅみー先輩が一番大変なことになっていたのも、関係性重視論者から言わせてもらえば、普段との「攻守の逆転」を描くためなんだろうなぁとは思います。実際にそういう意図があることは間違いないでしょう。
でも...、それにしても今週の展開は頭のネジが2,3本はぶっ飛んでた(褒め言葉)なと言わざるを得ません。成幸くんのテンションが上がってきちゃったのと同様に、次第に筒井先生のテンションも振り切れてきてる様子がありありと作品に反映されてるようじゃないですかー。マジで今週の筒井先生は神ってるなって。
し・か・も!
極めつけは、あのあしゅみー先輩に「らめぇ...」「アタシの負けッ」「ゆるしてええっ!!」と言わせる始末であります。筒井先生渾身の「120パーセント技」の破壊力がしゅごい...。もう完全にノリノリである。
あと細かいポイントを申し上げるなら、この構図だと完全に成幸くんからあしゅみー先輩のスカートの中が見えてしまってると思うんですよね。まぁ、既にそんな些細なことをツッコむような次元のシーンでもないっていうのが最高にロック!ということなのでしょうけれど...笑。
(とりあえず、単行本の幕間で成幸くんのマッサージに悶絶している水希ちゃんの姿が目に浮かぶので、収録予定になる10巻の発売が今から楽しみですね!)
武元うるかの嫉妬にも注目!
うるかの正妻感がすごい...
また、今週のお話で非常に興味深かったのはオチ担当のうるかの反応でしょうか。
むしろいつもなら、真っ先にビクンビクンしそうな立ち位置のヒロインなのに...冷めた口調で「ふーん たしかにうまいじゃん」と一言。もはや、その姿は「浮気を問い質す妻」のそれと何ら遜色がない風格が見て取れました。これが非常に面白い。
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なんせ、72話では成幸くんの首にあるキスマークを発見しただけでめちゃくちゃ慌てふためき、凄まじい迷探偵っぷりを発揮していたわけですからね。
それなのに、今回は理珠ちんや文乃さんとのあれこれ(ここに真冬先生が入っていないのも76話を踏まえた変化としては面白い)さえも的中させる名探偵ぶり。マジでうるかが覚醒している.....と言わざるを得ません!
やはり、留学の件をきっかけに、うるかの立ち位置が少し変わってきているということなのでしょう。今週はあしゅみー先輩との攻守の逆転が描かれていたけれど、それ以上に「うるか⇔成幸くん」の攻守関係の変化が輝いていたなって印象を受けます。それが今後の物語にどう影響してくるのか楽しみなところですね...。
つ・ま・り!なにが言いたいのかというと....、
やはり文乃さんは天使!
今週の文乃さんもウルトラスーパー大天使だったなってことです!
問28のオチ担当は文乃さんだったのに...、なぜ今回はうるかなんだ...と文乃さんスキーたちの心の叫び声が聞こえてくるようですが...、文乃さんが可愛かったことに比べればそんなのは些細なこととも言えましょう。
そう、可愛ければ全てオーケーなのです。それがラブコメ界唯一絶対の法則!ゆえに宇宙一可愛い文乃さんこそが世界の中心であり、グローバルスタンダードであり、法律...という図式が成り立つ!そのうち教科書にも掲載されることになる世の真理になっていくことでしょうね。
だから...もう悩まなくていいんだ...。Bカップ以上は「罪」にしてしまえばいいんだ...。むしろ、成幸くんはそのゴッドハンドで文乃さんの心のマッサージをしてくれるって僕信じてるから!
というわけで、そんなことを考えさせられる今週の文乃さん回(当社比)も最高に楽しかったなと思いました。これからも文乃さんの活躍を楽しみにしております!
※本記事にて掲載されている情報物は「『ぼくたちは勉強ができない』/筒井大志/週刊少年ジャンプ」より引用しております。