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【芸能・社会】

タキツバへKAT-TUNの思い ツアー横浜公演初日

2018年9月15日 紙面から

 アイドルグループ「KAT-TUN」が14日、横浜アリーナで最新アルバム「CAST」を引っ提げた4年ぶり全国ツアー(8都市23公演)の横浜公演初日を迎えた。公演前に本紙などの取材に応じ、今月10日に解散した先輩グループ「タッキー&翼」について、メンバー3人がそれぞれの思いを語った。

 KAT-TUNは2001年に6人体制で結成され、06年に華々しくデビューを迎えたが、16年3月にメンバーが3人まで減り、同5月から充電期間に入った。それぞれがソロとして成長を遂げた上で、昨年大みそかから元日にかけての年越しライブ「ジャニーズカウントダウン2017-2018」で約1年半ぶりに再始動した。

 タッキー&翼も昨年9月から活動を休止したが、デビュー15周年イヤー最後の日だった今月10日に解散。滝沢秀明(36)は年内で引退し、今井翼(36)も近くジャニーズを退所する。

 「Jr.時代、相当お世話になったんで、今回お二人が出した決断というものは、寂しいなという気持ちは正直ありますね」。亀梨和也(32)は表情を曇らせた。充電という同じ境遇を経験したからこそ、先輩たちにも復活してほしかったという本音をのぞかせた。

 滝沢はJr.時代、同世代のリーダー的存在で、今井も「ダンス班」代表として存在感を放っていた。タッキー&翼が02年にデビュー後、KAT-TUNはそのバックダンサーとなり、その背中から多くを学んだ。

 上田竜也(34)は「僕らが生意気だったころから、滝沢くんや翼くんは『おまえら、そのままでいいんだよ』と言ってくれて(タッキー&翼の)ライブでもマイクを持たせてもらいました」と述懐した。

 滝沢は引退後、ジャニーズJr.育成プロジェクト専門の関連会社に所属し、ジャニー喜多川社長(86)を補佐する。中丸雄一(35)は「滝沢くんの次世代スター育成はとても興味があるというか、楽しみがありますね。ジャニーさんが培ってきた50年以上のエンターテインメントのノウハウと、滝沢くんのセンスがどう混ざるか楽しみです!!」と期待を込めた。

 一方、メニエール病の療養に専念しながら個人での活動再開を目指す今井に対しても、亀梨は「翼くんもいろんなものに才能のある方なので、退所されても僕らにとっては先輩であり、刺激をいただける存在には変わりないのかなと感じています」と敬意をにじませた。

◆3人の息ぴったり

 元日に再始動したKAT-TUNにとっての4年ぶり全国ツアーは、活動休止中も待ち続けてくれたファンへのお礼行脚の気持ちが込められている。上田は「アリーナという距離で顔を見ながら、お客さんの反応をじかに聞きながらやれるのがうれしいです」と喜びをかみしめた。

 天井につるされたリフターに乗って3人が登場すると、ファン1万5000人が大歓声を上げた。7月18日発売のアルバム「CAST」は、3人という新たなグループの意識した作品で、その中から「Ask Yourself」や、デビュー曲を3人バージョンとして制作しなおした「Real Face#2」など26曲を披露した。

 3人でのステージについて、上田は「口に出さずとも、3人の空気感や表情だったりがわかる。あうんの呼吸ができています」と絆をアピールした。

 

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